2024年10月の質疑応答集公開と所感
■2Q決算発表後(9月13日発表)のIR状況について
2Q発表後は以下の個人投資家向けIR活動を行ってきました!
・グロースキャピタル 個人投資家向けIR説明会
・KabuBerry 個人投資家向けIRセミナー
・湘南投資勉強会 個人投資家向けIRセミナー
また、ヘッジファンド中心に機関投資家さんとの1ON1も5件程度ありました。少ないのでもっと努力しないとです。
■2Q決算(発表後一定期間も含む)におけるトピックス
・期初業績予想について売上は達成 営業利益は大幅未達
・それに伴い通期業績予想を修理
・原因はWebソリューション事業における案件炎上
・他の2事業は計画どおり推移
・上期配当実施及び下期配当予想は期初発表どおり
・M&Aを2つ実施(1社は6月、1社は10月)
・自社株買い実施(10月17日開示 18日より買付スタート)
決算発表等の資料はこちら👇
■質疑応答を開示
セミナーや株主様からの質問、機関投資家との1ON1にて多く頂いた質問の質疑応答を公開しました👇
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01846/96c08e6b/4a96/447d/9957/094d9919396b/20231023160250967s.pdf
質問の傾向
本当に多岐な観点で質問をいただくのですが、今回は業績予想修正があったのでその原因や、今後について多かったです。
・業績予想の修正原因になったWebソリューション事業での炎上案件内容
・その炎上案件の収束状況
・その炎上案件の課題と対策
・株価下落に対する株主還元
・成長戦略のM&Aについて
などになります。
■3Q以降の見通しについて
・Webソリューション事業
👉上期に案件が炎上しましたが9月(当社3Q)に収束しました。10月以降は該当案件で損益へ影響を与えることはありません。収束のために投下した人員を他の案件へじょじょに移行して収益を上げ、下期を通して回復基調へ乗せていく事が重要なミッションになります。
・デジタル人材育成派遣事業
👉アピリッツ、グループ会社のY’s社ともに計画どおりです。下期もこのトレンドを継続していく事が重要ミッションになります。グループ会社が福岡に進出して若干の投資が発生しますが、それは業績予想に織り込んでいます。
・オンラインゲーム事業
👉自社ゲーム・受託開発、運営、運営移管ともに計画どおりです。3Qは周年イベントがありますので、こちらの成否によって上振れる要素はあります。開発中の自社ゲームは引き続き品質向上のため開発を継続しまが、期初の計画から上振れるような投資は行いません。また現在、運営移管を2件ほど交渉しています。無事に移管が決定した場合はこちらは来期への損益寄与になります。
・3Qから4Qへの数値の推移について
👉Webソリューション事業の案件炎上は9月に収束しましたが、当社3Qは8月・9月・10月になります。3Qの期中までは影響が出るために、3Qで急速に業績が回復することはありません。しかしながらオンラインゲーム事業では3Qは周年イベントがありますのでその結果次第ではカバーできる見込みが0ではないです。そういった観点も勘案して通期業績予想を出していますので、現在発表している通期業績予想の着地へ向けて下期全体で見てもらえるとよいと思います。
・株主還元について
👉今回の業績を受けて株価は下落をしています。株主さまへはご迷惑とご心配をかけてしまっている状況、また財務状況等を勘案して上期の配当は期初予想どおりに実施しています。また通期の配当予想も期初を据え置いています。配当利回りなどをもっと上げるようにとのご要望もありますが、この点に関しては十分に社内で検討していきます。
また10月17日に自社株買い開始も発表しています。こちらも今回は株主還元の1つとして実行しています。過去の株数の約3倍の株数を目標に実行しています。
・成長戦略のM&Aについて
👉今期すでに2社のM&Aを実施していますが、引き続きソーシングは継続しています。小型案件ばかりで、業績予想の修正が必要なレベルの大型案件を実行してほしいとの要望もいただいていますが、決して小型案件に限って進めているわけではありません。こちらもQ&Aに回答していますので、方針をぜひ見てみてください。
■所感
今期の上期はこのような結果になり、株主さま、またお客様にご迷惑とご心配をかけることになりました。結果として積み上げた信頼もなくしたわけで、三方良しではなく三方ダメになる結果です。
非常に申し訳ありませんの一言です。
Webソリューション事業における案件炎上は受託開発である以上は発生可能性を0にすることは難しいのですが、過去そのような事は発生していなかった心理的なバイアスはあったと個人的に思っています。潜在的にリスクがあるものの過去に顕在化していなかったためです。
今回、それを受けて早急に組織体制と課題の打ち手を打ちました。しかしながら株主さまからは最初からやっておくべき事であるとのご意見もいただき
返す言葉もありません。
ここからはまた失ってしまった信頼を1つ1つ積み上げるのみだと思っています。
悪い時に逃げない
この1点をまずは今期末で業績予想どおりに着地させること、そのあいだに課題の打ち手のPDCAを回すこと、IRできちんと説明責任を果たすことを念頭に進めていきます
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