『多数いただくご質問に回答』つくりおきTIPS
保育園栄養士のとろみです。
暑い時期、これ食べても大丈夫?と気になることありますよね。
さらに、つくりおきは調理したものを当日中に食べないため、心配になるのは当然です。
そこで、今回は、作り置きの注意、こんな時は食べるの注意してください!などについて書いていきたいと思います。
注意点は7つです。
注意(1)手をきれいに洗い調理開始する
手には何万個という菌が付着しています。
注意(2)生ものと加熱後で調理器具をわける
まな板や包丁、ハサミ、菜箸を生の食材用と調理済み食材用で使い分けるのが理想です。
注意(3)粗熱をとって冷蔵庫に入れる
料理が温かいまま冷蔵庫に入れると、細菌が発生しやすく繁殖しやすい10〜60度まで冷蔵庫内の温度が上がり、他の食材を傷める原因にもなりかねません。料理のあら熱を取って冷蔵庫に入れてください。
冷ますときは保冷剤、水を張ったボウルやシンクなどに鍋などを入れると早く冷めます。
注意(4)直箸で料理に触れない。
口をつけた箸で料理に触れると細菌がうつり食中毒の原因となることがあります。
注意(5)保存したものは食べる前に加熱をする
どんなに気をつけて調理をしても、食材に細菌が残っている可能性があります。食べる直前には必ず加熱するようにしましょう。
注意(6)保存容器は消毒する
保存容器を清潔にすることも大切です。消毒用アルコールがあるご家庭も多いと思います。消毒用アルコールを吹きかけキッチンペーパーで拭き取るのがいいと思います。
厚生労働省では100度30秒間の煮沸消毒が推奨されています。
注意(7)ふたについている水滴を拭く
保存容器のふたに水滴ついたりしますよね。この水滴には空気中にいる菌が繁殖しやすく、食品の腐敗を早めたり品質劣化の原因になります。
そのほか食材の工夫で保存性を高めています。とろみん家のつくりおきでは、梅干しやお酢など抗菌効果があるといわれる食材を意識的に利用しています。
おかずが腐敗した状態
以下の状態の料理は控えましょう。
・糸を引く
・嫌な匂いがする
・酸味のある味に変化する
・あきらかに色が変わっている
参考情報:厚生労働省ウェブサイト
厚生労働省のウェブサイトは食中毒の情報提供が充実しています。
いかがでしたでしょうか?
保存性を高めるちょっとしたコツを実践できると、つくりおきが楽になります。つくりおきが定着すると、平日の晩御飯が用意されているので、外食したり、惣菜を買ったり、コンビニに行ったりする必要がなくなります。栄養の偏りの心配もなく、無駄な出費もないのでいいことしかありません。
忙しい育児のすきま時間で、ぜひつくりおき生活を想像してみてください。
きっと時間の使い方が変わってくると思います。
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