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記事抜粋6

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[1] 半導体は「現代人の必須教養」になった!世界中で“半導体戦争”が起きている理由 (msn.com)

  1. 半導体物性物理までは知らんでもいいけどな。どうせド文系には無理だし。

  2. スマートフォンやパソコンをはじめとした電子機器、自動車や電車など、私たちの身の回りであらゆるものに使われている“半導体”。いまや、人々の生活や産業インフラに欠かせない存在となっています。しかし、半導体という言葉は知っていてもその意味や役割は知らないという人も多いのではないでしょうか? そこで、ビジネスシーンで求められる、大人の教養としての半導体を高乗正行(幻冬舎)から一部抜粋して解説します。※本稿は、高乗正行(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

  3. まあ、そのレベルでいいから知っとけってことだ。

  4. 世界経済を語るうえで中心的存在になりつつある半導体 「半導体は産業の米」という言葉がありますが、これはもはや古びた言葉です。米は、日本の食料安全保障の要に位置づけられる存在です。しかし2022年の今、半導体はそんな米に例えるだけでは、その重要さを言い尽くせない存在になったといえるでしょう。2021年の国際連合(国連)の調べによると、世界の総人口は約78億7500万人です。それに対し2021年の半導体の出荷個数は、米国半導体工業会(SIA)によると約1兆1500億個、出荷額は約72兆円です。つまり世界全体で見ても1人あたり1年間に約9175円、約146個の半導体が供給されている計算になります。半導体の使用量は先進国であるほど多く、日本国内だけでも出荷金額は4兆8000億円あり、それを全人口1億2000万人で割ると、日本人1人あたり1年間におよそ4万円分の半導体が供給されていることになります。半導体が1個あたり数十~数千円であることから考えると、日本人がかなり多くの半導体に依存しながら生活していることが分かります。もちろん世界経済に大きな影響を与えるものは半導体以外にもたくさんありますが、半導体業界に何か大きな出来事があったとき、影響を受けない産業はないといっても過言ではありません。半導体が世界の経済に及ぼす影響はそこまで規模、範囲ともに拡大しているのです。そんな今、半導体を知らずに世界経済を見ても、事象の表層しかとらえられないでしょう。半導体の知識は今やビジネスパーソンにとって必須教養の一つになっているのです。

  5. ついでに言えばアーキテクチャも知らんでいいわ。誰かがどこかでうまくやってくれているって思っときゃいい。どうせド文系には無理だし。

  6. コロナ禍で叫ばれる半導体不足 2020年の2月頃、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界を騒がせ始めました。それとともに始まったのが、世界的な半導体不足の騒動です。半導体不足により、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーの工場が生産を停止し、新車の供給が遅れ中古車の市場が過熱したり、給湯器やエアコンなどの修理用部品がなかなか届かず修理ができるまで長い間待たなければならなかったりするなどの話題がニュースで取り上げられました。これはまさに世界経済を語るうえで半導体が欠かせないことを象徴する出来事です。半導体なくしては世界経済を語れない理由は、大きく次の3つにまとめられます。

  7. 1つ目は「半導体はほかの何物にも代えられない」という点です。電子機器を構成する1000個の部品のうち、たった一つの半導体が不足してしまうだけで電子機器が製造できないという事態が発生します。スマートフォンやタブレット端末に代表されるように、私たちの生活が急速にデジタル化し、新しい半導体応用機器が普及するのに伴って半導体の需要が伸び続けています。さらに最新機種に使われる半導体の量もうなぎのぼりに増加しています。例えば昔の自動車のスピードメーターは機械式という方式が使われており、トランスミッションの回転数がギアやフレキシブルシャフト、磁石などを介して指針に伝達されて速度が表示されていました。この方法は、機械的な接触によりスピードメーターの指針を動かすため、半導体を必要としません。しかし、現在では機械式のスピードメーターを用いた車はほとんど見られなくなっています。現在スピードメーターに使用されているのは電気式や電子式です。車速センサや車輪の回転センサが受け取った情報を、パルス信号に変換して指針を動かしたり、センサからの情報を元に演算を行ってモニターにデジタル表示したりします。この方式では、センサだけでなく、パルス信号への変換や演算を行う半導体が使われます。このように自動車の中のさまざまな機能が電動化されたり、さまざまな制御が電子化されたりすることにより、半導体需要が増加しているのです。半導体の需要はとどまるところを知らず伸び続けているので、半導体がなくなればあらゆる経済活動が止まってしまいます。

  8. 2つ目は「半導体は多額のお金が動く巨大産業である」という点です。半導体市場は世界的に活況を呈しています。2022年の世界における半導体製造への設備投資総額は1904億ドル(IC Insights 発表)で日本円にして約25兆円といわれていますし、2021年に熊本県に建設されることが発表された半導体ファウンドリ(半導体チップの製造を行う企業)世界最大手の台湾TSMC(台湾積体電路製造)の半導体工場は約9800億円の建設費が投じられるといわれています。原子力発電所の原子炉1基の建設費が4000億円前後であると考えると、半導体製造工場の建設がいかにコストのかかるプロジェクトであるかが想像しやすいと思います。半導体製造工場は発電所や化学プラントのように広大な敷地にある巨大な設備になるわけではありません。そのため新たに土地を取得しなくても製造設備を増強できますが、需要が増えたからといって簡単には製造能力を増やせないのです。さらにいえば、たとえ半導体製造工場を新設したとしてもすぐに半導体不足が解消されるわけではなく、半導体製造工場を建設して半導体を生産するには、莫大なお金と時間が必要です。半導体不足に対応しようとして半導体製造工場の新設を決めたとしても、工場の新設を決めてから生産を始めるまでにおよそ2~3年はかかり、生産を始めても出荷できる製品になるまでには数百を超える工程を経る必要があり、さらに数カ月の期間を要します。そのため世界の半導体市場では常に、自分たちが必要とする半導体を作ってくれる工場の取り合いになっています。

  9. 3つ目は「半導体のサプライチェーンは非常に危ういバランスの上に成り立っている」という点です。半導体は、世界経済や世界情勢の影響を特に受けやすいという特徴があります。なぜなら半導体を製造するため、また流通させるためのネットワークは世界中に張り巡らされているからです。ついでに言えば、ロシアに渡っちゃいけないはずの半導体が中国経由やカザフスタン経由で流れたりもするな。2020年2月頃から新型コロナウイルスによるパンデミックが世界に広がり始め、さまざまな経済活動が停止したため、自動車業界は「これでは新車が売れなくなる」と、当初は減産計画を立てて半導体の発注量を減らしました。これが半導体不足で自動車が生産できなくなった一番の原因です。自動車業界が半導体の発注量を減らしたとき、世界では半導体の供給が不足していたうえに、巣ごもり需要の効果で動画配信などの需要が急激に伸び、タブレット端末やパソコンなどの出荷台数が増えていったのです。そのため自動車の減産によって空いた半導体製造ラインは、すぐさまほかの業界が取得していきました。自動車業界の誤算の一つは、コロナ禍がこれほどまでに長引くと予想していなかったことかもしれません。あるいはコロナ禍において、公共交通機関が不安視されて自家用車の需要が伸びることを予想していなかったことかもしれません。例えば米国ではすでに浸透していたライドシェアリング(相乗り)サービスを利用すると新型コロナウイルスに感染する危険性が高まるのではと不安視され、自家用車で移動する人が増えました。中国ではコロナ禍により自動車の需要はやや落ち込みましたが、もともと自動車自体の需要が好調だったために、早期に需要が回復しました。日本でもコロナ禍が始まった直後には自動車販売が落ち込んだものの、その後はコロナ前よりも需要がやや増えています。そのため自動車業界が今までどおりの生産を再開しようとしたときには、すでに半導体の生産ラインに空きはなく、半導体の供給が滞るという事態が発生したのです。そんな半導体不足に拍車をかけたのが、半導体製造工場で相次いだ火災です。火災の原因はさまざまですが、主に半導体製造装置の接触不良や半断線、過電流などが挙げられます。2020年10月には旭化成エレクトロニクスの半導体製造工場(宮崎県延岡市)で、2021年3月にはルネサス エレクトロニクスの生産子会社であるルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリングの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で火災が発生し、それぞれ長期の生産停止を余儀なくされました。それにより自動車産業のみならず、多くの産業で半導体が入手できなくなり、半導体不足の騒動はより大きくなってしまったのです。1つの工場停止により業界全体が生産停止に陥るのは、半導体業界に限った話ではありません。2007年に発生した新潟県中越沖地震では自動車部品メーカーのリケンの工場が被災して生産ラインがストップし、多くの自動車メーカーで車を生産できなくなりました。2011年7月に発生したタイの大洪水では電子部品などの供給が滞り、日本でも照明器具が手に入りにくくなるなどの問題が発生しました。経済がグローバル化しサプライチェーンが世界中に張り巡らされる現在、1カ所で起こった事故や災害により、半導体や電子部品が入手できず多くの最終製品が生産できなくなる問題は、いつどこで発生してもおかしくありません。半導体業界では2021年以降に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で製造に必要な部材や材料、製造装置の生産・流通がたびたび停止しました。またコロナ禍が続くなか、2022年の4~6月頃に起きた中国のロックダウンによって人員不足が起き半導体製造工場が停止したことで、生産が止まった事例もありました。半導体の製造工程は世界経済の影響を受けやすいため、それが理由で半導体の供給が止まってしまい、その供給不足が世界経済に影響を及ぼすという悪循環が起こってしまうのです。このように、コロナ禍で叫ばれた半導体不足は決してコロナ禍だから起きた特別な現象ではないのです。現在の半導体と経済の関わりがたまたまコロナ禍というタイミングで分かりやすい形で見えたということでしょう。コロナ禍で半導体が不足した、それにより自動車が生産できなくなったというのは、あくまでも半導体不足の表層でしかなく、その裏には半導体特有の役割や業界構造、サプライチェーンの問題などが隠れているのです。半導体不足をただの一過性の経済の話題として消費するのではなく、半導体をよく知ったうえで、半導体と世界経済との関わりを見定めるきっかけにしてほしいと思います。

  10. ということで、半導体商社の鼻息が荒いのもわかるね。

  11. 半導体を巡って世界中で「半導体戦争」が勃発 半導体は今、世界経済に対する影響が非常に大きくなっています。半導体市場で巨額のお金が動くため、金融やIT、インフラなどと並ぶ影響力をもっています。またインフラや国防ですら半導体なくしては成り立たないので、国家安全保障に関わるのも事実です。そのためどの国でも、半導体市場で有利な立場を得るための戦略を練っており、半導体を巡り国と国が火花を散らす場面が増えてきました。特に米中半導体戦争は世界を巻き込み深刻化しています。2019年5月、米国政府は中国の通信機器最大手のファーウェイ(華為技術)を、2020年12月には中国の半導体ファウンドリの最大手であるSMIC(中芯国際集成電路製造)を、事実上の取引禁止リストであるエンティティリストに追加しました。リストに記載された企業に対し、米国企業が生産した半導体の取引を禁じたり、米国で発明された技術を使わせないなどの制裁を行うというのです。SMICで作られた半導体が、パキスタンでの核開発や弾道ミサイル開発に使われているほか中国やロシアの軍事的発展に関与しており、米国の国家安全保障や外交政策の利益に反しているというのが理由でした。一方、ファーウェイがリストに加えられた理由は、5G通信インフラ機器にバックドア(正規の手続きを経ずにシステム内部に侵入できるソフトウェア上の出入口のこと)を仕掛けられて、国家の機密情報や個人情報などが漏洩してしまうリスクが高いことです。ファーウェイの通信機器に搭載する半導体の多くは、ファーウェイの子会社であるファブレス半導体メーカー(工場を持たない半導体設計専業企業)の中国ハイシリコン(海思半体)が設計し、SMICなどが製造しています。ファーウェイがリストに加えられた結果、ハイシリコンやSMICといった半導体関連企業も大きな影響を受けることになりました。このほかにも米国は半導体に関して、次から次へと新たな手を打ってきています。例えばTSMCや韓国サムスン電子などには米国国内に半導体製造工場を建設するよう求めました。TSMCやサムスン電子にとっては、米国に工場を建設するよりは自国内に工場を建設したほうが投資額を抑えられるのですが、政府調達に使用される半導体は新しく米国に建設する工場で作らなければ買い取らないなど、米国がさまざまな政策を打ち出しているため、応じざるを得ない状況にあります。もちろん、日本もただ手をこまねいているわけではありません。ソニーセミコンダクタソリューションズやデンソーといった企業の出資のもと、熊本県にTSMCの半導体工場を誘致するなど、さまざまな方策を打ち出しています。このような政治的な動きを読み解くうえでも、半導体の知識が欠かせません。半導体の市場規模は今後もますます大きくなり、2030年には1兆ドル規模に到達するだろうといわれています。ビジネスパーソンとして半導体のことを知らないと恥をかくというのは決して誇張した表現ではないのです。

  12. 製造に関しては、日本もサプライチェーンの一角を担わせていただけることになった。ということで安心しておけばいい。決して良い仕事ではないが、田舎じゃほかに仕事も無いだろうから。

[2] “日韓軍事同盟”に過半数が賛成→北朝鮮・中国の脅威に対応、韓国政府傘下機関の世論調査 (msn.com)

  1. 韓国の世論調査で、北朝鮮や中国に対応するための日本と韓国の同盟に同意すると答えた人が5割を超えたことが分かりました。韓国政府傘下の「統一研究院」がきょう発表した世論調査の結果によりますと、「北朝鮮の脅威に対応するために韓国と日本は軍事同盟を結ぶべきだ」という項目に「ある程度同意する」や「とても同意する」と答えた人が、あわせて5割を超えました。また、「中国の脅威に対抗するため」の日本と韓国の同盟についても、同様に同意する人が5割を超えたということです。統一研究院は「米中間の競争激化によって国民の多くが韓日の軍事協力を地域の安全保障という観点で理解しているものと判断される」と分析しています。

  2. 5割弱は反対ってことです。あの国の半分は北朝鮮もどきなので。

[3] ロシアは原油減産義務を完全に履行=ノバク副首相 (msn.com)

  1. そう言っとけばいいです。それどころじゃない状況なのは皆わかっているので。

  2. 中東含め、ロシア産原油をさばきたい人はいるので。「アレ?減産されたはずなのに流通量が減ってない?」みたいな?

  3. 投機で値段が動いているので騒ぐほど需要が変動しているわけでもないです。

  4. [モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は4日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合後、国営テレビ「ロシア24」に対し、ロシアは減産義務を完全に履行していると語った。OPECプラスは4日、協調減産の枠組みを2024年末まで延長することで合意。サウジアラビアは7月に独自に追加減産を行う方針を示した。ノバク氏の事務所は、ロシアは来年1月1日から原油生産量を日量982万8000バレルに調整する予定で、先に発表した日量50万バレルの追加自主削減を考慮すると、生産目標は日量約930万バレルとなると発表した。ノバク氏は、原油市場は多かれ少なかれバランスが取れており、需要は増加しているとしながらも、燃料消費に影響を与えうる経済の手がかりとして、米国連邦準備理事会(FRB)を含む各国中銀の金利決定を注視していくと発言。金利決定が投資や石油・石油製品の需要に影響を及ぼしていると述べた。また、OPECプラスは必要に応じて決定を調整することが可能だともと述べた。5月に始まったOPECプラスの自主減産に関する2次資料のデータが今月中旬に得られるとした。

  5. 石油・石油製品の需要も多少変動するが、無くてはならんものになっているのでそう大きく変動するわけでもない。この小さな変化を大きく増幅して価格を変動させるのは投機マネーなのである。

  6. ついでに言うと、穀物価格も原油価格とそっくりな動きをする(笑)。
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俺が2014年にLinkedInを始めたとき(実はその前から別のアカウントで登録してはいたんだが全然使ってなかった。で、登録したことすら忘れていて、海外に行って行方不明になるのはマズいなと思って改めて登録したのだった。)、LinkedInで石油に関する論戦をやっているところに参加してみたんだが、皆さんの発言が過激で非常に面白く、

  • 「これからはBEVと再エネの時代じゃ!お前ら(サウジのこと)もう終わりじゃ!」・・・米国人

  • 「ガスガズラーの米国が石油使うのやめられるわけね―じゃん。何言ってんだ、お前?」・・・サウジアラムコ

  • 「石油しか売るもん無い国はどうしろって言うの?」・・・ロシア人

と、とっても楽しく盛り上がっていた。

世界は石油(と天然ガス、と石炭)で動いているのです。

俺は日本人だから(原油は必要だが、それを買うためにすごい額の金が日本から出て行っているので)、適度に油田開発に投資が向かうようでありながら、着実に需給が緩む方向に進むってのが好ましいわけだ。もちろん、世界にとってもそれは好ましい方向である。

[4] 中学生が教師に土下座強要、「恋愛インフレ」…週刊朝日が報じた混迷の時代 (msn.com)

  1. 俺はまだ学生だったのでよくわからないところも有った。どんな時代だったのか、平成バブル・・・。

  2. 1980年代、日本はバブル経済の熱狂に沸いた。だが、その後にやってきたのは長い長い不況。天国と地獄を味わったこの時代は、飛び切りの逸話の宝庫でもあった。「週刊朝日」の記事からも、当時の“熱気”が伝わってくる──。

  3. 長い長い不況は知ってる!!!

  4. バブルの狂奔の少し前、後のカネ余りの時代を予感させる出来事が起きた。1980年4月25日夕方、配達車を運転中の工員・大貫久男氏(当時42)が東京・銀座の歩道のガードレールの支柱の上に風呂敷包みを見つけ、自宅に持ち帰ると1億円分の札束が出てきた。「史上最高の拾得物」に国中が大騒ぎになったが、落とし主は名乗り出なかった。80年11月14日号の記事「みつけた!! 『1億円の落とし主』」では、「兜町の極めて質の高い筋」の話として、このカネは当時「兜町最大の仕手筋」と言われていた加藤アキラ(※)氏の事務所に運び込まれるはずだった3億円の一部だという説を報じている。運搬役の2人が車のトランクに現金を積んで現場付近まで行き、そこからは1億円ずつ事務所まで手で持っていくはずが、2人の行き違いもあり、作業途中でガードレールの上に風呂敷包みを放置してしまったというのだ。当時“ワケあり”なカネが現金で飛び交うのは日常茶飯事だった。<いろいろな事情で人目をしのばなければならない兜町のカネのうちの大きな部分を占めるのが、政界のカネである。かつて政治家は土地ころがしで資金を捻出していたが、土地税制の強化でそれにうまみがなくなり、いまはもっぱら株をやっている>果たして今回のカネは、どんな事情を含んでいたのか。本誌は当の加藤氏を直撃している。<──一億円の落とし主は加藤さんだといわれていますね。「ハハハ……、ええ、そうやっていや、これですね、(中略)どういったら嘘にならないのか、とにかく、いずれにしろ時ですね。やっぱり、時が、ある時がいると思うんです。(中略)そのまあいろいろありますわ。いろいろですね」>奥歯にものの挟まったような微妙な反応。その後も結局、真相はわかっていない。一方、一躍有名になった大貫氏のもとには、脅迫状や借金の申し込みも届いた。大貫氏は本誌の取材にこう語る。<「いままでぼく、堅実をモットーにしてきた男ですし、石橋を叩いても渡らないくらいの性格だから、周りでゴチャゴチャいわれても、どうってことないですよ。ここへきて、慌ただしくなって、体重も減りかげんになってますけどね>一時は変装までして人目を忍んだ大貫氏。大金を拾えたのは、決して偶然ではなかったと語る。<「常日ごろから、リサイクルというか、ぼくは心がけてるんです。無駄にしないように。そう思って見ると、まだ使える物が、たくさん捨ててあります。人から見ると理解できないかもしれんが、ぼくにはだから自然に(一億円の包みを拾うことが)できたんです」>

  5. そう言えば「有るところには有るんだな」って大人たちが話していた。つまりその大人たちのところには金が無かった。そんなところに俺は住んでいた。

  6. この時代、教育現場は混乱に陥っていた。83年3月4日号の記事は、すさまじい校内暴力の実態を浮き彫りにしている。83年2月15日、東京都町田市の市立中学校の玄関で、英語教師が生徒から罵られた上、靴の泥落とし用の金属製のマットで襲いかかられ、反射的に相手の男子生徒Aを果物ナイフで刺す事件が起きた。世論の受け止め方は、現代からすると意外だ。<いま、同中には毎日、全国から二、三十通の手紙が舞い込んでいる。全部が刺した●●(原文は実名)に同情し、「ツッパリ生徒はびしびし殴れ」といった内容だそうだ>事件は、英語教師がAの親分格で「ツッパリ組の一人」だった男子生徒Bをクラブから追放したことがきっかけで起きた。英語教師の言動もBに「やめても行けるクラブはないだろう」と言い放つなど行き過ぎだったようだが、それでも同情が集まったのは、当時の学校が置かれた状況のせいもあるだろう。事件前年の秋からの学校の様子は次のようだったという。<まず急速に生徒の服装が乱れ始めた。それまで全校で数人だった男子のパーマが、あっという間に二、三十人になった。教室のドアなどが、けっとばされて壊されだし、水道の蛇口がへし曲げられて折れた。授業中の教室からエスケープする生徒が目立ち始めた。職員会議で「生徒と話し合う。暴力を許さない」ことを決め、休み時間のパトロールや廊下での立ち番などを始めたが、教師たちの目を盗んで、廊下で爆竹が鳴り、いたるところが落書きで埋まった>もはや「学級崩壊」などというレベルではない。直接的な暴力もエスカレートしていった。<教師が殴られることが頻発した。騒ぎのたびに、ツッパリ組の生徒がワッと集まり、それをさらに「普通の子」が囲んだ。破壊もエスカレートし、三年の男子便所の仕切り壁がなくなった。ツッパリ生徒に土下座して謝る先生がついに出た。「アイツ『分かった分かった、やるよ』といって真っ青になって土下座したよ」と生徒たちが自慢げに吹聴して歩いた>

  7. これは覚えている。中学校に入ったとき、目立つ子は3年生がいる3階の上の屋上に呼び出され、極端に長い学生服を着た先輩たちの前に立たされ「先輩ナメたらいかんぞ!」と説教される。おれは可愛く「ハイ♡」とこたえてすぐに解放された。実際、可愛かったと思う、そのころの俺・・・。

  8. 90年代初めにはバブルが崩壊。日本は不況の長いトンネルに入っていくが、しばらくはまだ浮かれモードが続いていた。92年7月10日号の記事「平成ノ正シイ暮ラシ方ノススメ」では、大東文化大経済学部を卒業した「K君」が80年代後半に使ったクリスマス経費について“恋愛インフレ”と称しこう紹介する。<八七年のクリスマスでは、都内のレストランで食事。映画を見たあと自分のアパートでSEX、という貧乏デートですんだものが、翌八八年には、フランス料理のフルコースに渋谷の洒落たラブホテルと、ややグレードアップ。これが八九年になると、食事はイタメシ、プレゼントはカルチエの三連リング、夜の泊まりは六本木の全日空ホテルで、費用は十万円の大台に乗った。そして、迎えた九〇年は「東京は込むからイヤ」という彼女の一言のもと、軽井沢プリンスホテルをキープ。スキー代や食事代、往復の足代やなにやで十五万七千円にハネ上がった>ちなみにこの記事、ポストバブルは「ダウンサイジングライフ」が大切だとして、こう説く。<どうしてもBMWというなら、はなから新車をやめて、旧型の3シリーズにする>そもそも車を買わない若者が増えた昨今からすると、まだまだ贅沢な話に思えてしまう。

  9. サークルの先輩でいつもスーツでパリッと決めてるかっこいい人がいたが、金使いすぎて既に200万円くらい借金が有ると聞いた。「アホなんだな・・・」と思った。

  10. だが、不況の波は徐々に深刻化し、職場ではリストラの嵐が吹き荒れた。93年12月17日号の記事では、東京・有楽町にある国立の職業安定所「東京人材銀行」の室長のこんな談話を伝える。<「最近は、人事担当だった人がよく来るんです。仲間を切って切って、最後に自分が切られたんですね。人事のスペシャリストといっても、他社では通用しないんで、なかなか求人がないけどね」求職カードをみると、印刷会社で人事二十年の経歴をもつ、五十五歳の人が専門知識・能力の欄にこう書いていた。「勧奨退職実施、希望退職者募集」懲りない人である。高橋室長はこう付け加えた。「ほっとけば希望月収の欄に、八十万円だの百万円だの書こうとする人が多い。どうしても大企業ぐせが抜けない。だからあなたはクビになったんでしょう、そういうとたいていの人は四十万円ぐらいに落とします。なかには『ばかにするな』と怒り出す人もいますけどね」>

  11. 人事ってたいていそうだね。で、人材紹介業に流れていくと思うんだけど、結局何のスキルも身につかないんだね。ところで、そういう業界の人で「リスキリング」について語る人がいるんだけど「お前がやれば?」って思うよね(笑)。まあ、無理だろうけど。

  12. このころ、インターネットとパソコンの急速な普及が世界を変えつつあった。が、せっかく買ったパソコンも使い方がわからない人ばかり。96年10月18日号の記事では、アップルコンピュータなどのサポート部門に電話してくる「パソコン難民」について報じている。<「つながらないよ! パソコンはちゃんとセットしているのに、どうなってんだ」と、電話口で中年男性に怒られた。「順を追って説明してください」と尋ねると、「きのう買ったパソコンで、インターネットやろうと思って、電源を入れた」という。「それから?」と先を促すと、「それから電話をかけた」>この男性は、電話さえかければネットにつながると思い込んでいたのだ。他にも黎明期ならではの逸話が出るわ出るわ……。<「画面上の矢印が逆に動く」とクレームを受けたメーカーもある。これも故障ではなく、マウスを前後さかさまに持っていただけの話だった。「ねずみ(マウス)だから、しっぽ(コード)は手前に来るのが当然」と、このユーザーは開き直ったという><「環境(設定)を変えてといわれて、部屋の窓を開けた」「ウィンドウを閉じてというので、部屋の窓を閉めた」は、もはや業界の語り草。「フロッピーディスクをコピーしてくださいと表示が出たので、複写機でコピーした」「(ソフトは)立ち上がってますかと聞かれて、いすに座ってますと答えた」など、この手の話はキリがない>

  13. ネタか?

  14. 週刊朝日が101年間にわたって報じてきた市井の人々。たくましく、時におかしく生き抜いた彼ら彼女らこそが、時代の主役だった。(終)(本誌・村上新太郎、小泉耕平)

  15. まあ、楽しくてよかったな(笑)。

  16. 一つわかったのは、この時代の日本人、ほとんど馬鹿だ(たぶん、その前にエコノミック・アニマルとして頑張ってきた成果が出て、浮かれてしまったんだろう。)。その後のほうがむしろ利口になっていっている。長い長い不況と言いつつ、90年代は「もう一回復活させる」って機運が強かったし、21世紀初頭は景気も良かった。リーマンで打撃を受けたがこれではつぶれなかった。

  17. ただ、2010年は俺の推定と1年の誤差も無く「日本エレクトロニクスの終わり」が訪れ(20世紀末に『2001-2010年が日本エレクトロニクス最後の10年』と想定してその間に研究を片付けようとしておいて本当に良かった。ギリギリ間に合った感じだ。)、2011年に震災が有り、2012年には多くの人が「日本、もう、終わり。」と言うようになった。そこから落ち続けている・・・。日本全体が「ブラック企業化」している感も有る。

[5] 2024年には関東で「あまおう」が食べられなくなる? ブラック労働のつけがきた…日本の農業が直面する危機 (msn.com)

  1. コロナ禍のせいで、それまで外国からの労働力を頼っていた農業現場は深刻な人手不足に陥っている。さらには生産問題だけではなく、農作物を消費者に届ける流通システムにも危機が迫っているという。こうした日本の農業の危機を『人口減少時代の農業と食』(ちくま新書)より、一部抜粋・再構成してお届けする。

  2. 食卓をおびやかすのは「2024年問題」 われわれ日本人が、四季や土地を問わずに、さまざまな種類の農産物を味わえるのは、物流の発達が大きく寄与している。自分の地域では作っていない、あるいは作れない農産物であっても、物流業者が遠隔地の産地から野菜や果物を安定して届けてくれる。食卓に彩りがもたらされるのは、全国にくまなく物流インフラが整ったおかげであるといえる。ところが、当たり前と思われてきたこの日常に、いま、陰りがさしている。食卓をおびやかすのは「2024年問題」だ。労働基準法の改正により、物流業界では2024年4月1日以降、年間の時間外労働時間の上限が960時間に規制される。すなわち、残業時間は月平均して80時間が上限となる。これは、もちろんドライバーも対象である。物流業者は違反すれば、「6カ月以下の懲役」、または「30万円以下の罰金」が課せられる。これによって発生する諸々の問題の総称が「2024年問題」なのだ。もちろん、その影響は農業界にとっても深刻だ。とくに頭を抱えているのが、北海道や九州、沖縄といった遠隔の産地である。現状の物流体制では2024年から、質と量の両面で従来のように農畜産物を大消費地に送り届けられなくなるからだ。

  3. 冷凍食品にするんだな。以上。

  4. 関東で「あまおう」が食べられなくなる たとえば、福岡県にとって戦略的な品目のひとつにイチゴがある。そのブランドといえば、イチゴ界の「西の横綱」と称される「あまおう」。県内の産地は鮮度を維持するため、集荷してから3日目までに関東地方の卸売市場で販売を済ませてきた。それができるのは、物流業界に残業規制がなかったことが大きい。これまでは、ドライバーに多少の無理を強いてきたわけである。言ってみれば、「ブラック」といえるような働き方も通ってきたわけだ。ところが、先述のとおり、2024年4月1日以降はそれが許されなくなる。その結果、3日目までの販売がかなわない。今よりも1日や2日遅れるとなれば、鮮度を中心とした総合点において、関東地方の競合産地に勝てる見込みが一気に薄らぐ。種が持つ力は偉大である。ただ、全国流通が当たり前になった現代において、それを生かすも殺すも物流に負うところはあまりに大きい(図表1–2)。

  5. だから、冷凍食品にするんだな。以上と言ったら以上。

  6. 止まらないドライバー不足 もとより、ドライバー不足には歯止めがかからない。鉄道貨物協会によると、全産業におけるトラックドライバー数をみると、2017年度は10.3万人の不足だった。これが2025年度には20.8万人、2030年度には27.8万人と増えると予測している。一方で、EC(電子商取引)市場が急成長したことにより、宅配便の取り扱い個数は急増しているのだ。ドライバーは減っているのに、需要は増している。このままでは、物流環境は悪化するばかりである。「2024年問題」が、これに拍車をかけるのは必至だ。九州トラック協会によると、費用対効果が悪い農畜産物は、すでに輸送するのを真っ先に断られる対象になっているという。

  7. JR使うんだな。以上。

  8. 迫りくる困難への対処は一通りではない。 たとえば、農産物を生産してから在庫管理して、配送や販売、消費に至るまでの一連の流れを適切な低温度帯に保つ「コールドチェーン」の構築だ。現状、少なくない産地が予冷せずに輸送している。予冷庫を備えた物流拠点を整備すれば、今まで以上に鮮度を保持できるので、輸送にかかる日数を延ばせる。

  9. あ、冷凍食品出てきた・・・。

  10. 「2024年問題」に対して、一つで解決できる方法などない コールドチェーンについては、卸売市場も取り組むべき課題だ。産地で予冷して、冷蔵車で輸送されてきたのに、卸売市場で保冷する施設が整っていないことが目立つ。段ボールなどを載せる荷役台「パレット」や、一トン程度の穀物を収容できる袋材「フレキシブルコンテナ(フレコン)」といった、効率的に輸送できる資材の活用も無視できない。現状は、段ボールを一つずつトラックに載せたり、コメについては30キログラムという小袋を使ったりしているから手間がかかる。加えて、流通業者が身近な産地と提携することで、輸送にかける時間や燃料代を抑えるという決断もありうる。「2024年問題」に対して、一つで解決できる方法などない。一方で、サプライチェーンを見渡せば、取り組むべき課題は数多い。関係者を挙げて、できることを積み重ねることが欠かせない。

  11. エネルギー危機の後には食糧危機がやってくる予定なのでコールドチェーンの整備は必要だね。

  12. 集出荷施設の老朽化で青果流通に不安 JAが所有している青果物の集荷と出荷の機能を持つ施設(以下、青果物集出荷施設)が老朽化し、各地ではその再編が課題になっている。青果物の流通の要である施設の更新なくして、これからの産地はありえない。とはいえ多額の投資をして青果物集出荷施設を新しくしたところで、受益者である農家が減る中では採算性を確保できるのか不透明だ。すでに北海道を除く都府県のJAの9割ほどは、農畜産物や農業資材、食品や日用雑貨品の売買といった農業に関係の深い経済事業は赤字である。それを信用(銀行)事業と共済(保険)事業(併せて金融事業)で穴埋めをしている。ただ、これまた人口減に伴う顧客数の減少や超低金利などのあおりを受けて信用事業の先行きも危うい。おまけに共済事業も、JA離れで契約数は減ることが懸念されている。だからなおさら青果物集出荷施設への投資には慎重にならざるをえない。

  13. 闇バイトや迷惑系Youtuberに手を染めた若者を懲役で使えばいいかな♡コストでも勝てるよ、中国に♡雇った暴力団や半ぐれとか長い懲役で使ったらいいかな。

  14. まずは、青果物集出荷施設とは何かについてあらためて説明しよう。これは文字通り、農家が作った野菜や果物などの荷物を受けて、規格に沿って選別して荷造りし、ときに予冷や貯蔵をしながら、卸売市場や量販店などに出荷する機能を持った施設である。JAが一連の作業を一括して請け負うことで、農家は個別にそれらの作業を負担させられることがなくなり、営農に集中できるようになっている。その青果物集出荷施設は、全国にどれくらいあるのだろうか。農水省がまとめている「農協についての統計」によると、施設の数は2015年に4410だったのが2020年には4179にまで減っている(図表1–3)。

  15. 無責任な農水省。老朽化の実態を調査していなかった では、このうち更新の時期を迎えている施設はどれだけあるのだろうか。農水省に尋ねたところ、「調査はしていない」とのこと。物流危機が国家的な課題になる中、青果物集出荷施設の再整備もまたそこに位置づけられてしかるべきである。それなのに実態を把握していないのは、無責任な話ではないか。

  16. 農水省もリストラして半・強制労働に駆り出せばいいかな♡

  17. 代わりに頼りになるのが、農林中金総合研究所の尾高恵美主任研究員による論文「農協における青果物共同選果場の再編に向けた合意形成」(「農林金融」二〇一八年一二月号)だ。尾高主任研究員はこの論文で、JAの有形固定資産の老朽化の度合いを示す「資産老朽化比率」を試算している。この比率が高いほど、耐用年数が迫っていることを意味する。その試算によると、1990年度は54.3%だったのが、2000年度には62.2%、2015年度には71.6%にまで上がっている。2016年度には設備投資の回復で71.4%とごくわずかに下がったというのものの、依然として高い水準であることに変わりはない。

  18. インフラ老朽化はいろんなところで問題になっているんだが・・・。

  19. 集出荷施設の稼働率の方が下がっている さらに尾高主任研究員は、青果物集出荷施設の減少以上に稼働率のほうが下がっている事態を懸念している。具体的には、青果物集出荷施設の数は、2007年度に4706だったのが、2016年度には4388と、9年間で6.8%減少した。一方、青果物集出荷施設の需要量については、果物の二大主力であるリンゴとカンキツ類の栽培面積と出荷量でみている。すなわち2007年から2016年の栽培面積は、リンゴで4万2100ヘクタールから3万8300ヘクタールへと9.0%減、カンキツ類で8万2000ヘクタールから7万1000ヘクタールへと14.5%減となった。加えて、リンゴの同期間の出荷量は74万8700トンから68万4900トンへと8.5%減となった。カンキツ類については、論文発表時に16年の統計が出ていなかったためか、2007年から15年の期間で比較している。つまり、127万622トンから95万7719トンへと24.6%減となった。尾高主任研究員も説明するように、出荷量については天候の影響や着花や着果の年次変動があるので一概に比較はできない。ただし、右肩下がりで来ているのは確かである。以上を踏まえると、青果物集出荷施設の稼働率が低下する傾向にあることがうかがえる。もちろんそれは、青果物集出荷施設の採算性の悪化のほか、施設の利用料が上がるという点で農家に悪い形ではねかえってくる。青果物集出荷施設をどう再整備するのか。人手が必要な作業をロボットに任せたり、複数のJAが地域の壁を越えて共同で施設を運用するなど、やれることはたくさんあるはずだ。JAには、従来の枠にとらわれない柔軟な発想と実行力が求められている。

  20. インチキ金融商品の販売どころじゃなかったね、JA♡

[6] 加藤未唯「ボール直撃失格」にテニス選手から擁護続々 「もしボールガールが泣いていなかったら...」「謝罪の必要ない」 (msn.com)

  1. いや、ボールガールには「痛い思いさせてごめんね」ってあやまっていいと思うよ、人として。

  2. で、審判と全仏運営者にがっつり抗議すればいいと思うよ。

  3. テニス・全仏オープンの女子ダブルス3回戦で、加藤未唯選手がボールガールにボールをぶつけ、加藤&アーディラ・スーチャディ組が失格となった問題を受け、複数の海外テニス選手らが加藤選手を擁護するコメントを投稿している。問題となったのは、第2セットの第5ゲーム途中でのアクシデントだ。加藤選手が自コートに落ちていたボールをコート外に出すため、バックハンドで相手コートの方向にボールを打ち返した。弾かれたボールは相手コートの奥にいたボールガールの首あたりに直撃した。ボールガールは胸を押さえて激しく泣き出してしまった。加藤選手はボールガールに謝罪したが、その後レフェリーによって加藤・スーチャディ組は失格処分となった。海外メディアによると、当初は加藤選手への警告だったが、ボールガールが泣き出したことを受け対戦相手のブズコバ・ソリベストルモ組が主審に抗議し、失格となったという。失格処分を受けた加藤選手は涙をこぼした。

  4. マリエ・ブズコバ(チェコ)とサラ・ソリベストルモ(スペイン)はもともとスター性が先天的に無いことに加えて非難を浴びているから「儲けた」と思ってたけど「損した」典型的な例になったね。実は日本企業もここから学ぶべきなんじゃないかと思うんだが。あ、例を挙げなきゃわかんないか。また別の機会に改めて例を挙げて説明しましょう(笑)。

  5. 加藤選手はツイッターでペナルティーについて英語で説明し、謝罪している(和訳は編集部)。(以下引用)「本日の不幸な事故について、ボールガール、パートナーのアーディラとチーム、そして私のサポーターの皆様に心からお詫び申し上げます。それは完全に意図的なものではありませんでした。結果として、RG(全仏オープン)から賞金とポイントを没収されるペナルティーを受けることになりました」(以上引用)

  6. 賞金とポイントの変換と損害賠償を請求すればいいと思うよ。

  7. 「加藤/スーチャディ組には本当に同情する。なんてひどい判定なんだろう」失格という厳しすぎる処分や、レフェリーによる裁定が相手チームの猛抗議により覆るという不透明さに疑問を感じた関係者が少なくないようだ。SNSでは、複数のテニス選手が加藤選手に同情する声をあげている。フランスのアリーゼ・コルネ選手は加藤選手のツイートに「非常識な判断だった。本当に可哀想 でも、対戦相手のマリエ選手とサラ選手を除く多くの選手があなたを応援しています」と励ましのリプライを寄せた。イギリスのヘザー・ワトソン選手は、騒動を報じた海外メディアのツイートを引用し「加藤/スーチャディ組には本当に同情する。なんてひどい判定なんだろう。もしボールガールが泣いていなかったら、彼らは失格になっていたのだろうか?」と投稿。加藤選手の謝罪に「謝罪の必要はありません。事故であることは明白であり、何も故意や怒りに任せてやったわけではありません。単純なことです。あなたはこのような厳しい罰を受けるに値しなかったのです。ハグを送ります!」と返信している。オーストラリアの元プロテニス選手、ポール・マクナミー氏は「それはデフォルト(な判定)ではない......マジで?」と驚きをあらわにし、加藤選手に「マダム、あなたは共感と優しさをもって行動していますが、謝ることは何もないと思っています。私は、あなたがさらに前進する機会が奪われてしまったことを悲しく思います」とリプライした。

[7] トリチウムじゃなくて残念だったな、「共に民主党」:原発港湾で高濃度クロソイ 東電、移動防止の網設置 (msn.com)

  1. 「共に民主党」は大好きな北朝鮮に移住すればいいのに、2,500万人くらいいっせいに。そのほうが韓国経済は好転すると思うよ。北朝鮮がふさわしいと思うよ、あなたたちには。

  2. 東京電力は5日、福島第1原発の港湾内で5月に捕獲したクロソイから、国の食品衛生法が定める基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の180倍となる1万8千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。魚が港湾外に出るのを防ぐ網を複数設置するなど対策を取っているとしている。クロソイは大きさ30.5センチ、重さ384グラム。捕獲したのは1~4号機海側の防波堤で囲まれた場所で、放射性物質の濃度が比較的高い排水が流れ込んでいる。今年4月にも同じ場所で捕獲したアイナメから1200ベクレルのセシウムが検出されていた。

  3. 東京都民は簡単に原発とか言わないように。新築に太陽光発電パネル設置義務化にも反対しないように。

[8] 中国史、中国語、領土までも…20世紀前半に「捏造」されていた? 仕事で“中国”に赴任する人は必読の近代史 (msn.com)

  1. こういう本も悪くは無いけど中国の政府と中国の人民を分けて見れるようにしてほしいんだな。

  2. 俺も一通りこういう本は読んでみたけど、レストランとか電車の中で読んだりするから、たぶん中国人観光客だろう、顔が引きつってた人がいたことが2回ほど有って「悪いことしちゃったな。ブックカバーしとけばよかったな。」って思った。まあ、俺も参考程度に読んでいるだけだし、読みたいものを読む権利は有るんだが。自分の金で買ってるしね。

  3. ショッキングなタイトルである。各章の題名も「『中国』の捏造」、「『主権』の捏造」、「『漢民族』の捏造」、「『中国史』の捏造」、「『中華民族』の捏造」、「『中国語』の捏造」、「『領土』の捏造」、「『領海』の捏造」と並ぶ。ただし英語原題はThe Invention of China、章題もすべてinventionであり、より穏やかに訳せば「チャイナという国の創製」だろう。英国の歴史家ホブズボウムとレンジャーの共編になるThe Invention of Tradition(邦題は『創られた伝統』)を意識したのかもしれない。私たちがふだん意識せずに使う「中国」は、もともと国名ではなかった。たしかに中国ということばはあったが、それは普通名詞として「世界の中央にある国」の意味であり、日本も『古事記』で葦原中国(あしはらのなかつくに)と自称している。1940年代までの日本では、かの国を支那と呼ぶのがふつうだった(この語にもともと蔑視の意味はない)。著者は上に列記した一群のことばが20世紀の“中国”でどのように創られていったかを、英語の論著を博捜して記述していく。本書であまり強調されていないけれど、じつはこれらのことばの多くは日本製であり、本書で活躍する梁啓超(りょうけいちょう)・章炳麟(しょうへいりん)・孫文たちが持ち帰ったものだった。つまり他人事でなく、われらが「日本国」も近代に創製されたのである。明治時代までは日本民族も日本史も日本語も、そして日本の領土・領海も、この世に存在していなかったのだ。本書最終章は「中国の夢」と題される。習近平の愛用語だ。著者は「それは一九三〇年代から続く夢」で、「一世紀前の非常に特殊な状況下で生み出され、ヨーロッパでは今や廃(すた)れてしまったヨーロッパ発祥の概念の影響を受けた歴史観を基に築かれている」と結論する。習の常套句「中華民族の偉大な復興」というスローガンは、西洋近代のナショナリズムが東アジアに産み落とした鬼子であり、「そのゆがんだ歴史認識」が台湾海峡や南シナ海での国際的な緊張をもたらしている。本書は尖閣諸島に言及しないが、「捏造」による歴史を根拠にして「領土の現状変更に専念しているような国が信用されることはないだろう」。

  4. 信用されているんじゃなくてお金がモノを言っているんだね。お金を取り敢えず必要としている国も有るから中国も悪いことをしているわけじゃないんだよ。今まではちょっと荒っぽい雑なところも有ったけど、海外進出の経験を積めば(適宜非難されていけば)洗練されていく。欧州が数百年かけて行ってきたことを中国は数十年で学ばなければならないんだってことも考えて欲しいんだね。

  5. 近年流行しているヘイト本とはまったく異質な、学術研究の最新成果にもとづく実証的な中身で、読み応えがある。いまの“中国”を知るのに役立つ本であり、仕事で“中国”に赴任する人の必読書といえる。ただし本書を携帯して行くと入国時に没収され、尋問を受けるかもしれないので注意されたい。本書で言及される日本人の研究が英語で刊行されたものだけなのは、しかたないとはいえ、いささか残念だ。興味をもった読者は、日本の研究者たちが日本語で書いた“中国”近代史の本もぜひ手に取っていただきたい。Bill Hayton/英国のシンクタンク王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)のアジア太平洋プログラム研究員、BBCワールドニュースのジャーナリスト。著書に『南シナ海』などがある。こじまつよし/1962年、群馬県生まれ。東京大学文学部教授。専門は中国思想史。著書に『中国思想と宗教の奔流』『儒教の歴史』など。(青木 千恵/週刊文春 2023年6月8日号)

[9] 中国のマイクロン製品禁止で日韓に協力要請を、米議員が政府に訴え (msn.com)

  1. [ワシントン 2日 ロイター] - 中国による米半導体大手マイクロン・テクノロジー製品の調達禁止措置を受け、米共和党の下院議員は2日、日本や韓国など同盟国に協力を求めるようバイデン政権に要請した。下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長と下院中国特別委員会のマイク・ギャラガー委員長は、レモンド商務長官宛ての書簡で、中国の措置によってマイクロンが失った市場シェアを日韓の企業が奪うことのないよう両国と直ちに協力するよう訴えた。両議員は、中国が「米国の一企業を対象に恣意的な経済封鎖を行うという暴挙に出た。米国はこの経済的侵略を失敗させなければならない」とし、商務省は同盟国を結集すべきと主張した。

  2. 中国は国産品で間に合わす覚悟を決めただけだろう。どこまでカバーできるか知らんのだが。

[10] 職業を侮辱され、胸が潰れそうになった…路線バス運転士に敬老パスのお客が吐いた「呪いの言葉」 (msn.com)

  1. 正直、侮辱なのか何なのかよくわからんのだが・・・。

  2. 路線バスの運転士は、乗務中にさまざまな暴言にさらされる。このうち路線バスに12年間乗務した須畑寅夫さんは「運転手の分際で生意気なやつだな」と言われたことが、いまだに忘れられないという。須畑さんの著書『バスドライバーのろのろ日記』(三五館シンシャ)より、一部を紹介しよう――。(第3回)

  3. 路線バスしか公共交通手段が無いような地域に住んでいる人間の質が低いということかな?

  4. 別れの舞台装置になることもあるバス停 「8時ちょうどの~ あずさ2号で~ 私は私はあなたから~ 旅立ちます♪」言わずと知れた名曲「あずさ2号(*1)」の歌詞である。電車や駅はよく映画などの別れのシーンの舞台として使われるが、バスもまた別れの舞台装置となることがある。日曜日の夜、駅に向かうバスを運行していると、バス停で10代のカップルが待っていた。バスを停車させ、中扉を開き、「横浜駅行きです」とアナウンスするもなかなか乗ってこない。両手を握り、見つめ合ったままである。あれ、乗らないのかなと思い、「扉が閉まります」とアナウンスすると、女の子のほうだけピョンと飛び乗った。けれど、まだ二人はつないだ手を離さず、見つめ合ったままである。するとあろうことか、外にいる男の子は女の子をグッと抱き寄せて、チューをした。そんなところでチューをされたら、扉を閉めることができない。扉付近に人が立つとセンサーが反応して、閉めようとしても自動的に開いてしまう(*2)のだ。ほかの乗客たちは「こんなところで何やってんだよ、このバカップルは」という冷ややかな目で見ている。もちろん私もその一人だ。そういうことは家で済ませてきてほしい。(*1)1977(昭和52)年、狩人が歌ったヒット曲。実際にJRでは2020年まで「特急あずさ2号」が運行していたが、ダイヤ改正にともない現在は運行していない。(*2)自動的に開いてしまう:また降車時に扉付近に人が立っている場合もセンサーが反応し、逆に扉が開かなくなる。ステップがあるバスが減り、ノンステップバスが増えてからこのようなトラブルが増えたという話も。混雑時などは仕方ないが、運転士としてはできるだけ扉の近くに立たないでいただきたい。

  5. 俺が群馬県高崎市に住んでいた頃、仕事はほとんど東京の大岡山でするので新幹線を使っていたんだが、長野新幹線・上越新幹線・東北新幹線はわりとこういうカップルがいるよ。外観の悪さを除けば昔のトレンディドラマのようだ。俺は「日本もこんな地方の隅々まで自由になってきたんだな。もう軍国主義に傾くこともないだろう。さまあみろ。」とポジティブに見たが。

  6. 100メートル以上もバスを追いかける男の子 女の子は大きなスーツケースを持っているから、もしかするとこれから電車にでも乗って遠くに行ってしまうのかもしれない。だとすれば、別れを惜しむ気持ちもわからないでもないが、舞台はバスの乗降口じゃなくてもいいだろう。私は車外マイクの音量を大きくして、「扉が閉まります! お下がりください!」強く催促した。すると、二人はようやく離れ、扉を閉めることができた。女の子は交通系ICカードをタッチすると、一目散に最後方の席(*3)に向かった。バスが動き出すと、まさかの事態が起きた。なんと、バスを追って、男の子が歩道を走り出したのである。左のサイドミラーで確認すると、男の子が何やら叫びながら、手を振っている。女の子のほうもそれに応え、最後方の席から窓越しに大きく手を振っている。こんなドラマのようなシーンを生で見せられると、主人公の二人が盛り上がれば盛り上がるほど、エキストラである運転士の私やほかの乗客たちは「こいつらアホとちゃうか」と白けた気持ちになってくる。男の子は10メートルほど後方を走っている。バスもスピードをあげる。早々にあきらめるだろうと思っていたが、若さゆえか、それとも彼女への愛の強さか、100メートル以上、粘り強く追走してくるではないか。

  7. (*3)最後方の席:なかにはバス車内でキスをするカップルもいて、こういう場合もたいてい最後方の席に座る。ほかの乗客から見えない位置を選んだつもりだろうが、車内ミラーがあるので運転士には丸見えである。

  8. ネタか?

  9. 別れの舞台として使うのは若い男女だけではない もうすぐ次の交差点、信号は赤だ。ここで止まれば、男の子に追いつかれてしまうかもしれない。「早く青に、青になれ!」私は祈った。祈りが信号機に通じたわけでもないだろうが、信号は赤から青に変わった。その瞬間、私はアクセルを踏み込み、一気に男の子を引き離しにかかった。

  10. お前も意地が悪いな・・・。1 kmくらい追走させてやればいいのに。

  11. 少し進んでサイドミラーで確認すると、彼は立ち止まり、手だけを大きく振っていた。その後も後部座席から彼のほうを見ている女の子の姿を見ていたら、自分がずいぶんと大人気ないことをしたような気になってきた。若者の最後の別れくらい、もう少し温かな気持ちで見守る余裕があってもよかったのだろうか。

  12. そうだね。

  13. バスを「別れの舞台」にするのはカップルだけではない。日曜日の昼下がり、腰の曲がった白髪のおばあさんが乗り込んでくると、バスの外では中年男性が「それじゃあ、気をつけてね」と言って、手を振っている。おばあさんも名残惜しそうに手を振り返す。田舎から久しぶりに息子を訪ねてきたのだろうか。何歳になっても親が子どもを思う気持ちは変わらないのだ、などと想像が膨らむ。もちろん、二人の関係性などはわからないので勝手な妄想にすぎない。でも、そんな妄想も少し楽しい。

  14. ひまか?

  15. 道路に飛び出してバスを止めようとする20代の女性 ある日の夕方には、幼稚園くらいの子どもを連れた妙齢の美女と、50代後半と思われる恰幅(かっぷく)のよい男性の別れ。バスに乗り込んだ女性は男性の姿が見えなくなるまで手を振っていた。女性と男性にはかなりの年齢差がある。この時間帯に別れるなら、夫婦ではなく、不倫関係かもしれない。ワケあって一緒に暮らせず、月に一度だけ子どもを連れて彼に会いに行く……余計な妄想はとどまることをしらずに広がっていく。彼ら、彼女らが扉付近で別れを惜しんでいても、心を鬼にしてバスを発車させなければならない。もし運転士がバスを発車させなければ、この人たちはいつまでもいつまでも別れを惜しんでいるのだろう。

  16. ひまか?

  17. 小田急線の大和駅のロータリーから出発し、最初の交差点に差しかかろうとしたときだった。髪の長い女性が歩道から道路に飛び出てきて、行く手を阻むように手を振りながらバスを止めようとする。まだかなり若い。現代風のファッションで、20歳そこそこではないだろうか。緊急事態なのだと思い、女性の前でバスを止め、前扉を開けた。「どうしましたか?」「W駅に行きたいんだけど、ここから駅までバスだと何分ぐらいかかるの?」一瞬、なんのことを言っているのか質問の意味が理解できなかった。駅まで何分? それって道路に飛び出してきて、聞くことだろうか。

  18. 強引にバスを止めてまで聞いたのは「バスと電車の料金」 「……だいたい30分ぐらいかかりますけれど」不思議に思いながらそう答えると、「料金はいくら?」「……250円です」。ここは駅のロータリーを出て最初の交差点に向かう片側一車線の主要道路である。信号もない道路上で突然バスが停車したため、後ろのクルマは追い抜くことができず、後方でそのまま停車している。「それじゃあ、W駅まで電車で行くとどのくらいかかるの?」女性は平然として質問を続ける。私としては、後ろのクルマに迷惑がかかってしまうので、とりあえず左ウインカーの点滅からハザードランプに切り替えた。「……10分ちょっとじゃないですか」「電車ならいくら?」女性は、お客を乗せた路線バスを止めた(*4)という意識がまったくなく、表情も変えずに次々と質問をしてくる。腹が立つよりも、なぜ彼女は運行中のバスを強引に止めてまで、このような質問をしてくるのか理解できなかった(*5)。駅で停車しているバスのドライバーか、バス案内所で聞けばいいのに……。電車の料金はわからないと答えると、「あっそ」とだけ言って、スタスタと駅のほうへ歩いていく。バスの後ろには渋滞が起き、駅のバスロータリーから後続のバスも出られない状況になっている。はたから見たら、バスの故障か、前扉を開けて運転士が女性と話しているからなんらかのトラブルと思われるだろうが、女性はW駅まで電車とバスではどちらが早くて得なのかを聞きたかっただけなのだ。

  19. (*4)お客を乗せた路線バスを止めた:運転中のバスを止められたことはほかにもある。バス停まであと150メートルほどの市道を走行中、学生風の男性が道路に飛び出してきた。バスを止めると慌てた様子で前扉を叩く。扉を開けると、息を切らせて「すみません。乗せてもらえませんか」と言う。どうやら急いでバス停に向かう途中、後方からやってくるバスを見つけ、このままでは間に合わないと判断して道路に飛び出してバスを止めたようだ。扉を開いて話を聞いてしまった以上、断ることはできず、「本来はこういうことは絶対ダメですからね」と注意して、今回限りと約束のうえで乗車してもらった。

  20. (*5)理解できなかった:その理由の一端は「制服」にあるのではないかと思うことがある。バス運転士もそうだが、タクシードライバーや交通誘導員など、「制服」を着ている仕事を侮っている人は一定数いる。警察組織でも、キャリアは背広組、ノンキャリアは制服組と呼ばれる。制服を着ている人は「なんでも屋」で、無理難題を押しつけてもいいという意識が働くのではないか。元施設警備員の同僚・後藤田さんにこの考察を聞かせてみると、「警備員時代はもっとたいへんでしたよ」としみじみ語っていた。

  21. 路線バスしかないような田舎がどれだけ酷いところか、皆さんにもだんだんわかってきたのではないだろうか?

  22. 運転士を苦しめる「お客さま第一主義」 彼女は周りが見えておらず、自分のことしか考えていないのだ。もし同じことを電車の運転士にしたら、たいへんなことになることは、彼女にも理解できるはずだ。バスだって公共交通機関だということをよく理解してほしい。この話を営業所で同僚にしたところ、数名が「自分も似たようなケースがあった」と言う。河原君はバスドライバー歴5年の30代の既婚男性。彼はバス停から乗ってきた女性客に突然、年齢を聞かれたという。何かと思いながら答えると、続いて「どこに住んでいるの?」と聞く。これでおかしいと思い、「乗務中なのでお答えできません」と言うと、女性はそのまま乗車したのだが、降りていく際に「連絡先、教えてくれない?」と言われたという。いわゆる逆ナンパというやつだ。竹野内豊似でイケメンの彼は「怖くなって断りました」と教えてくれた。ここまでひどくはなくても、バス停でいろいろなことを聞かれ、運行が遅れてしまうことはよくある。行き先や停車するバス停、経由地の質問ならまだしも、このバスの年式は何かとか、他社のバスの経路などを聞いてくる人もいる。バス案内所で聞くかネットで調べればと思うのだが、平気で営業運転中のバスに聞いてくる。これも、お客さま第一主義の弊害なのかもしれない。

  23. ひまか?

  24. 突然、怒り出した年輩の男性客 バス停につけて「お待たせしました。市役所行きです」と案内し、扉を開けた。「何やってんだよ!」先頭にいた年輩の男性客が怒鳴りつける。「どうされましたか?」「この1つ前のバスに乗ろうとしたら、俺の目の前で扉を閉めていっちまった。おかげでこのバスが来るまで15分も待たされた。おまえらのバス会社はどうなってるんだ⁉」「それはすみませんでした。失礼しました」そう謝罪すると、多少は怒りが鎮まったのか、「おまえらの会社はなってねえなあ」と捨て台詞を吐き、そのままバスの後方へ進もうとした。しかし、料金の支払いを忘れている。「すみません。お客さま、前払いのため、運賃をお願いします」私がそう呼びかけると、立ち止まってこちらを振り返り、ポケットから何かを取り出して、一瞬こちらにかざすと、再びポケットにしまいこんだ。確認ができなかったので、「お客さま、お手間をおかけしますが、もう一度見せていただけないでしょうか」と再度お願いする。お客はことさら面倒くさそうな態度でこう言った。「運転手の分際で生意気なやつだな」そして、「ほらよ」と敬老パスを鼻のそば5センチのところに突きつけた。ここまで書いたとおり、乗客から不満や怒りを浴びせられたこと(*6)は何度となくある。しかし、このときの「運転手の分際」という言葉は、どういうわけか、そのまま私の頭の中を占拠してしまった。そのままバスを発進させ、運転を続けるが、「運転手の分際」という言葉が頭の中でこだまする。

  25. (*6)不満や怒りを浴びせられたこと:もちろんその逆もある。コミュニティーバスでは運転士と乗客の距離感が近い。病院に通う常連のおばあさんからミカンをもらったり、おじいさんが自販機で買ったばかりの缶コーヒーをくれたりしたことも嬉しい思い出だ。お母さんと一緒に乗ってきた保育園くらいの女の子が小袋ののど飴をくれたことも忘れられない。

  26. ただの半・ぼけ老人だろう。

  27. 職業そのものを侮辱した「運転手の分際で」という言葉 なぜこんなことを言われなければならないのかという屈辱感と不快感、さらに情けなさみたいな感情が募ってくる。

  28. 相手の都合でモノ言うのに「なぜ?」もないもんだろう。他人のワールド・モデルにまで責任持てませんわ。

  29. それまでは少々嫌なことを言われても運転に集中していれば、すぐに忘れてしまった。自分でも楽天的で、切り替えは早いほうだと思う。だが、この日は違った。「終わったことだ。もう忘れて、運転に集中だ」そう思っても、すぐにあの言葉とあのお客の顔がよみがえってくる。運転中も屈辱感に支配されて、胸が潰れそうになる。そんな状態がその日の勤務時間中ずっと続いていた。夜8時、当日の乗務が終わる。営業所に戻って帰り支度をする。そのあいだも、イライラとそのことばかりが頭の中を渦巻いている。「よくあることじゃないか」と自分に言い聞かせても、もうどうしようもない。家に帰る。もうしばらく妻とは一緒に夕食をとっていない。次女は家にいるが、部屋に入ったきりで、あまり顔を出さない。一人きりで夕食を済ませ、風呂に入る。風呂から出てテレビを眺めていても、心はいつのまにかお客に言われたあの言葉を反芻(はんすう)している。「考えても仕方ない」と思っても、ついつい考えてしまう。考えるたびに、心がふさいでいく。布団に潜り込む。一日の勤務で体は疲れ切っているはずなのに、頭は冴えている。思い出すのは「運転手の分際で」というあの言葉だ。それは、私ひとりだけではなく、バスドライバーという職業そのものへの侮辱だろう。

  30. 営業所の同僚たちの顔、佐山所長、そして営業所を去った清原や神谷たちの顔までもが浮かんでくる。私はなぜ、あの言葉にこれほど囚われてしまう(*7)のか……。眠れないまま、明け方まで悶々と考え続けるのだった。

  31. (*7)これほど囚われてしまう:人間とは不思議なもので、それでも数日もするうちにだんだんと傷は癒えていき、業務中にくよくよと考えることもなくなった。それでもあのときの言葉は今も私の心の中に刻み付けられているし、一生消えないだろう。こういう経験をすると、自分はこんなふうに誰かを傷つけることはしたくないと思うのだった。

  32. タクシードライバーに「駕籠かつぎの分際で」つって叩かれた元・NHKアナウンサーもそう言えばいたっけ。文句が有るならタクシー使わなければいいのにって思うが。これは東京で起こった。

  33. 日本って「士農工商」の時代から脳のソフトウエアをアップデートできていない人が多いらしく、俺のB4、M1、M2時代の教授も「三吉の吉の字は武士の士に口と書く。これは武士の子孫だからだ。お前らみたいな水飲み百姓の子孫とは違うんだ。」つってたのがいて、その直後から俺はまともに相手にするのをやめた(笑)。地方ってそんなもんなのよ・・・。

[11] 「闇バイト」に応募した若者を逃さない…元ヤクザVTuber「懲役太郎」が語る「裏切らせない」方法 (msn.com)

  1. 昨今少しずつ増え始めている「闇バイト」による強盗などの犯罪。ここ数年だけでもガス点検と称して川崎市の民家に押し入って60代の女性を粘着テープで縛り、現金14万円とキャッシュカードを奪った事件や、1人暮らしの60代女性の家に押し入り、腰の骨を折るなど全治約1ヵ月の重傷を負わせた事件などが起きており、注目を集めている。実行犯を集める方法は、TwitterなどのSNS。’20年頃は闇バイトなどの隠語を入れたツイートをすることで人を集めていたが、現在は「お金ない」などのツイートをしている人に直接DMすることで実行犯を集めているという。そんな方法で集められた彼らの多くは普通の若者で、人に暴力を振るってお金を奪い取るような性格のものではないようだが、彼らを「変える方法」があるという。その方法を、何度も刑務所に入っている人のことを指す「懲役太郎」という名前でバーチャルユーチューバー(VTuber)活動を行っており、自身も元ヤクザである「懲役太郎」が解説する。「闇バイトも、最初にあくまでもバイトっていうことで、名前、住所、年齢などを聞くんです。そのあと世間話的な感じで親の職業だったり実家の住所だったりを聞いていくんですね。その時点で、ほとんどの若者がヤバいと感じて逃げるんですが、そこで気が付けなかった人が逃げられなくなっていくんです。闇バイトを運営している“半グレ”と呼ばれる暴力団に所属せずに犯罪を行う人たちは、お金にならないことはしないので逃げたところで何かするわけではないんですが、実際にその場にいるとわからなくなっちゃうんでしょうね」ここまでを聞くと、さまざまな個人情報を知られてしまい、逃げられなくなってしょうがなく犯罪行為をしてしまったように思えるが、実際の実行犯は「おつかい」のような気分で実行していることが多いのだという。「ただ逃げられないように個人情報を握っても、結局実行できなかったら意味がありませんから、電話などで指示する役の人がうまくそそのかすんです。そこにいる警備員の人や住んでいる人と話は済んでいるとか、カギはかかってないからすんなり入れるなどと巧みに嘘をついて行かせるんです。

  2. 個人情報をつかんだとして、金も無い奴の実家から取るものも無いのに、何ができるんだろうって思うんだが?それにも闇バイト使わなならんのに。闇バイトなんかに手を染める割には意外と家族思いで、やはり少しだけ知恵が足りないのだろう。

  3. 実行役と指示役はテレグラムやシグナルなどの機密性の高い通信アプリを使ってやり取りしていますから、実行犯が捕まっても指示役は捕まらないので、100人行かせて1人成功すればいいわけです。捕まったら報酬は払わなくていいですからね」警察といたちごっこを繰り広げている犯罪組織集団。巧妙な手口で犯罪の道に引きずり込まれる前に、知識を付けたり知り合いと定期的に連絡を取るなどして“自己防衛”していくことが大切だ。

  4. それはそうと、コールバック狙いなんだろうが近頃ワンギリが多い。だいたい0800ナンバーなんだが、今日は珍しく03-5275-7534からかかってきた(笑)。

[12] 暴力団幹部「ベンツなんてもう乗らない。トヨタの200万円だよ」ヤクザの高級車離れで“メンツよりもコスパ”の時代へ (msn.com)

  1. 暴力団といえば黒塗り高級車を運転手付きで乗っているイメージが根強いが、それも今は昔。「暴力団対策法」(暴対法)や「暴力団排除条例」(暴排条例)が厳しくなったことで、彼らもそのような派手な生活を避け、いわゆる“フツー”の車に乗るようになっているという。豪華な車を乗り回していた時代から、現代の“コスパ”を求める時代の両方を知る現役組員がリアルな車事情について明かした。

  2. 昔は高級ベンツ、今はトヨタ「運転も自分でする」 暴対法とは、暴力団が行う不当な行為全般を規制する法律で、「みかじめ料の要求」や「示談への介入」などといった行為を禁止したもの。それゆえ、暴力団も「組の名前を出して公に商売ができない」といった事情がある。さらに暴排条例が広がったことなどで、警察の暴力団への締め付けは厳しくなっている。神奈川県を拠点としている暴力団員で、組織の相談役・A氏(60代)が、“時代の変遷”を振り返る。「俺も昔は1500万円ぐらいするベンツSクラスの最上位グレード なんかに乗っていたけれど、最近はそんな高級車なんて全然乗らなくなりましたね。俺が今乗っている車はトヨタのカローラフィールダーで、新車で200万円ほど。高い車は目立つし、燃費も悪い。今の時代、普段からそんな高級車を乗り回すヤクザなんていませんよ」(A氏)運転も自分がしているという。「運転も、昔は俺くらいの地位になると、若い衆に運転手をさせていました。今はそんなことはしていない。人員不足ですね」暴力団構成員は減少傾向で、かつ高齢化も顕著だ。その中で「若い衆」は貴重な存在だという。雑務を含め他にやるべきことを優先させると、車の運転をさせるためだけに人員を割くことは難しくなっている。

  3. 警察からも、身内からも目を付けられる“事情” 暴力団の生活は、一見ずいぶん大人しくなった。A氏が続ける。「派手な車に乗っているだけで、警察から『あいつは金回りがいいな』と目を付けられる。横並びで繁華街を歩く、執拗なまでの煽り運転といった昔のような“いかにも暴力団”な行動をすると、それだけ勢いのある組だと思われて、警察の中でチェックされるようになる。そうすると組に余計な迷惑がかかるので、外面はおとなしくするのが一番です」前述のように暴対法の厳格化により、組の経営がかなり苦しい実情もある。「今いい車に乗っていたら、仲間内でも『あいつはどんなシノギ(暴力団が収入を得るために使う手段の総称)で、どれだけ儲かってんだ?』などと悪目立ちしかしない。いまどき、見栄を張って高級車なんて乗りません。メンツを気にしていたら、食っていけませんよ」上納金の仕組みは下から上へのピラミッド構造だ。そのため、上がノーリスクで儲けるには、下から吸い上げる上納金を増やすしかない。しかし、人を増やせば上納金が増えるといった簡単な方法は、暴力団の減少によって難しくなっているのが現状だ。それによりどの組員も、自腹の出費にはシビアになっているという。「ガソリン代も結構な出費になるから、できるだけ安く抑えたい。だから自分で乗る分には、国産の燃費がいい車がいちばん。いい車に乗るのは、組のトップが集まる集会のときだけ。会社でいうと、役員会議にはスーツとネクタイで出席するようなもの。ただ、それ以外はもう誰がどんな車に乗るかなんて気にしていません。オヤジ(組長)だって『いい車に乗れ』とは一言も言わないですから」組長クラスともなると、昔は単なる高級車ではなく、内装にもこだわった特注車を複数台所有していたという。しかし今は、アルファードのようなミニバンを運転手付きで利用することが多い。乗りやすく広い車内が人気で、“ムダに豪華”な車よりも、利便性追求の時代なのだ。唯一変わらない価値観があるとしたら、色。伝統的な暴力団らしさ、強面のイメージを演出できるうえ、葬儀などの義理事に乗っていける実用的なカラーとして、今も黒色が好まれているようだ。

  4. 消滅するヤクザの“特権” 今は似非ヤクザや半グレが…… “暴力団の高級車離れ”ともいえる現象について、暴力団事情に詳しいジャーナリスト・鈴木智彦氏も「世間的に暴力団のイメージが強いのは、やはり黒塗りの高級セダン車です。しかし近年、わかりやすく『暴力団』だとアピールするような振る舞いは少なくなりました」と指摘する。「組織によっては、背広やネクタイの色まで指定してきます。『俺たちは銀行員じゃねぇ』と不満を漏らす古参組員もいますが、柄シャツを着たり、襟をスーツの表に出したりしている組員などいません。今や外見で暴力団を判別するのは困難です。例えば昔は、地方都市では飲み屋の真ん前に車を横付けできるのがヤクザの特権であり、ネオン街のステータスだったのですが、九州では暴力団が立ち入り禁止のエリアもある。今は似非ヤクザや半グレがそれをしています。なによりヤクザにとっては、身内の嫉妬が一番やっかいなんです。羽振りが良ければ先輩たちにたかられます。上納金の割り当てだって増えるかもしれない。組の寄り合いだけ、ボロい車に乗っていく幹部もいます」(鈴木氏)

  5. メンツよりもコスパ「見栄を張りたくても張れない」 なんとも世知辛いご時世だが、そもそもヤクザが“オワコン”化している実態があるという。「暴力団は銀行口座を持てず、暴力団との商取引はいかなる理由があっても暴排条例違反になってしまう。こうした現状で正業を営むのは困難で、フロント企業はヤクザの関与を表に出せず、隠します。暴力団員当人も建前上は無職なので、税金などは支払っていない。無収入で高級車を購入し、高額の維持費を払っていると辻褄が合わないので、200万円程度の国産車に乗るよう指示を出している組織もあります。なにより暴力団に対する締め付けが厳しくなって、昔のようには稼げなくなっている。見栄を張りたくても、末端組員たちはその金がないんです」(同)鈴木氏は、「ヤクザがいい格好をして、いい車に乗って、いい女を連れて歩くのは、虚栄心を満足させるためだけではなく、実利的な理由もあった」と話す。「ヤクザに仕事を頼んでくる堅気は、ヤクザの羽振りの良さを判断基準のひとつにします。しかし今はヤクザが出張ってくれば、理由の如何を問わず逮捕され、交流をすると暴排条例違反になるため、金主やスポンサーがどんどん減っています」(同)昔は暴力団と言えば“見栄を張ってナンボ”だった。さすがの暴力団も、時代の流れには抗えないようだ。

  6. それで思い出したが、昔、滋賀県のセラミックコンデンサメーカーの従業員で関西学院大学学部卒の奴が「交通事故を起こしたときにやくざに頼んでおさめてもらった」と言っていた。そいつの祖父がバス会社を経営しているとかで金は有ったのだろう。「アホだな」と思ったが。

  7. 地方には、とかくこのような馬鹿がいるものだ。ホント、先進国とは思えないのである。もちろん、東京にも原住民はたくさんいてこいつらは似たようなレベルだろうとは思うんだが・・・。

[13] 「みんなお金で買われた奴隷です」手取り16万円で残業代ゼロ、終電では帰れない…“社畜デザイナー”が明かす広告業界のブラックな実態 (msn.com)

  1. 登録者数5万人超のYouTubeチャンネル「ブラック企業で生き抜く社畜を見守るチャンネル」を運営する“社畜系YouTuber”の玄田小鉄氏。彼は広告業界でデザイナーとして勤務し、自らを「自分は会社に雇われた奴隷」「社畜デザイナー」と表現するほど過酷な業務を行っているという。いったい、どれだけブラックな職場で働いているのだろうか。ここでは、玄田小鉄氏がブラック企業でどんな働き方をしているのかを綴った著書『 ブラック企業で生き抜く社畜を見守る本 』(ワニブックス)より一部抜粋して紹介する。(全2回の1回目/ 2回目 に続く)

  2. 超高額の単価の裏には落とし穴 広告代理店は仕事を獲得するために必死です。そのため制作サイドが泣きを見るような条件での仕事を受けてくることも多いです。でも、そういう理不尽な案件も仕方ないと受け入れています。無茶な案件を受けることで相手に貸しを作り、将来いい案件がもらえるかもと期待しています。しかし、実際は、条件の悪い仕事を受けてしまうと、そのあとも都合よく使われてしまいます。 とはいえ、さすがにやり過ぎだなという仕事もあります。それは定期購買者あての会報誌を作るという仕事でした。

  3. 延々と続くクライアント確認と修正作業 なんとデザイン費が1ページ10万円という超高額の単価でした。毎月20ページほど担当していたので、そのたびに200万円の売上です(書籍のデザイン費は通常ページ単価2000円ほどです)。どれだけデザイン費が高くても事務所の利益となるだけで僕の給料は手取り16万です。ですが、末端デザイナーからしてもこういう仕事はありがたく、少しはモチベーション高く働くことができていました。ただ、単価の高い仕事でよくあるのが、クライアントがブラック体質すぎて他社では受けてもらえず、高単価とすることで受けてもらうというパターン。デザインのやり取りもとても大変で、クライアント確認と修正作業が延々と続きます。そして、入稿当日となった時に事件が起こりました。

  4. 代理店の営業から怒号の電話 通常、デザインが完成したら、広告代理店の営業がクライアントに最終確認をとって校了(クライアントにこれ以上の修正が入らないことを承諾いただくこと)、そして入稿(デザインデータを印刷工程に進めること)と進めます。広告代理店の営業はわざわざ九州にあるクライアントの本社に出向いていて、入稿に向けて最終の社長確認をしています。こうやって広告代理店のクライアントファーストな働き方を見ていると、どの会社でもみんな身を削りながら働いていて大変だなと感じます。その日は、入稿に向けて先輩とスタンバイしていました。何ページもあるので、先輩と作業を手分けしています。夕方になり、「締め切り」に設定した時刻になりました。それまでに来ていたクライアントからの修正内容は反映し、あとは校了のゴーサインを待つばかり。その時、代理店の営業から電話がかかってきました。「社長から修正があるみたいだからちょっと待ってて! 今からメールで修正箇所送るから!」とのことです。そう言われたら我々社畜は待つしかありません。30分ほど待ったところで、メールが届きました。間髪入れずに代理店の営業から電話も来ます。「何時にアップできそう?」 想定時間を伝えると「クライアントが待ってるんだからもっと早くしてくれ!」と怒号が飛んできます。じゃあなんで聞いてきたんだろう。と思いますが、何も言い返すことはできません。

  5. 「待つ」という行為が苦手に そして僕と先輩は急いで作業をします。この時だけは作業スピードについて来られないMacの処理速度にイライラします。画像データも多く扱っていて、ページ数も多いのでデータがかなり重いです。そして修正したデザインを提出し、代理店担当者にも電話で報告し、またしばらく待ちます。ただひたすらに待ちつづけます。犬のように待ちます。この時すでに夜21時ごろで、もう終電で帰れないことを覚悟し始めます。先輩はこの状況に慣れているのか、机に突っ伏して仮眠をとっています。僕は電話がきたら2コール以内に取らないといけないので、寝ずに待機します。この待ち時間に今までの制作物をポートフォリオ(作品集)にまとめたりしています。1時間待ったところで返事がきました。またしても修正があるようです。このやりとりをあと2回繰り返します。デザインの修正とクライアント確認を繰り返し、どんどん時間が過ぎていきます。結局校了したのは深夜3時すぎです。このクライアントは毎回こんな働き方を要求してきます。今は受ける回数も減ってきましたが、多かった頃は毎月依頼がきて、入稿日は深夜4時頃まで対応していました。

  6. このままだと脳梗塞になって死んでしまいそうと思うことも 印刷会社の担当者は、僕たちがデータを送ってから作業開始なのでさらに大変です。みんなお金で買われて働いている奴隷です。ほかの案件も担当しているので、寝ることなく翌日も朝から働きます。先輩は帰宅して仮眠を取ってから出社します。いい身分です。この生活がいつまでつづくのだろうと不安に思ったり、このままだと脳梗塞になって死んでしまいそうとか思うこともありましたが、心のどこかでこの働き方を楽しんでいたりもします。ところで、広告業界に入って意味がわからないと感じたのが、こうした待ち時間です。待ち時間の多い仕事を繰り返したせいで、待つという行為が苦手になりました。ラーメン屋で並ぶのも苦手となり、美味しいラーメン屋に行くことはすっかりなくなってしまいました。

  7. 「みなし残業」という悪魔との契約 こんなブラックな労働環境を支えているのが「みなし残業」です。これは悪魔との契約に近く、これを結んだら最後、どれだけ残業しようが残業代は0円です。僕のYouTubeでも、こんなに働いているってことは残業代で稼いでいるんだろうと思う方もいるようですが、どれだけ働いても給料は変わりません。広告業界、特にクリエイティブ職はこの制度を取り入れているところが多いです。 みなし残業とは、最初から一定時間分の残業代が固定給の中に含まれている残業代のことです。働けば働くほど時給換算では安くなっていきます。先日恐る恐る時給換算をしてみたところ、月によっては時給500円台で働いていることもありました。このみなし残業制度によって、デザイナーはどれだけ働いても豊かにならず、働けば働くほど気力体力を失います。

  8. デザインの仕事は時間では区切れない 十分なお金と時間があればストレス発散方法はいくらでもあるのでしょうが、お金も時間もないためストレスは溜まる一方です。お金も時間も使わないストレスの発散方法を見つけられないと、いずれ鬱になってしまいます。僕は今、薄給激務ながらもなんとか工夫しながら発散することができています。しかし、みなし残業が絶対に悪いかというと、そうではないのが難しいところです。 デザインの仕事は時間では区切れないこともあります。時間がたくさんあれば良いアイデアが出るというわけでもなく、短い時間で良いアイデアを大量に生み出す人もいます。 優秀な人ほど短い時間で仕事ができるので、もし残業代が発生してしまうと仕事ができない人ほど稼げるというおかしな仕組みになってしまいます。ただ、今の職場では、みなし残業によって労働意欲が下がるので、成果主義を取り入れてほしいです。

  9. 「広告業界の最底辺」「精神疾患で辞める人ばかり」手取り16万円、ブラック企業勤務の“社畜デザイナー”を苦しめる過酷な労働環境 へ続く(玄田 小鉄/Webオリジナル(外部転載))

  10. そう言えば、うちもみなし残業だね(笑)。俺も絶対に悪いものとは思わない。

[14] なぜ若者は「成長を求めて会社を辞める」のか? (msn.com)

  1. え?当たり前じゃない?

  2. いま、若手社員がホワイト企業を辞めるケースが増えている。「思ったより仕事がゆるすぎた」「このままじゃ成長できない」「力を持て余してしまっている」など、もっと成長できる場を求めているのだ。かといってキツい仕事を振ることができない「管理職」や「マネジャー」は頭を抱えているだろう。そんな悩めるリーダーたちにおすすめの書籍が、株式会社識学の代表取締役社長・安藤広大氏の著書『とにかく仕組み化』だ。大人気シリーズ最新刊の本書では、「人の上に立つためには『仕組み化』の発想が欠かせない」というメッセージをわかりやすく説く。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、なぜ若者は「成長を求めて会社を辞める」のかを解説する。(構成/種岡 健)

  3. あー、そういうことね。成長を求めて辞める若者を「社畜」が理解できないと。「あるある」だね。そりゃ「お前みたいになりたくないんだよ」とは言えねえわな、辞めるときにだって(笑)。

  4. 「ゆるさ」は新しいブラック企業だ ブラック企業という言葉が一般化しました。2010年頃から使われ出した言葉で、「過重労働」や「パワハラ」が横行する会社のことを指します。その言葉が登場したことで、働き方における問題点が浮き彫りになり、職場はみるみる改善されていきました。「定時で上がれるようになった」「有休が取りやすくなった」「上司からの叱責がなくなった」など、働きやすさを感じることが多くなったことでしょう。しかし、今度は、若者を中心に新たな不安が生まれているそうです。「厳しいフィードバックがなくて、成長できない」「もっとバリバリ働きたいのに、与えられる仕事量が少ない」「自分に負荷がなく、このままだと将来、社会で通用しなくなりそうで怖い」そういった「成長できないことへの不安」を感じはじめています。ブラック企業と呼ばれることを恐れるあまり、もっと働きたい若者たちから「成長する機会」を奪っている側面が表われているのです。その結果、「ゆるいブラック企業」という新たな言葉が生まれています。この不安はどうやって解消されるのでしょうか。

  5. 「頑張りたい」を奪われた若者たち その一方で、「ハードワークだけど成長できる環境」で働く価値が増しています。コンサル業が人気だったり、ベンチャー企業に転職する人が増えています。なぜなら、膨大な仕事量をこなすことで、圧倒的に成長できるからです。ここであまり体育会系的なことは言いたくありません。ただ、40代や50代で要職に就いている人や、私の経営者の仲間たちは、口を揃えて、「若い頃にバリバリ働いた経験が、その後の財産になっている」と語ります。とはいえ、もちろん体を壊すまで働く必要はありません。選ぶのは本人の自由です。ただ、もっと働きたいのに、その負荷を与えられる機会が奪われてしまっているのは、やはり問題があると思わざるを得ません。キツいブラック企業と、ゆるいブラック企業。どちらにも共通するのは、「明文化されていない」「境界線が曖昧になっている」という点です。人の上に立つ人は、「線引き」による仕組み化が求められます。この責任が果たされていないから、どちらかのブラックに偏るのです。「書いてある通りに結果を出したのに、なぜか評価されない」「書いてあるような結果を出していないのに、なぜか評価される」前者が境界線のない「キツいブラック企業」。後者が境界線のない「ゆるいブラック企業」。どちらも構造は同じです。必要以上に許されなかったり、必要以上に許されたりする。また、属人化によって評価に個人差が生まれたりもする。だから、きちんと成長したい若い人が納得できず、辞めていくのです。(本稿は、『とにかく仕組み化』より一部を抜粋・編集したものです)

  6. 「仕組み」がいいかげんだと信用できねえわな。途上国がそうなんだが、まあ、そういう相手ならそういう相手でやりようが無いことも無い。日本も先進国とは言い難いところが多分に有るんだな、実際・・・。

[15] バフェットが見限った韓国のポスコ、電気自動車で株価大躍進 半年で50%も株価上昇、鉄鋼メーカーからの転身は本物か(1/4) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp) 2023.6.5(月)アン・ヨンヒ

  1. ・・・だが、ウォーレン・バフェット氏とてすべての投資で大成功を収めてきたわけではない。実は韓国株で苦い経験をしたことがある。2006年に7億68万ドルで韓国の鉄鋼企業であるポスコの株を買い、持ち株比率を4.6%にしたと発表した。推定平均買い入れ価格は、1株当たり約15万ウォン(約1万5000円)である。2012年まで保有株式数を394万7555株まで増やした。しかし、2013年から2014年第2四半期までに同社株をすべて売却したと言われる。バフェット氏は、約8年かけてポスコ株を買い、約113%の収益率を上げたものとみられている。先ほど苦い経験と書いたが、数字で見ると実は損はしていない。ではなぜ彼が苦い思いなのか。推定だが、バフェット氏が2006年までに1株15万4700ウォン(約1万5000円)でポスコ株を買った。同社株は2007年末には1株70万ウォン(約7万円)にまで上昇した。もし、バフェット氏がその時点で売っていれば、彼が現実に手にした利益の数倍稼げた計算になる。しかし、彼は「バリュー投資」をモットーにしている。成長性のある企業の株なら、持ち続けるともっと株価が上がり、配当金も増えるはずだった。実際、ポスコは、2000年代の初めくらいから始まった中国のインフラ投資という強力な需要によって、2010年まで10~11%の高いROEを維持することができた。しかし、米中貿易摩擦により、中国をはじめ新興国のインフラ投資需要が徐々に減少した。さらに、韓国は政権が替わるたびに鉄鋼産業規制を強化したり、緩和したりとがらっと変えてしまうため、ポスコが良好なROEを持続できる環境ではなかった。また、ポスコは悪化するROEを高めるために事業の多角化を進め、粉飾決済や莫大な負債を抱えていたテウ造船海洋社にも食指を伸ばして買収したりした結果、狙いとは裏腹にROEは落ち始めた。一時期、バフェット氏が「信じられないくらい素晴らしい鉄鋼会社」と称賛したポスコは、ROEが低下、そしてバフェット氏も全株売却した。韓国人はよく自嘲気味に「KOREA DISCOUNT」という言葉で韓国の株式市場を表現する。「コリア・ディスカウント」というのは、韓国の企業の株価が帳簿価値を下回っていることをいう。また、韓国の企業は、株価収益率(PER)も先進国の平均を下回っている。

  2. 加えて、こういうリスクが有る:「ポスコのパクリ」は韓国の国民性か?それとも… | アゴラ 言論プラットフォーム (agora-web.jp) 北村 隆司  2015.11.09 21:00/新日鉄住金が、韓国のポスコを技術盗用の疑いで訴訟していた事件で、「ポスコが300億円の和解金を支払うことで合意した」と言うニュースが大きく報道されたが、日頃から韓国に特別の関心を持つ産経新聞(電子版)は、「高くついたパクリと裏切りの代償 韓国・ポスコが創業以来の危機・新日鉄住金に高額和解金」と言うちょっと品の悪い見出しで、この結果を喜んでいたのが印象的だった。・・・本題に戻って、ポスコと日本の鉄鋼産業との関係をおさらいしておくと、ポスコは対日請求権資金から資本金を調達し、日本の三大鉄鋼メーカー(当時)から技術の供給を受けて1968年4月に国営企業「浦項総合製鉄株式会社」として発足した企業である。発足後暫くは日本から最新技術の提供を受けて来たポスコだが、その急成長ぶりにブーメラン現象の脅威を感じた日本の鉄鋼業界からの技術供給が中止され、日本より技術水準の劣る欧州に技術導入先を転換せざるを得なかった事が、電磁鋼板は元より自動車用薄板など付加価値の高い鉄鋼製造技術で遅れを取った大きな原因であった。その事と「パレパレ(急げ急げ)文化」のお国柄が重なって「パクリ」に走った事は容易に想像できる。当時の鉄鋼業界は文字通り日夜を徹して技術開発にしのぎを削っていたが、中でも八幡製鉄(当時)が1951年に米国アームコ社から技術導入した熱延珪素鋼板(電磁鋼板)の開発は超極秘扱いで、八幡の製造現場が物々しい雰囲気に包まれていた事を鮮明に覚えている。ポスコに限らす「追いつけ、追い越せ」の圧力が行きすぎると、禁手に手を出したくなるのは日本も例外ではなかった。1980年代に入って重厚長大産業で世界の頂点に立った日本は、他方では産業構造のソフト化やサービス化の波が押し寄せ、この分野で益々米国に水を開けられた事に焦燥感を強めていた。一方米国では、日本に製造業の覇権を奪われた事に対する危機感が溢れ、当時のレーガン政権は規制緩和政策を継続しながらコンピューター、半導体などの先端技術分野での米国の圧倒的地位を死守するという決意を固めていた。日本の焦燥感と先端技術分野のリーダーの地位を守りぬくと言う米国の不退転の決意の激突は、1982年6月23日の早朝「日立、三菱の社員 産業スパイで逮捕」という所謂「IBM産業スパイ(パクリ)」ニュースで日本の産業界を震駭させた事件で爆発する事になった。この事件でもはっきりする様に「パクリ」は韓国や中国の専売特許ではなく、激化する競争に遅れた企業が起こし勝ちな万国共通の忌まわしい現象で、現在でも減少するどころか益々高度化した形で欧米諸国でも頻発している。ここで馬鹿に出来ない事は、必ずしも個々の事実・データに基づいた合理的なものではなくとも「パクリ系国家」と言うレッテルを貼られた国が実在し、一端このレッテルを貼られた国が「パクリ事件」を起こすと「やっぱり」と言われ、日頃信用の高い国が起こしたパクリは「まさか」と驚きを持って迎えられる現実である。残念ながら韓国は「やっぱり組」に分類されている。例えば、米国の世論調査で「ダイナミックで行動力はあるが、短気で押しが強く、感情的」だと思われている韓国人が「パクリ事件」を起こすと「やっぱり」と思われ、「不可解で不気味なところが多く、優柔不断だが、冷静で正直」と言う評判の日本人が「パクル」と「まさか」と思われる場合が多い。韓国がこれだけ経済的な成功を遂げながら「パクリ=韓国」と誤解される原因は、金になることならなりふり構わず何でもしようという「成金的な国民性」が必要以上に韓国の信頼を傷つけているからで、この印象を変えない限り、何か問題が発生する度に「やっぱり」と言うレッテルがついて廻る様な気がしてならない。実は、日本も「成金国家」「物真似国家」と言われた時代が永かったが、日本の絶え間ない改善努力知られた結果、軽蔑が尊敬に変った経過がある。それに比べ、韓国は日本の成功や失敗に学ばす、同じ事を日本から「略30年遅れ」で繰り返す為に、韓国の信用は一向に向上しないままである。とは言っても、新日鉄・住金や東芝が韓国の大企業に「企業秘密をパクラレた事件」で、秘密を漏洩したのが「金目当ての日本人元社員」であった事は、日本の世相や価値観が時代と共に確実に変化している事を示している。これでも判る通り、「ポスコのパクリ事件」は韓国の恥部が吹き出ただけでなく、日本の良き国民性と国際信用を維持する難しさを教えて呉れた事件でもあった。

  3. さて、記事に戻って:・・・バフェット氏がポスコ株を売却してから10年が経ち、ポスコグループは2023年の初め、2次電池素材をはじめ新成長事業を中心に11兆ウォン(約1兆1000億円)を投資すると発表した。そして電池の正極材料、負極材料、リチウム、ニッケルなど、2次電池素材の商用化工場に対する投資を本格化させた。こうした投資に加え、2022年、非鉄鋼部門の営業利益が2021年より27%増加し、企業全体の営業利益に占める割合も35%まで増えた。現在、アルゼンチンとオーストラリアからリチウムを、ニューカレドニアとオーストラリア、インドネシアからニッケルを調達し、正極材料と負極材料を生産している。2022年10月からは、GSエネルギーと合弁法人を設立し、廃バッテリーリサイクル分野にも進出した。鉱物確保から生産、バッテリー素材、生産・供給など、2次電池産業内でセル事業以外はすべて参入している。2023年に入って韓国の株式市場では2次電池ブームが巻き起こり、2次電池素材メーカーの株価が急騰した。ポスコは、今年になって増えた系列社の時価総額だけで33兆ウォン(約3.3兆円)を上回る。2次電池ブームが去ればまた急落するのか、コリア・ディスカウントの壁にぶつかってしまうのか、ポスコの行く末はまだ誰にも予測できない。

  4. 2012年にSamsungの研究所の奴は「電池なんかで頑張ってもなあ」と言っていたが(実際、俺もそう思わんことも無いが。)、リチウムイオン電池が半導体に次ぐ第二の柱にはなってきたかなとは思う。

  5. もちろん、半導体でも韓国らしいリスクは有るのでリチウムイオン電池も・・・と思わんことも無いが:高くついたパクリと裏切りの代償 (nishino-law.com)/・・・1990年代以降、大手企業が相次いで実施したリストラで、技術者が韓国や中国の競合企業に転職したことも不正な技術流出の要因になったとみられている。経産省の調査では、流出先として中国、韓国を挙げた例が多く、回答企業の5割が中途退職者を通じた流出を指摘した。不正な技術流出をめぐっては昨年、東芝が韓国のSKハイニックスに半導体データを盗まれたとして提訴し、韓国側は和解金として約330億円を支払った経緯もある。ただ、これまで大半の日本企業は情報流出が疑われる事例を前に「証拠が手に入らない」として、泣き寝入りを余儀なくされてきた。半導体はそういう時期だったしな・・・。

  6. まあ、どうせやるんなら三元系でなくLFPに誘導したいが・・・。

[16] 蓄電池、価格破壊へ競争 4分の1で「再エネ9割」現実味 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

  1. 1/4では赤字でしょう。電池は赤字でもいいからその後のサービスで利益を出そうとしているのでしょう。

  2. Teslaだが、オーストラリアでもやっぱり火を噴いているのである。

  3. オーストラリア南部の南オーストラリア州。豊かな自然やワインで有名な州はいま、再生可能エネルギーの普及で世界の先頭を走る。太陽光と風力の発電量は州の年間需要157億キロワット時の約6割に相当。2030年にはすべての需要を賄い、50年には需要の5倍の供給能力を備えて州外への「輸出」も見据える。再エネの普及を支えるのが、つくった電気をためこむ蓄電池だ。米テスラなど蓄電大手は商機とみて同州に相次ぎ進出...

  4. リサイクルしてくれればいいんだが、ニッケルは枯渇が見えているのである。

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豪州で運転中の12の大型蓄電池事業から見えたこと|日経エネルギーNext (nikkeibp.co.jp)

  1. 世界最高の再エネ導入目標を掲げ、急ピッチで大型蓄電池の導入が進む豪州を読み解く本連載。第1回は豪州の概況に加えて、他州との連系線が細い南オーストラリア州(SA)が系統用蓄電池を駆使し、2022年12月平均で再エネ比率85%を記録したことなどを紹介した。第2回はSAで稼働する世界初の大規模系統用蓄電池、俗称「テスラバッテリー」など12の大型蓄電池から注目プロジェクトを紹介する。

  2. Teslaのバッテリーは「枯れた」円筒型で安いことは安い。安いんだが・・・。

  3. 豪州に限らず、世界の系統用蓄電池事業を見る上で、画期的なプロジェクトが2017年11月に運開した「Hornsdale-Reserve」だ。世界初の大規模な系統用蓄電池であるこの事業が世界に与えたインパクトは非常に大きい。運転開始時の電池容量は100MW/129MWhで当時、世界最大の蓄電池だった。米テスラのハードウエアとソフトウエアを採用したことも話題になり、俗称は「テスラバッテリー」だ。

  4. そもそもこの規模をリチウムイオン電池でカバーすることが経済合理的とは言えんのだね。だから、日本で成功例となったのはリチウムイオン電池を短周期変動対策に使い、長周期変動対策にはもっとコストパフォーマンスの高い「蓄電池」を使ったものだけなのである。

  5. 蓄電池を所有し事業を運営しているのはフランスの再エネ事業者Neoenの豪州法人Neoen Australiaである。Neoenはこの案件を皮切りに、その後もテスラと組み、画期的な系統用蓄電池事業を次々と展開している。

  6. 何をもって画期的と言うかなんだが・・・。

  7. 豪州では次ページの表1に示したように12の大型蓄電池が運転しているが、そのうち3事業をNeoenが手がけている。また、テスラの蓄電設備は12事業のうち、少なくとも7事業で採用されている。詳しくは後述するが、系統用に開発された大規模モジュール「テスラMP」(Megapack)は「Victoria Big Battery」と「Wallgrove」で採用されている。

  8. ところでフランスだが、フランス本国では蓄電池を使った慣性力確保は経済的と考えられていない。原発の国だし。

  9. 常識を変えた仏Neoenの「テスラバッテリー」 Neoenは系統用蓄電池の第1号案件の立地に、豪州の南オーストラリア州(SA)を選んだ。第1回で説明したように、SAは2016年9月に州全体で停電が発生した。当時、SAは風力発電比率が約40%と非常に高かったことが要因と指摘され、調整力や系統安定に資する予備力が求められていた。こうした背景のなか「Hornsdale-Reserve」は運転を開始し、「慣性力(イナーシャ)」を蓄電池が系統に供給できることを証明した。これがプロジェクト名に「Reserve」という文言が入っているゆえんだろう。ここで、慣性力について解説する。まず現状の交流システムでは、火力・原子力の汽力発電が慣性力を提供している。汽力発電は蒸気でタービンを一定の速度で回転させることで周波数を形成・維持しており、事故などにより発電設備が解列すると周波数は低下する。低下幅が一定の閾値(しきいち)を超えると次々と解列し、解列と周波数低下のドミノ現象が起きかねない。このドミノ現象を食い止めるのが慣性力の役割だ。汽力発電など回転系の発電設備(同期機)は、他機が解列しても自らは回転を維持しようという力(慣性力)が働き、周波数の低下幅および低下速度を弱める効果がある。系統の規模が大きく、慣性力を提供する同期機が多いほど、電力システムは安定しやすい。孤立系統は連系線により広域で汽力発電の慣性力を利用することが難しく、慣性力の確保が課題とされてきた。再エネ導入比率が高まれば高まるほど、さらに慣性力が問題になるというわけだ。話を戻そう。テスラのリチウムイオン電池は高速反応が可能であることから、孤立系統に慣性力を提供できるのではないかと期待が寄せられていた。そこでNeoenとテスラは、電力市場と連系線の運用者であるAEMO(Austrian Energy Market Operator)やTSO(送電系統運用者)、SA州政府の助成を受けて、蓄電容量を運転開始当初の約1.5倍にあたる150MW/194MWhに引き上げ、慣性力の実証事業を行うこととした。

  10. リチウムイオン電池自体が本来高速反応が可能です:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries | LinkedIn

  11. 何も知らねえんだな・・・。

  12. 2020年9月に拡張工事が完了後、実証事業を実施したところ、期待通りの慣性力を提供することが確認できた。Hornsdale-Reserveは 2022年7月にAEMOより「慣性力対応可能」の認定を受けた。この認定後、連邦政府は系統用蓄電池の助成措置を創設。一連の動きは注目を集め、Hornsdale-Reserveの「テスラ方式」 は豪州の各地・各州で革新技術と認知され、採用が相次いでいる。SAは2022年11月に1週間の完全系統孤立を経験した。その際にもHornsdale-ReserveがSA内の系統用蓄電池の「Darlymple-North」、「Lake-Bonney」と共に慣性力を提供し電力システムの維持に貢献したことは、前回解説したところである(第1回「資源大国オーストラリアは再エネ導入目標で世界トップに」)。なお、Hornsdale-Reserveは設置に要した期間がわずか100日だったことでも話題となった。系統用蓄電池事業は設置期間が短いというのも魅力だ。また、2018年1月に嵐によって系統不安が発生し電力市場価格が急騰したことで、運転開始間もない時期に初期投資の回収が進んだ幸運にも恵まれた。

  13. 特に革新的でもないが、思い切って戦闘機ってやってくれたことが評価されるべきなんだろう。

  14. 日本はもうちょっと経済合理性を追求してください。

[17] 次世代太陽電池、実用化へ一歩 東京都など最大規模実験スタート (msn.com)

  1. 「軽い・薄い・曲がる」という特性を持ち、次世代の太陽電池として注目を集める「ペロブスカイト太陽電池」の実用化に向け、東京都と積水化学工業が国内最大規模の実証実験を始めた。

  2. よりによって中国や韓国で特許取ってなかったんでマネされ放題なんだが(笑)。ま、たいして期待してなかったんだろうな・・・。

  3. 都などによると、ペロブスカイトは日本が世界算出量の30%を占めるヨウ素が主原料で、太陽電池の国産化が期待できるという。都はメーカーへの支援によって、世界がしのぎを削る開発競争をリードしたいとの思惑もにじませる。

  4. ま、念のため、国産できますってのがいいのか・・・。

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ところで、中国のこういうところが大好きだ(笑):中国、紙のように曲げられるフレキシブルな単結晶シリコン太陽電池の開発に成功 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

  1. どんどん売っちゃって頂戴♡

  2. 太陽光発電によく使われる太陽電池は単結晶シリコンで作られていますが、単結晶シリコンはもろい素材のため、応力が加わると簡単に断裂してしまいます。研究者の分析で、シリコンウエハーは曲げ応力が加わると、シリコンウエハーの周囲の鋭利なトレンチの領域から断裂が生じることを発見しました。この発見に基づき、研究チームはシリコンウエハーのエッジを滑らかにする処理方法を開発し、それによってシリコンウエハーのエッジの微細構造および力学特性を変えることで、シリコンウエハーの光吸収能力に影響を与えずに柔軟性を高めるよう改良を加えました。研究チームは既にシリコンウエハーの厚さを50~60マイクロメートルまで薄くすることに成功しており、この技術によって生産されたフレキシブルな単結晶シリコン太陽電池は、従来の太陽電池と比べても、光電変換効率はほぼ変わりません。このようなフレキシブルな太陽電池は太陽光発電の応用シーンをさらに大きく広げる可能性があるとみられています。


by T. H.


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