年賀状という習慣は終わりかもしれない
日本人ならみんなそう思っていると思う。
平成31年の年賀状は激減した。
郵便局員による、いわゆる自腹営業がなくなったせいで年賀はがきの売り上げは激減。
加えて、一昨年の郵便料金の値上げが今回の年賀はがきに適用され、一般の年賀はがきの売り上げも低下。
「平成最後の年賀状」をうたったコマーシャルだったが、逆に年賀はがき離れが進む結果となってしまった。
来年は年号も変わり、そこでまた「○○最初の年賀状」とかコマーシャルされそうだが、今回以上に年賀状離れは進むだろう。
かつては、年末の年賀はがきの準備作業に「終わりが見えなかった」というほどだったらしい。
それも年々減っていき、今回も例年通りの増員のおかげで年賀はがきの準備作業が苦痛ということはなかった。
そもそも郵便局で取り扱う郵便物は、他の運送業者と異なり「信書」を取り扱うという面で一線を画している。
しかし、普段取り扱う郵便物といえば、企業からのダイレクトメール、定期刊行誌などが中心で、請求書類・公共料金などを除いた信書となると、一日に何通あるものか?
年賀状についても両面ともにプリントされたもので「これが信書か」と思う。
そんな両面プリントされた年賀状を送ったり送られたりするくらいなら「SNSやメールでいいじゃないか」ということだ。
来年は間違いなく年賀状は更に減少する。
現に「年賀状は今年で終わり」というお客さんからの声の裏づけもある。
郵便局に勤める者としては「年賀はがきの減少に併せて人員が削減されてしまう」という体制が心配だ。
近い将来、郵便局も大幅な人員削減ということもありそうだ。
その前に、年末年始のアルバイトは今回で終わりだろう、きっと。
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