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おうじまキャンプ場の魅力化は、なぜ久米島全体の観光振興に重要なのか

こんにちは、石坂です。

僕が経営する会社「合同会社PLUCK」では、久米島町保有の施設、「おうじまキャンプ場」の指定管理、魅力化そして収益化に取り組んでいます。

もともとキャンプが好きで多いときは年間50泊くらいしていた人間なので、アウトドアに関する事業に取り組めることは大変嬉しいのですが、

このプロジェクトに関しては個人の楽しみではなく、久米島の観光を盛り上げるために必要だと思ってやってます。

この記事のタイトルはちょっと大げさですが、「おうじまキャンプ場の活性化は久米島の観光振興に大きく寄与する」という思いは変わりません。

同じ課題意識を持った人を島内外に増やしたい。そう思いキーボードを叩いています。

※2023.3.28追記
奥武島キャンプ場を一緒に盛り上げて下さる仲間(キャンプ場スタッフ)を募集しています! よければ以下ご覧ください!
http://shimagurashi.net/jobs/20230302_pluck/

久米島の観光振興に関する長年の課題

コロナ禍に入る前から、久米島の観光には以下3点の課題がありました。

1.【夏季への集中】夏にお客さんが集中しすぎ
2.【冬季の閑散】冬のお客さんは1~2泊で帰ってしまい、地域にお金が落ちづらい
3.【雨天の観光】雨や曇りでも楽しめるコンテンツが少ない

ちょっと詳しく解説します。

1.【夏季への集中】夏にお客さんが集中しすぎ

久米島町の観光の課題は第2次久米島町観光振興基本計画に網羅されてますので、こちらをもとに解説していきます。

こちらのグラフは、コロナ禍前(2017)の久米島における観光客数の月別推移です。

https://www.town.kumejima.okinawa.jp/docs/2kankou-keikaku/file_contents/keikaku.pdf

8月に16,187人。最も観光客さんの少ない4月は4,537人で、オンシーズンとオフシーズンの人数差が激しいんです。

人数差が激しいと、混雑や環境負荷などのオーバーツーリズム問題や、どうしても通年雇用につながらないため非正規雇用に頼らざるを得なかったり、観光への設備投資の判断が踏み切れなかったりと、事業者にも観光客さんにも双方にとってあまり良いことはありません。

そのため夏以外の時期にもお客さんを増やすことが長年の課題となっていました。

2.【冬季の閑散】冬のお客さんは1~2泊で帰ってしまい、地域にお金が落ちづらい

資料によると、8-9月は2-3泊のお客さんが多く、1人あたり平均消費額は7.5 万円。一方11-12月は1-2泊のお客さんが多く、平均消費額は約5.6万円だそうです。

https://www.town.kumejima.okinawa.jp/docs/2kankou-keikaku/file_contents/keikaku.pdf

滞在日数と消費額はそれなりに相関すると思いますので、できるだけ長く地域に滞在してもらい、楽しんでもらうことが島の経済の活性化には重要だと考えております。

3.【雨天の観光】雨や曇りでも楽しめるコンテンツが少ない

これは定量的なデータが見つからなかったのですが。

久米島町観光振興基本計画に記載の「久米島観光の弱み」の中に、「海以外の体験型プログラムが不足」「雨天時のサービス、プログラムが少ない」というのがあります。

https://www.town.kumejima.okinawa.jp/docs/2kankou-keikaku/file_contents/keikaku.pdf

実際に雨の日に島内をうろつくと、実際のところ、退屈そうにしている観光客さんの姿をそこかしこに見ます。観光に来る友達にも「雨の日、何したらいい?」と聞かれるのですが、毎回返答に窮しています。

課題解決としての「おうじまキャンプ場の活性化」

これらの課題を解決する可能性として、キャンプ場でのアウトドア体験を考えています。それぞれの課題に関する解決の方向性は以下です。

1.【夏季への集中】
→沖縄のキャンプは夏以外がシーズン
です(夏は暑いので、日中のバーベキューなどには良いですが、夜のキャンプ泊には正直あまり適していません)。久米島でキャンプを楽しむ観光客さんが増えれば、必然的にオフシーズンの活性化につながります。

2.【冬季の閑散】
キャンプは滞在型のコンテンツですので、必然的に島での滞在日数が伸びやすいです。「1泊はホテルで、もう1泊はキャンプで」などという期待もちらほら聞こえますし、実際そのようにして楽しまれている方もいます。

3.【雨天の観光】
→コンテンツによっては雨や曇りでも楽しめます。

僕自身好きなのは、雨の日にタープの下で焚き火をしながらのんびりコーヒーを飲んだり、のんびり読書を楽しむ時間です。

雨の日でも楽しんで頂ける体験も、おうじまキャンプ場では用意しています。

プラスして、キャンプは地域の食と相性が良いです。地域の特産品の消費増も見込めます

おうじまキャンプ場の活性化に向けて、ご協力をお願いします

とはいえ、課題は山積みです。

「離島に来てダイビングをする」という市場はありますが、「久米島に来てアウトドア体験をする」という市場はほとんどありません。ので、新しい市場や文化をつくっていかなければならないのです。

アウトドア体験サービスを新しくつくったり、キャンプ場の貸切利用を可能にし、イベント利用をしやすくしたり、役場の担当者さんと相談しながら利用のルールを改定したり・・・色んな取り組みをしていますが、予約が台風やコロナで飛んだりもおきています。

色んな困難にも負けず頑張っていきます。見ていてください。そしてよければ、ぜひお力を貸してください。

・おうじまキャンプ場を利用されたことのある方は、ぜひgoogleマップでの評価とクチコミを記入下さい

まだ利用されたことのない方は、ぜひ一度利用してみてくださいキャンプ用品のレンタルもあります。最近ハンモックを吊るしました。寝心地は最高です。

観光でいらっしゃるお客さまに、ぜひキャンプ場もPRください日帰りで楽しめるアウトドア体験も用意しています。


みなさまのお力をお貸し下さい。よろしくお願いします!

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