2023年千葉ロッテマリーンズ指名予想

2023年千葉ロッテマリーンズ指名予想

パ・リーグ2年ぶりの2位となり、ここ5年間で2位が3回とAクラス常連の千葉ロッテマリーンズ。
その理由と今後の課題を考えながら、2023年ドラフト予想をしていく。

☆チーム順位 2位
【野手編】

勝利数は70勝と3位ソフトバンク、4位楽天と同数で、引き分け数が多かったロッテが2位になった。打撃成績も投手成績も際立って良い数値はなかったが、勝負所の代打やリリーフがハマったことが多いように思う。

打の中心はやはり本塁打王のポランコ。昨季所属のセ・リーグの巨人では守備面が不安視され契約更新されなかったが、ロッテが拾い、4番として十二分な働きをした。
中村はチーム最多出場でキャプテンとしてチームを引っ張った。
それに続いたのが、安田、山口、藤原、佐藤都志也、藤岡といった近年ドラフトで獲得してきた選手たちだ。
出場機会は多くないが、和田も20盗塁と持ち味を発揮。
ドラフト2位ルーキーの友杉も64試合出場でき、経験を積んだ。
これらの若手はまだまだ成績では他球団の看板選手には劣るが、明るい兆しは指している。
荻野は怪我で離脱が多かったが、荻野と角中の両ベテランはチームにとって欠かせない存在。
トレードで巨人から加入した石川も主に代打や左キラーとして勝負強さを発揮し、打率.348と大活躍。

ファームでは育成3位ルーキー勝又がイースタンリーグ最多出場・最多打数を記録。打撃面はまだ成長途上だが、1年間戦い抜けたことは自信に繋がる。来季以降の成長株として期待したい選手。
本来平沢・池田・井上は1軍で活躍してほしいところだが、この辺も来季以降成績を残し始めたら、層が厚くなり、将来のチーム作りもしやすくなるだろう。

【投手編】

佐々木朗希がエースとして活躍していたが、後半戦から怪我をし、フル回転とはいかなかったのは残念。しかし、15試合登板で防御率1.78は驚異的。離脱しないようにすれば、1位の背中は見えてくるはずなので、来年に期待。
奪三振リーグ2位の種市と勝率3位の小島がともに10勝を挙げ、チームを支えた。巨人から加入のメルセデスも4勝8敗と負け越しはしたが、防御率3.33で116回を投げたのは立派。
リリーフではペルドモがリーグ1位の42HP、益田はリーグ2位の36セーブを挙げた。他にも西村、坂本、東妻、澤村、澤田が主要で投げてきた。
終盤3年目の中森が良い投球を見せたので、来年は佐々木・種市・小島とローテーションを回ってほしい。
益田は勤続疲労があるのか、防御率が低いので、今季も少しクローザーを担った澤田に来季はゲームを締めてもらいたい。

【課題点】

  1. 先発左腕不足

  2. 内野手で得点力を改善できるような率を残せるバッター

  3. リリーフ投手の補強

  4. 佐々木の早期のメジャー流出可能性を考慮し、高卒投手

  5. スラッガー候補

【指名予想】

  1. ドラフト1位には即戦力左腕を。
    武内(國學院大)か細野(東洋大)に入札。できればロマンが溢れる細野ではなく、実践派の武内を指名。先発左腕は小島、メルセデス、中村に続いていないので、先発ができる即戦力左腕を獲得したい。外れでは古謝(桐蔭横浜大)か。

  2. 2位には上田(明治大)を指名できれば、率を残しながら、得点力を向上に貢献してくれるはず。安田の競争意識を高める効果もありそう。先に指名されていた場合は、廣瀬(慶応大)や真鍋(広陵高)、明瀬(鹿児島城西高)のようなスラッガータイプを指名するのも良い。

  3. 3位にはリリーフ投手を指名したいところだが、地元の早坂(幕張総合)の評価の高まりを受け、先に有望な高卒投手を指名したい。

  4. 4位に即戦力投手で松本(トヨタ自動車)や権田(TDK)が取れるとリリーフ陣の安定化につながる。

  5. 5位に村田(皇學館大)、田中(太成学院大)の大学スラッガーを指名したい。

【結論】
1位武内
外れ古謝
2位上田・真鍋
3位早坂
4位松本
5位村田
以上

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