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#90/ウォーキングベースラインがずっとワンパターンで困る…

こんにちは。

ベース講師の星野徹です。

今日は、

ウォーキングベースラインが
ずっとワンパターンで困る…


という、よ〜くいただく
ご相談を受けたときに、お伝えする
考え方をシェアしたいと思います。

セッションでジャズの
ウォーキングベースを弾く場合、
10コーラスも20コーラスも
演奏をすることがあります。

その都度、リズムや音使いが
ずーっと同じだったら
演奏の満足度も下がっちゃいますよね。

そんなときに助言させていただく
考え方です。

それで、結論、

ワンパターンでも周りのメンバーが
ノリやすかったらいいんですよ〜


という内容ですが、この内容を
深堀りしてお伝えします。

たぶんこの手のコラムは何度も
書いてますが、現在の言葉で
表現させていただきます。



ワンパターンなことって、そんなに
悪いことではない



ワンパターンなことって、そんなに
悪いことではないと考えています。

伴奏される側は、
音使いのバリエーションよりも、

ルート感がちゃんと感じられるか
リズムキープがしっかりできているか

が重要だと考えます。

加えて、名盤の演奏も
同じようなパターンで演奏されている
ケースってけっこうあるんです。

たとえば、こちら。


「Bag`s Groove」という
Fブルースの曲ですが、

冒頭のツービートの音使い
0:00〜0:20(1コーラス目)
0:21〜0:40(2コーラス目)

そんなに変わらなかったりします。
(完全に1コーラス目と2コーラス目
同じではないですが)

それでも、すっごいかっこいい
ベースラインに仕上がってます。
僕の好きなベースラインの演奏の
ひとつです。

なので、「すごい人でも同じような
パターンの演奏あるし、ワンパターンでも
そんなに気にすることないよー」

というところです。

それでも、やっぱり
「ずっと同じ感じじゃつまんない!」

っていうのれあれば、

無理矢理パターンを詰め込むのではなく、
小節の第一音目の音を変えてあげる
ように工夫してあげるといいかもしれないです。


小節の第一音目の音を変えてあげる



Fブルースだったら、

1小節目第一音目のF音
1周目が4弦1フレットのFを使ってたら


2周目を2弦3フレットのF音にしてあげる



とか

2小節目第一音目のB♭音
1周目が3弦1フレットのB♭を使ってたら


2周目を1弦3フレットのB♭音にしてあげる



とか。

こんなふうに、小節の第一音目を
変えてあげるイメージを持ってあげると、
おのずとそこに向かう
経路も変わってきますから、
バリエーションも変わってきます。

全部の音使いを無理矢理変えようとして
全部仕込んだりすると、実践で忘れちゃって
結局崩壊します。


なので、
小節の第一音目の音を変えてあげる
考え方、けっこう使えますから

ウォーキングベースラインが
ずっとワンパターンで悩まれている方は
考え方の参考にしていただければ幸いです。

ということで、本日は
【相談】ウォーキングベースラインが
ずっとワンパターンで困る…

というご質問にお答えする内容での
コラムとなりました。

皆様の日々の練習のヒントになれば
幸いです。


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