クリスマスケーキ理論と年越しそば理論

25日(25歳)がピークで後は売れ残るというのが「クリスマスケーキ理論」だが、今や日本人女性の平均初婚年齢は29歳だ。
それでは時代にそぐわないということで、代わりに出てきたのが「年越しそば理論」である。

クリスマスケーキと比べて年越しそばは31日(31歳)なので6日(6歳)の猶予があり、それだけみれば優しくなったといえるが、残酷な側面を持ちあわせている。
クリスマスケーキは25日に売れなくても数日間は売れるであろう。
しかし年越しそばは年を越せば全く需要はなくなる。
32日(32歳)になった途端、奈落に突き落とされるのだ。

「地獄への道は善意で舗装されている」とはヨーロッパの格言であるが、「年越しそば理論」はまさにそれである。
そういう意味では「クリスマスケーキ理論」のほうが失礼な感じはあるが、まだ優しいといえるのではないだろうか。

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