ラニーノーズの「例のnote」事件まとめと個人的意見

普段炎上事案には関わらないようにしてたんですが、この件はあまりにも面白かったので、追ってしまいました

言いたいことを一方的に書いてもいいかと思ったけども、情報量多いので、まずまとめてから意見書こうと思います

何が起こったか

なぜこのタイミングなのかはわからないですが、こちらのnoteが急にバズりました

たぶんハイツ友の会の解散から、顔ファン論争とかヤバいファン話とかが盛り上がって、その流れなのかな?

ラニーノーズという芸人のファンが、行き過ぎた言動・行動で本人にSNSブロックを食らって、それに反論してるnoteです

元noteがとにかく長くて、かといって文章自体は日本語的にはしっかりしているので、余計に著者の認知の歪みが気になる怪文書です

で、このnoteに対して、新道竜巳のごみラジオが鬼の連投をしていて、ここでわたくしは腹ちぎれるぐらい笑いました

この後もっと増えました

ここから、もうちょっと細かく見ていこうと思います

  • ラニーノーズがどういう芸人だったか

  • 著者はファンとしてどのような問題があったか

  • 新道竜巳は何を言っているのか

ラニーノーズがどういう芸人だったか

俺はちょっとお笑いのヲタさんではないので、ラニーノーズという芸人を知りませんでした

元々のnote読んでたら、最初Runny Noizeっていうバンドの話をしてるのかな、と思ってボーッと読んでたら、急に芸人がどうって話になったので、訳わからなくなったんですが、どうも芸人とバンド活動を両方してる感じのスタイルみたいです

2012年結成なので、芸歴もそれなりにあって、「ABCの歌」見たけど、けっこー面白いんじゃないかなって思いました

ん〜でも調べた感じだと、ネタの人というよりは、ちょっとワーキャー芸人なのかなという印象でした

著者はファンとしてどのような問題があったか

ファンが高じてアンチになる人って少なくないと思うんですが、著者はけしてアンチではないみたいで、そこがちょっと今回厄介だなと思いました

  • 音楽の方からラニーノーズ(Runny Noize)のファンになった

  • お笑いの方のライブを名古屋から大阪まで見に行って、6本ネタ見たけどつまらなすぎて帰りの新幹線で泣いた

  • 気持ちが抑えられなくて、DMでネタのダメ出しを送った

  • Twitterでもつまらないと書いた

  • お笑いのラニーノーズを見るのはやめて、音楽のRunny Noizeのライブだけ通い続けた

  • ライブ中に目が合わなくなったり、終演後の出待ちでの対応が悪化してきたり、「嫌われている」という印象が強くなる

  • そのことがストレスでツイートしたのがきっかけで引用RTされた上でブロック

  • その後引用RTは削除&ブロックは解除されたので、再度フォロー

  • しかし名古屋のお笑いライブの終演後に吉本の社員から呼ばれて厳重注意

    • Twitterサークル内でしていた性的なツイートが流出していた

    • 二度とこのようなツイートをしないことを誓約書にサインさせられる

    • ラニーノーズ本人のアカウントからもブロックされていた

著者は男子大学生で、本人は異性愛者であると書いてますが、「洲崎さんになら抱かれてもいい」みたいなことも書いていて、その辺の感覚は本人しかわからないところですが、少なくともラニーノーズサイドからしたら「性的に見られている」という感覚はあったように読めます

新道竜巳は何を言っているのか

新道竜巳を知らない方のために簡単に書くと、馬鹿よ貴方はというコンビで活動しているお笑い芸人で、プレイヤーというよりかは「本当にお笑いが好きすぎる人」という印象です

ごみラジオは新道竜巳が本当に自分が喋りたいことを好きなように喋る、みたいなチャンネルです

で、今回「ラニーノーズの痛いファンについて①」から、3本連続で動画あげてます

トータル2時間

その後の3本の動画も、タイトルに「ラニーノーズ」とは入ってないものの、内容的には派生してるものなので、+50分

どんだけ喋るんだよ

でも俺は全部見ました

この3時間、死ぬ間際にめちゃくちゃ後悔するんだろうな

基本的には、当該note音読して、おかしいところにツッコミを入れていく動画です。同じ話結構してるのでパート1だけ見ればいいかなって思います

パート1でした「若手芸人はまだ発展途上だから、面白くないネタも時にはやりながら成長していくものだ。東大生が中学生のときから、東大入れるぐらい勉強できましたか?」みたいな話を、「お笑いファンがプロの芸人さんにダメ出しを〜」の動画で野球の例えでもう一回します

新道さんも色々言ってて、要約するの難しいんですけど、ポイントはこんなとこですかね

  • 「自分は正直に書いてるだけ」というスタンスだが、怖い人に対して同じことができるか?ラニーノーズが優しそうだから言えてるだけでは?

  • すべてのネタが面白い芸人なんていない。特に若手芸人はハズレのネタも当然ある。それは当たり前のこと

  • 今つまらない芸人だったとしても、将来は面白くなれるようがんばっているのだから、そのがんばりを否定するな

  • 正直つまらないという感想だったとしても、それで気を悪くするからみんな直接本人には言わないようにしている

    • どうしても言いたいなら友達とお店で話せ。SNSに書くな

    • そういう友達がいないなら、まずそこからじゃない?

相手が大学生で、新道さんはたぶん2回りぐらい年上なので、怒ってるというよりは、行動を改善して欲しいみたいな気持ちが強く出てる気がしました

動画の①で「このnote長すぎ。文章がダラダラ長いのは、あなたが頭悪い証拠です」みたいなこと言ってたのに、動画時間2時間超えになってるし、内容もキュッとしたら30分以内になりそうなこと言ってるなあと思って見てたら、③で「この動画ももうこんな長くなって。でもあなたのnoteがやってたことってこういうことよ。ラニーノーズの気持ちがわかった?」みたいな伏線回収があって、そこが熱かったですね

動画全部見ると、終盤の方はもうヒートアップしすぎて、「そんなにダメ出しするなら、あなたが芸人になって、自分の満足いくネタを書いたらいいじゃない」みたいなこと言い始めてて、俺もそれは「今回のケースは別にそういう人じゃないんじゃないかな」って思ったんですけど……

ラニーノーズ側のリアクション

このタイミングでラニーノーズもnoteをあげています

タイトルでミスリードさせてますが、なんかただのホラー小説みたいですね

個人的意見

いやーまとめるだけでめちゃくちゃ長くなった

今回思ったことを書かせてください

最初のnoteの著者の人格を責めたり、カウンセリング勧めたりって反応が多いように見えますが、それだけじゃないかなと個人的には思っています

もちろん本人の認知が歪んでるのが根本的な原因で、ラニーノーズのお二人もファンはファンなので無碍にもできなくて、キツかったんじゃないかなと思います

俺も正直最初note読んだ後は「怖いな」と思いました

ハイツ友の会の解散でだいぶショックを受けたんですが、こういうヤバいファンで心を削られたのも解散の一因になったんだろうなあなんて思ってしまいました

ハイツ解散のときは「本当に"お笑い"が好きな男性」という文言から、女芸人を性消費する男ファンという構図で論争になってましたけど、男芸人でも問題は変わらないのかなと今回のラニーノーズの件で思いました

人気商売やってると、性的に見てくるファンというのはどうしても発生して、特に昨今のファンビジネス色がより強くなったお笑いやアイドルは、しょうがない気がします

「お笑いは純粋にネタを見ろよ!」みたいな声もありますが、そんなストイックな鑑賞態度をファンに求めるのもまた歪みかなと思っており

問題はその性的に見ているというのを本人が食らってしまうことで、今回のケースでいうと、Twitter(サークル内とは書いてるけどもどのぐらいサークル内で閉じていたのかちょっと疑問)で「洲崎さんになら抱かれてもいい」と書いてる男の子が、出待ちで密着して写真撮ってくるのはマジでキツいよなあと思う

あとはファンが「ラニーノーズにはこうあって欲しい」を押し付ける状態になるのもキツい

ラニーノーズを観ることはやめた僕だったが、
応援して1年がたち、2023年に入ると
ラニーノーズは音曲漫才からコントをメインにシフトチェンジすると発表した。
僕は、ラニーノーズの活動内容にかなり疑問を抱いていた。
せっかく漫才を頑張ってきたのに、いきなりコントにチェンジするのもおかしいし、
世界進出に向けたという謎の全然面白くないYouTubeチャンネルを始めたりもしていて、困惑した。
本当に何がしたいのかわからなかった。
迷走していると感じていた。
大好きな人たちが変な活動をしていると、不安になる。

別にこの主張が正しい、正しくないはいいとして、本人がこの路線で行こう、でやってるんだから、それをファンが否定する資格はない

「こんなの俺の求めてるラニーノーズじゃないよ」というのであれば、別の芸人に行くのが筋だ

ただ著者の気持ち的に、洲崎ガチ恋っぽいので、他の似たようなバンドや芸人じゃダメ、ということなんだろう

本人が好きな人に対する考えを二分類している

好きな人に対して、好きすぎて狂信的になり、全肯定人間になる人
②好きすぎて、愛を拗らせて文句ばかり言ってしまう人

①が信者で、②が今回のnote著者なわけだけども、「信者になるのが正しいのか?」という問いかけは、もしかしたら刺さる人がいるかもしれない

芸能事務所が求めてるファンというのは、盲目的信者が理想像とされているところがある。それは間違ってる

そして今回のnote著者も間違ってる

「愛を拗らせて」っていうのはそっちの主観であって、客観的に見たら文句言ってるだけやぞお前、というのに早く気づくべきだった。やってることがアンチと一緒になっている

なんかもっと普通に、見た目が好き・曲が好きで活動を追って、その中でうーん曲は好きだけどお笑いはあんまり合わないな、を素直に受け入れられれば良かったのにね。あと「全肯定できなければファンにあらず」という空気もたしかにあるような気がする。これも良くない

こうやって熱狂的なファンが気づいたら熱狂的なアンチに変わったりするんだろうな

推しっていう気持ち悪い言葉も早くなくなればいいのに

終わりです

(了)

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