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モトBlog】避暑したりハッピーメーター度測ったりキャリア改造開始したり。

住んでる惑星間違ったかな?レベルで猛暑日が続いています。
筆者は福岡在住ですが、昼間どころか朝に水道の蛇口を捻ってもぬるま湯が出るという有様で、人間がシャワーを浴びる分には良いのですが、ペットの水換えは夜しかできません。
かといって、外出せず長時間エアコンに当たっていても体がダルくなり無意味な疲労感が蓄積するのみ。

だったら涼しい所に脱出するまでよ!
という訳で、日中暇な時は避暑と気分転換と癒しと電気代節約を兼ねて「下駄バイク」YB-1で海に山に足を伸ばしています。

ちょっと郊外に走るだけで空気も風も涼しくなる

街中を走っていても、速度を上げれば冷えるどころか体に当たる熱風の勢いが増すだけですし、物陰で一休みしようとしても建物からの照り返しやコンクリートが蓄えた熱のせいで割と地獄なのですが…
少し郊外の山間部に移動すると、同じく猛暑である事には変わりないのですが、周囲の空気も体に当たる風も涼しく、YBを停めて木陰で一休みするだけで涼を取れます。

青く輝くカワセミが飛び、川魚がキラリと身を翻す田舎の川。
ひとり川岸の木陰でボヘーッと涼を取りつつ駄菓子を食い、いつものようにノンビリしていると

最初は防空壕かと思ったが違った

近くの山の中に、古い石造りの穴が。
少し歩いた所に陶芸の窯があるので、これは昔使われていた窯かな…と思い近づいてみると

なんか焦げてる

外からわかる構造からして、やっぱり以前使ってたなんだろうなと。
土を取り除いて中を掘り進めればきっと奥の方は夏でもひんやり冷たいでしょうから、窯として使わないのならワインセラーとかにもよさげ。

ここの土地のオーナーになれて、かつ法的に許されるのであれば、カッパドキア遺跡よろしく地底住居にしてしまいたい気もしますが。

日差しが強すぎてスマホの画面写せない問題

そんな日々を送る一方、そういえばYB-1のスピードメーターの計測値のズレ…いわゆる「ハッピーメーター」の度合いを計測していなかったので、最近前後タイヤを新品交換したばかりという事もあり、GPSメーターアプリをインストールしたAndroidスマホをYBに取り付けて走行開始。

Rally Tripmeter(for Android)

筆者が各種計測やツーリング等に使用しているこのGPSメーターアプリ「Rally Tripmeter」は名前の通りラリー用で、無料版であっても必要十分な機能と見やすい画面構成を備えています。本項執筆時点では日本語対応こそしていませんが、なかなか良いアプリだと思います。

で、今回はスピードメーターの誤差をGPSメーターアプリで確認する作業だったのですが、幾つかの注意点があります。
それは…

①速度計測方法の違い

バイクのスピードメーターは、タイヤの回転速度を機械的、もしくは電気的に読み取って速度を計測し、リアルタイムの速度をメーターに表示します。
つまり、表示されるのは「瞬間速度」です。
一方、GPSアプリは衛星との信号のやりとりで区間内の移動時間を計測、通信を行った区間内での速度をアプリ上に表示します。
こちらは「区間速度」を表示するのです。
この両者の計測方法の違いゆえ、誤差計測時は
■なるべく一定速度で走る
■なるべくGPS衛星の電波状況が良い所で走る
■できれば長い距離を走る
という上記の条件を満たして計測を行い、瞬間速度と区間速度という異なる計測方法によって発生する誤差を極力抑える必要があります。

②タイヤのコンディションや路面の問題

バイクのスピードメーターがタイヤの回転数を元に速度を計測する以上、タイヤの摩耗に伴うスリップ率の変動やタイヤ径減少(特にブロックタイヤで顕著)といった問題でも誤差は発生するので、タイヤのコンディションが良好な状態での計測が望ましいです。今回は前後タイヤ交換直後なのでこの条件についてはクリア、空気圧についてもメーカー推奨空気圧にキッチリ調整済です。当たり前ですが、空気圧によってタイヤ径は大きく変動しますので。
あと、路面のコンディションや状況(天候含む)にも注意しましょう。

で、計測した結果ですが…
車両搭載・純正メーターの誤差は「だいたい+2km/h」と、気にしなくて良いレベルの僅かなハッピーメーター度でした。少なくとも壊れてはいませんし、この程度の誤差であればスルーして問題ありません。

デイトナ製スマホホルダーに制震機能を追加。
見た目ダサいけど、これなら砂嵐もカナブン直撃も平気

そういえば、ちょっと前に「バイクにiPhoneをハンドルマウントすると振動でカメラ壊れる問題」が大きな話題となり、制震マウントが売れたようですが、
そもそもスマホを裸でハンドルマウントなんて筆者にはできませぬw

「走るバイクの上」という環境はまさしく地獄そのものです
上記問題で話題になった振動のみならず、激しい温度差や風雨、高速で吹き付ける汚れや土砂、車が跳ね上げてくる小石、田舎道だと弾幕ゲーの如き勢いで大量ヒットする虫…と、スマホによろしくない要素には事欠きません。
スマホの防水防滴機能は、極一部のタフな端末を除き実際は脆弱なものですし、耐衝撃性についても同様です。スペックを鵜呑みにしてはいけません。
スマホはしっかり守ってあげるのがベストです。

加工前のキャリア形状撮影するの忘れましたスマソ

そして、避暑したり計測したりするついでに、多分古いホンダ・タクト純正品らしい年代物のリアキャリアをパーツ屋さんで発見。その場にあったYB-1の部品取り車で現品合わせして「加工すれば付くかな!」という事でゲット。
※22.08.10追記:AF09型タクト(クレージュタクト含む)の純正品でした。

我が家にはプレス機などという洒落たアイテムはありませんので、タイヤレバーとマンホールの蓋を駆使して手曲げ加工。
あとは適当な汎用金具を使い、この加工済キャリアをYB-1に付けるだけ。
これ位錆びてた方が、うちのYBには合いそう。

という訳で、夏の日は割と結構な勢いで過ぎています。
もう日が短くなっており、ツクツクボウシの勢力も増しています…秋近し、つまりツーリングの季節も近いという事です。

YBへのリアキャリア装着も含め、しっかりと秋のツーリングシーズンに向けた備えをしておきたいものですね。

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