10;「DX」に、もにょってごにょって
胃カメラの予約忘れてました…。はやくしないと秋が終わりますね…。
今週注目の補助金・助成金
いきなり新コーナー立ち上げです。今週だけで終わるんじゃないでしょうか。とはいえ始めることが大事です。「継続できるかわからないならやるな」と言うなら、なんで生きてるんでしょうか。Go To xxxx!!!
一般財団法人建設業振興基金
ICTを活用した施工管理や多能工化推進に本格的に取り組む中小・中堅建設企業によるモデル性の高い取組を支援します
とのことです。くわしくは →「地域建設産業 生産性向上・事業継続」支援のご案内 へ。
建設企業のみなさんは今ごろ、たくさんのフォーム営業を受けているかもしれないですね。私はそういうのやらないです。そういうのは、私にかかる人件費のムダづかいだと思っています。そして、このようにムダな文章を書いています。I go to xxxx!!!
公益財団法人I-O DATA財団
国内の大学・研究機関および企業等において、①情報通信技術を活用した新事業または新用途の創出、および、②新型コロナウィルス影響下で、情報通信技術を活用した新たな生活様式の創出を志向する研究開発に取り組む研究者等に対して助成金を支給し、学術および科学技術の振興に寄与することを
目指す事業です。
とのことです。くわしくは → 研究開発助成 へ。
今度は第4回めだそうで。先進的に思える取組が並んでいて、へえ~って思いますね。たとえば、内海ゆづ子さんの「画像解析に基づくブドウ農家育成支援システムの開発」って、どういうことかなあ?と思い、同氏のウェブサイトに行ってみると、概要解説がありました。でも数年前から更新がとまっていて、今どうなっているんでしょう…。メールしてみようかしら。
デジタルトランスフォーメーションってなに?
かなりイマサラ感のある題目で恐縮してます(嘘です開きなおってます)。
2018年12月に発表された「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」によると、
企業が(中略)データとデジタル技術を活用し(中略)競争上の優位性を確立すること。
と「デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)」が定義されています。なるほど?なんとなくわかります。優位性を確立しない方策には言及しないし、データとデジタル技術を活用しないで優位性を確立する方策にも言及しないんですな。
弊社のひでしも、DXにまつわる記事を書いています。
なんというか…、いぶかしいんですよね。日本は解雇規制を緩和するの?と。
私にとってのデジタルトランスフォーメーションは、「ITの利活用によって、人事異動、退職勧奨、契約解消などを前提とした人件費の最適化をおこない、まずは倒産を回避するよう、企業が体制変更を実施すること」です。リアルな話、けっこうヤバげだと思うんですよ。だって、人の手をかけるのがムダなところをIT化してスピードアップして競争優位性を確立するんですよね…?じゃあ、そこやってた人はどこに行ってなにをするんでしょう。
非正規雇用者の提訴に対し最高裁が下した判決について「最 "低" 裁」と話題です。社会的な構造がこのままでよいのかと、舞田敏彦さんが記事にされています。非正規雇用の需要がなくならない背景に、比較的柔軟に企業体制の拡縮ができるよう、解雇規制のきびしい正規雇用(無期雇用)だけでなく、切るべきときに切られる有期契約も求めたい経営者の存在があるのは、容易に推察できます。
ひるがえって、DX。データとデジタル技術を活用し、競争上の優位性を確立しようとする過程で、減らせる人件費が発見できたとしましょう。あなたが社長ならどうします?
つまりDXを遂行するなら、人員配置の最適化は避けられず、人の長所や適性や、それらを通じた良好な成果が強く求められる事態を招きます。良好な成果によってこそ、競争優位性が確立できるからです。これ、弱肉強食です。企業はもともと経済合理性の中で弱肉強食の環境にさらされていますけど、人(の認識や感情)ってそんなに簡単にトランスフォームできるんでしたっけ。ド人事のみなさん、どう思います?「デジタル」ってついてますが、情シスとかエンジニアでなくて、おもに人事領域の課題ですよ。
DXが、あまたの一般庶民が求めている世界観なのかなあと疑問です。
ただ…、「どうせ人は変われないし」と諦めてたら、たぶん沈没しちゃうとも思います。じゃあどうするか。答えはいっこ、あるんです。
また来週!
P.S.
前掲の「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」おもしろいですね。失敗ケースに、
経営者が明確なビジョンがないのに、部下に丸投げして考えさせている(「AI を使って何かやれ」)
とあり、「うおお!場合によってはこれはきつい!!」と泣き笑いでした。こういう人、ほんとにいるの?
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