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#ニコラス・G・カー
「ITと企業経営」シリーズ 第5回 IT does’t matterの衝撃 (2011年2月) 生産性新聞
ハーバード・ビジネス・レビューの2003年5月号にニコラス・G・カーの”IT Doesn’t Matter”という論文が掲載された。米国だけでなく世界中で大論争を巻き起こした論文である。言うまでもなく、”IT Doesn’t Matter”のITとは情報技術のことであり、この論文のタイトルはITとitを引っ掛けた洒落になっている。直訳すれば「ITは重要ではない」とか「ITなんかどうでもいい」であ
もっとみるソフトウェアのコモディティ化 (2010年9月)
IT Doesn’t Matter
もう7年前になるのに、今読んでも”IT Doesn’t Matter”に古さは感じられない。この論文は、ハーバード・ビジネス・レビュー2003年5月号に掲載されたもので、著者はニコラス・G・カーである。
カーは、この翌年にこの論文をベースにして”Does IT Matter”という本を出版している。この本は2005年に日本語に翻訳され「ITにお金を使うのは、