ウィル・オスプレイとタマ・トンガが抜けた後
↑1.4予想編はこちら
WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドームも終わり、いよいよ新しい展開を迎えようとしています。
1.4ではタイトルマッチの7試合の勝敗について、予想してみたのですが、結果は4試合が的中、3試合が外れ。
蓋を開けてみたら、7試合ともタイトル移動。
衝撃の年明けでした!
ただ、試合結果もそうなんですが、自分にとって一番の驚きは、タマ・トンガ選手の退団表明です。
これで既にAEWへの移籍を表明しているウィル・オスプレイ選手と併せて、トップ外国人選手が2人抜けることとなります。
この時期は契約更新の時期でもあるので、毎年のように選手の動きが有るのですが、これだけ貢献度の高い選手達が離れるのは、やっぱり寂しいですね。
ただ、残った選手達にとっては、こうした新陳代謝はチャンスでもあります。
そこで今回は、この2選手の後継者候補を、考えてみたいと思います。
次代のトップ外国人選手
自分の思う新日本外国人選手の序列は、オスプレイ選手が頭1つ抜け出てて、そこにタマ選手、デビッド・フィンレー選手、ザック・サイバーJr.選手、ジェフ・コブ選手が続くといった感じです。
これからオスプレイ選手とタマ選手が抜けると、必然的にフィンレー選手とザック選手、コブ選手が、上がってくると容易に想像できます。
それだけ、新日本の外国人選手層は豊富なのです。
かつては、BULLET CLUBのリーダーが、トップ外国人選手でした。
AJスタイルズ選手→ケニー・オメガ選手→ジェイ・ホワイト選手と、トップ外国人といえば、BCリーダーでした。
ジェイ選手が昨年2月に退団して以降、トップ外国人として支えてきたのが、UNITED EMPIREのオスプレイ選手です。
ここで近年初めて、"トップ外国人=BCリーダー"という不文律が崩れました。
かつての法則に倣うならば、次のトップ外国人選手は、フィンレー選手となるでしょうし、また、オスプレイ選手と同じイギリス出身のザック選手や、同じUEのコブ選手にも、トップ外国人選手に相応しいストーリーを有しています。
こうしたことからも当面は、この3選手がトップ外国人選手として、機能していくでしょう。
ただ、近い将来となると、そこに続く選手達は誰か⁉️
ということではないでしょうか。
ところで、オスプレイ選手とタマ選手は、パワーもスピードもテクニックも持ち合わせた、類い希なる身体能力の持ち主です。
試合スタイルで見てみると、この両選手の代わりなんて、ハッキリ言っていません。
ただし、そこまで三拍子揃っていなくても、近い選手ならいます。
エル・ファンタズモ
ヒクレオ
この2選手です。
G.o.Dのタッグパートナー同士の両選手ですが、もう既にタマ選手がいなくても、ユニット内での存在感を見せています。
WORLD TAG LEAGUEの準優勝から、1.4でIWGPタッグとSTRONG無差別級タッグの二冠王者という華々しい結果も残しましたし、会場でのファンの支持率が高いのも好印象です。
ただ、この両選手がいつまでタッグを続けるか⁉️
元々、シングルプレイヤー同士ですし、このチャンスを窺って、意外と早くタッグを解消するかもしれないと、自分は思っています。
ヒクレオ選手は208㎝、120kgの体格に、野毛道場出身で基礎が出来ているのは、実力的にも信頼感がおけます。
近い将来、少しタイプは違いますが、WWEでトップとして活躍していた、ジ・アンダーテイカーのようなスケールになる、そんな素養を持っていると思います。
タマ選手の実弟という立場からも、その穴を埋める位置にいるでしょう。
一方のファンタズモ選手は、キャリア的にも、ここが勝負時かと。
元々、ハイフライヤーとしては、オスプレイ選手と並ぶ技術を持っていますし、RPWを経ているところも共通点です。
ただ、ヘビー級でとなると、もう少し力強さが欲しいところです。
年齢的にもこれから筋量を増やしていくのは、難しいと思いますので、何かもう1つか2つ新技を身に付けて、試合運びにさらに磨きをかけていくのが、ヘビー級のパワーに対抗する近道だと思います。
また、この2選手に続く選手として、
HENARE
アレックス・コグリン
ゲイブ・キッド
といった新日本所属の外国人選手達もいます。
ヒクレオ選手とファンタズモ選手に比べたら、今はまだ少し遠い位置にいるかもしれませんが、これらの新日本育ちの選手達も、まだまだ化ける要素はあると思っています。
元々、プロレス界でトップになるのに、国籍は関係ありません。
外国人選手が抜けた穴を、日本人選手が埋めることも可能です。
ただ、外国人ならではの規格外のパワーや、高い身体能力というのも、プロレスの魅力の1つでもあります。
そんな魅力を最も伝えられるのも、新日本プロレスならではなので、外国人選手の今後の活躍に期待したいですね。
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