能天気ながん患者③

個人的にはグラビアアイドルの方のような胸に作り替えてもらえないもんかと(半分)本気で考えていたので、野望は果たせなかった。

返す返す残念だが、まぁ仕方がない。

母と別れて出勤して社長に報告して、退職の準備に入った。
病院ももともと糖尿でお世話になっている総合病院に転院する。

さらなる精密検査を行って、ざっくり(実は詳細なステージを忘れてしまったが)ステージ2から3あたりとの事。
全摘するか部分切除するかの話になって、中途半端は嫌だから全摘希望したが、先生と話し合って部分切除にすることになった。

3月に発覚して、4月末に宣告。
そして、5月終わりに手術。

コロナ真っ最中なので面会謝絶。

おまけに前回糖尿で入院した時に病棟を歩き回ってウォーキングしていたが今回は立ち入り禁止が多すぎた。
苦肉の策で、外来が終わった夕方に階段の上り下りをしていたところにいろんな方に遭遇してかなりびっくりされた。
間違いなく不審者だと思われただろう。

ちなみに、糖尿の時は点滴を持ったまま、迷彩柄のヘッドフォンで爆音のBGMをお供にぐるぐる回っていたから、ちょっとした有名人と化していた。

手術も無事に終わり、主治医の先生ともう一人の先生から言われたことも印象に残っている。

「何とか〇首は残したからね!(満面の笑み付き)」

「大丈夫!マキさんもともと貧乳だから全然影響ないよ!」

先生方の渾身のギャグをありがたく頂いた。

いやまあそうだけど。
それなりに無くなったとわかるよ。

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