【コラム】ワーママこそ食材やおかずの冷凍を覚えよう

保育園栄養士のとろみです。

今回は冷凍方法についてご紹介します。
食材やおかずを冷凍することで、時間だけでなく家計、環境にもメリットがあるのですが、

私が冷凍を意識したのは、「ママ」の毎日がバタバタし、「もう少し余裕があれば」という思いで模索していた時でした。食事は毎日3食、欠かすことのできないものですので、料理の時短を目指し、情報収集をしたことがきっかけです。
スーパーには、カット済みの冷凍野菜が販売されていたので、予想以上に時間短縮ができ、目からうろこだった記憶があります。

ぜひ活用いただければと幸いです。

【冷凍する時に気をつけたいこと】

1、購入した食材は『すぐに』冷凍する

すぐに使わない食材、買ったその日に冷凍しておく事がお勧めです。冷凍するときに新鮮な方が鮮度を保つことができます。
保存期間の延長や廃棄を減らすことができます！！！
また、おかずやスープをまとめて作って冷凍しておけば、時間がない時でも簡単に解凍して食べられるため、調理の時間を大幅に節約できます。

2、食べる大きさに切って冷凍する。

お肉やお魚などを1回で使う分量に分けて冷凍してください。一度解凍した食材を再冷凍してしまうと味が落ち、衛生面でも食品が傷むので不安です。

3、均等な厚さに広げ、平らな状態で冷凍する。

冷凍ムラと解凍ムラがなくなります。

4、保存袋に入れたら空気を抜いて口を閉じて保存する。

空気に触れると酸化が進み、細菌の繁殖やカビの原因となります。

5、水分を拭き取って保存する。

お肉やお魚のトレーに赤い液体が溜まっていることがありますね。これは、お肉やお魚から出た水分やタンパク質などが含まれている液体なのですが、そのまま冷凍するとお肉の臭みや細菌の増殖を早める原因となります。品質の低下にもなります。

※家庭で冷凍した食品は1週間〜2週間を目安に、使い切るのがベストです。

参考１：生のまま手軽に冷凍できる野菜

水分の少ない野菜に適しています。

小松菜、ほうれん草、長ネギ、ピーマン：
洗って切るだけで冷凍できます。

トマトやナス：
加熱しなくても冷凍できます。
※トマトは冷凍した場合、水につけると簡単に皮が剥けるので離乳食などにも使いやすいです。

キノコ類：
冷凍するとうまみ成分が増えて栄養価がアップします。
好きなキノコをミックスしたものを冷凍するとすぐにお味噌汁、炒め物などに入れることができて便利です。

※意外なもの※　きゅうり１本まるごと冷凍しておくと、解凍時に塩もみ不要なきゅうりになります。（ご存じでしたか？？）

参考２：茹でてから冷凍できる野菜

ブロッコリー、アスパラガス、オクラ、キャベツ、もやしなど：
固めに茹で、粗熱が取れるまで待ち、しっかりと水気を切ってzip付きの袋などで冷凍できます。

いかがでしたでしょうか？
保存性を高めるちょっとしたコツを実践できると、つくりおきが楽になります。つくりおきが定着すると、平日の晩御飯が用意されているので、外食したり、惣菜を買ったり、コンビニに行ったりする必要がなくなります。栄養の偏りの心配もなく、無駄な出費もないのでいいことしかありません。