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Vol.2-#39 ハネムーン紀行⑥

ヨハンを探して


ジャミ子は昔、浦沢直樹の「モンスター」という漫画を読み、「自分はいつかヨハンを探しに世界を放浪するだろう」と思っていた。そうしてさまよい、辿り着いた先のカレル橋。

橋の上では皆、写真撮影に情熱を燃やしている。裸スレスレのドレスで風に吹かれているアジア人女性はアッパレだった。
(プラハは北海道より緯度が高く冬は極寒)

だがヨハンはいない。
次にジャミ子が向かった先はダンシングハウス。

なんちゅービルや。
ハエ?

ここもいない…。

天文時計
火薬塔
昼ゴハン
人違い

一通り探したが、ヨハンはプラハにいなかった。ジャミ子はこの事を直樹(浦沢)に報告せねばと思った。向かった先は郵便局。

ホルンのような郵便局のロゴ

エアメールを出そう。昔は伝書鳩を飛ばしていたジャミ子だったが、今は時代が違う。手紙の時代だ。

手紙は約20日後、日本に届くことになる。


プラハにヨハンがいないとなると、一体どこにいるのだろう。

ーーーそうか、パリだ!パリにいるに違いない!

ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港


翌日ジャミ子は、パリ・オルリー空港に降り立った。

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