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abemaの将棋 / サヴァ・ブッククラブ

一昨日と昨日の日記。

一昨日(4/30)

 「第三回abema TVトーナメント」の過去回をひたすら見ていた。ABEMAで放送中の将棋の大会である。将棋のことはなんにもわからない。それでも一度見始めると想定以上におもしろくて、数時間釘付けになる。

 何がおもしろいかというのは色んな場所で散々語られていると思うけど、こと「素人でも楽しめる」という点においては
・早指し
・チーム戦
この2つの要素が効いている。効きすぎている。

 このトーナメントでは、5分切れ負けの「フィッシャールール」が採用されている。
 5分切れ負けだから、自分の持ち時間は5分しかなく、1手に時間をかけることができない。なくなってしまえば、どんなに将棋が優勢でもその時点で負けとなる。普段ならじっくり一時間くらい考えたい盤面でも、ええい!と自分の指運(って言うんだって!)にまかせて打つしかない。この勢いがおもしろいし、見ている側にとっては常に退屈しないスピード感だ。
 更にフィッシャールールが駆け引きを面白くする。これは、「1手打つごとに、持ち時間が5秒増える」というもの。先程「持ち時間は5分しかない」とは言ったが、5秒以内で打てば持ち時間は減らない。序盤に持ち時間を使いすぎて余裕がなくても、5秒以内で踏ん張っていれば持ち時間が逆転したりする。終盤になっても「決定的な優勢」が起きづらいのだ。

 少しひねった早指しルールのおかげで、見やすく、おもしろい将棋となる。優勢/劣勢が目まぐるしく入れ替わるし、棋士の性格が出るし、一試合だいたい25-30分ほどでコンパクトになる。

 三人一組のチーム戦も最高だ。あらゆる競技でチーム戦かつドラフト制のお祭りトーナメントをやってほしい。性格と関係性が見えて、一人ひとりを応援したくなる。

 そう、まず最初にドラフト会議をする。ここから面白い。12人の棋士(性格には11人の棋士+1人の藤田晋)が自分のチームに入れたい残り2人を選んでいく。誰を指名するか、の時点でおもしろが始まる。

 たとえば自分と同じ流派から選ぶ人、逆に普段の付き合いがないところから選ぶ人、選ぶつもりはなかったが志願されたから渋々選ぶ人、同じ戦法だから選ぶ人、勝率を重視して選ぶ人、期待を込めて若手を選ぶ人、レジェンドクラスで固める人、などなど、初っ端から個性が出る。そしてぼくは詳しくないのだが、「この人があの人を選ぶのか!?」という熱い展開もあるらしい。かつての関係、因縁、絆、そういうものが反映されているらしい。最初のドラフト会議から見よう。解説の棋士2人がきちんとコメントしてくれるので、知らなくても楽しめる。

 トーナメントの予選が始まると、さらにチーム戦がおもしろくなる。普段の将棋だと、勝ちも負けも自分の責任だったのが、チーム戦だと「2人のためにも負けるわけにはいかない」と熱い感情が乗る。特に第1試合の先鋒戦が非常によかったのでこれだけでも見てほしいのだが、今泉四段の粘りと気迫、チームメイトとの関係が熱い…。ファンになっちゃった…。

 そんな感じで第三回abema TVトーナメント、注目している。一ヶ月無料のabemaプレミアム会員?になれば過去回も見ることができる。ぜひ。

 一昨日はそんな感じ。あとは夜に「雨に唄えば」をオンラインで友だちと同時上映しました。よかったです。一日中ディスプレイ見てるから目がなくなりそう。


昨日(5/1)

 びっくりするくらい寝てた。寝てない時間は、無料公開中の「動物のお医者さん」を読んでいた。中トロラジオの編集もした。今回結構おもしろいと思うので聞いてください。毎回おもしろいけどね〜つって。

 ぼくが家でぼんやり寝たりゲームをしたりしている間も両親は働いている。せめて晩ごはんくらいは作らないと申し訳ない。といっても作るのは豆乳スープくらい。理由→簡単だし飽きが来ない。この日はご飯を炊くのを忘れていたので、途中からそうめんを投入した。豆乳温麺…みたいな…。知らんけど…。食後に中トロラジオのジングルを作りながらりんごを食べた。しょっちゅう果物を食べさせてくれるから親の家はありがたい。編集している様子を親に見られても気にしない。高校生時代にやっていたネットラジオのことを彼らは知っている。またやってんな〜とか思っているのだろうか。

 サヴァブッククラブの本が届いた。

 京都出町柳の書店(映画館と併設)、CAVA BOOKSの選書サービス。店主の選んだ海外文学作品が毎月一冊届くというもの。京都の友人に連れられて行ったことのある場所で、結構気に入っていた。ので、支援のつもりで購読。

 今月届いたのは「あの本は読まれているか」。新書っぽいタイトルではあるが、おもしろエンタメ小説らしい。なんの前情報もなくいきなり送りつけられているわけで、ワクワク。少し読んでみた。1950年代のCIA女性タイプライターたちが主要の登場人物なんかな。スパイもののワクワク感がありつつ、女性がないがしろにされている職場・社会でどう戦うか、っていう芯の強さを感じる。おもしろそ〜。月イチなのにすぐ読んじゃいそう。選書サービス、4つくらい契約して毎週おもしろ本を読みたいわね。

 中トロラジオを更新するために0時まで起きていたら、そのままダラダラと起き続けてしまった。規則正しい生活リズム。いつもそれを求めている。

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