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皆さんの”おふくろの味”はどんな料理でしょうか?

皆さんの”おふくろの味”はどんな料理でしょうか?
私の”おふくろの味”はコロッケです。

私はいつも「今日の夜ご飯はなに?」と母に聞く子どもでした。
(大人になった今は、そう聞かれることはなんて負担に感じることだっただろうと思いますが…笑)
でもそれで夜ご飯がコロッケだと聞くと、とても嬉しかったです。
スーパーで売られているコロッケも好きですが、母が作るコロッケが特に好きでした。というのも、少しアレンジが入っているのです。

母が作るコロッケは、コロッケの材料であるじゃがいも・牛ひき肉・玉ねぎ・にんじんの他に、コーンクリーム缶を使います。
作り方はいたって簡単で、材料を合わせる時にコーンクリーム缶を好きな量入れるだけです。それによって、クリームコロッケほどではないけれどなめらかな口当たりと、コーン粒のぷちっとした食感を楽しむことができます。
余ったクリームコーン缶は、牛乳で伸ばしてコーンスープにします。あるいは水と鶏ガラだしで伸ばして、溶き卵を入れて中華コーンスープにする時もありました。いずれにせよ、コロッケの日は必ずコーンスープでした。
コーンスープも好きなので、コロッケとコーンスープの両方が出てくる夜ご飯は最高でした。

コロッケだとご飯と合わないという意見もあるようですが、私は余裕です。じゃがいもの甘さと、ご飯の甘さ。(+我が家の場合はコーンクリームの甘さ)同じ炭水化物ですが、口の中で異なる甘みを感じて、悪いことをしているような、背徳感のある幸せが体中を駆け巡ります。

ただコロッケを作るのは面倒です。まず材料を揃えて切る時点で面倒ですし、じゃがいもを時間かけて茹でて潰すのも面倒です。しかもそれだけで終わらず、小麦粉・溶き卵・パン粉をつけては揚げなくてはいけないのが致命的です。スーパーに行けば、激安でコロッケが買えます。もうコスパを考えたら作らないで買ってきたほうが良いでしょう。だから年に数回、気が向いた時にしか作っていません。でも、夫に何食べたい?と聞くと、コロッケだと言うのです。夫が好きな私の料理の一つに入っているようです。

コロッケにコーンクリーム缶を入れるということは、祖母がやっていたそうで、それを母が引き継いだそうです。私もいつか引き継げたらと思います。こうして、各々の家で”おふくろの味”が引き継がれているんだろうなと考えると素敵ですし、そうやって引き継がれるには理由があると思うので、そんな料理を作って食べてみたいなと思います。
皆さんの”おふくろの味”、コメントいただけたら嬉しいです!


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