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青切符を切られたらどうなるの?

青切符とは反則点数3点以下の反則行為に対する切符

この記事では通称「青切符」と呼ばれる、反則点数3点以下の軽微な違反で検挙された方に対して、前提となる知識を紹介しています。

Q「切符を切られたけど納得いかない!何とかならないの?」

A. 焦る気持ちはわかりますが、少し落ち着きましょう。その答えはYESでありNOでもあるのですが、以下の記事を読み終わる頃には疑問の大半は解決しています。

まずはフローチャートで確認!

とりあえずは現在の状況について確認してみましょう。

以下のフローチャートを御参照下さい。


Q「切符にサインしてない(切符をもらってない)けど検挙された事になるの!?」

A. 切符自体が作成されてしまっている場合、切符への署名・押印を拒否していても、その切符を警官が渡してこなかったとしても、検挙自体は成立して反則点の付加が可能な状態になっています。

「刑事処分と行政処分は別進行」である点に納得がいかない方が多いと思いますが、まずはどういうシステムになっているのかを理解しておきましょう。

刑事処分と行政処分

交通違反の検挙がわかりにくいのは、切られる切符は1セットなのに、刑事処分(罰金刑などの刑法犯としての処分)と行政処分(反則点が付加されて累積する免停などになる処分)が同時進行する点にあります。

さらにわかりにくくしているのが「反則金を払えば刑事処分はしない(が行政処分はする)という交通反則通告制度」です。

わかりやすくするために超カンタンに言うと…

  • 刑事処分:反則金を払えばオシマイ!

  • 行政処分:反則点が付けられて、これが貯まると免停や免許取消に…

こんな感じです。

ほとんどの方は、「運が悪かったな~」「あんなトコで待ち伏せしてるなんて警察はズルイ!」と不満を抱きながら、郵便局や銀行で反則金の仮納付書を使って反則金を払ってしまっています。

で、反則点もバッチリ足されてしまっているので、免許更新時にゴールドではなくなってしまってり、6点以上貯まると免停になってしまったりしています。

Q「いやいや。それが納得いかないから何とかならないかと調べていたら、この記事を見つけたんだけど?」

A. 切符を切られただけならまだ違反は確定していません。仮に切符にサインしてしまったとしても後から否認出来ますよ。

さて、否認するとどうなると思いますか?

  • 刑事処分:否認すると99.9%以上が不起訴→反則金も罰金も納める必要がない

  • 行政処分:切符を切られただけ違反登録され反則点が付加される→取消は至難の業!

刑事処分のフローチャート


というワケで、青切符の刑事処分に関しては、否認を貫けばほとんどは不起訴になって反則金(送検後は罰金)を支払う義務はなくなります。

行政処分のフローチャート

Q「いやいや。反則金も払いたくないけど、点数の方が痛いんだけど何とかならない?」

A それが問題なんですよね。先に答えを言ってしまうと「ものすご~くたまに何とかなる事がある」のですが、その為には行政処分のシステムを理解しないと先に進めません。

反則点が気になる方が多いと思いますが、免停・反則点などの行政処分については別記事にします。

どうすればいいのか?

Q「難しいけど、なんとなくはわかった。で、どうすればいいの?」

A 青切符を切られてしまった場合の流れについても別記事にして近日中に公開します。

しかし、その記事に書かれているのは「刑事処分側」の進行についてであり、皆さんが一番気になる反則点については、「切符処理した警官が所轄に戻って違反登録をしたら勝手に付加されてしまう」のが現実です。

つまり、本当に抹消させたいなら、違反登録よりも前に所轄に乗り込んで暴れなければならないという事です。

従って、切符を切られたのが今日の事で、すぐに調べてこのサイトを見つけたというような方は、スマホかレコーダーを胸に所轄に乗り込むのも手です。

以下の体験談のように、当日で違反登録前ならば、まだ警告指導に切り替わるチャンスがあるからです。

切符を切られても諦めない!後で出頭して切符が撤回された事例!

否認して不起訴を勝ち取るには

Q「不起訴になれば反則金は払わなくていいんだよね?それはどうすればいい?」

A 刑事処分としての流れや対処法については別記事に記しますが、仮に反則点は取り消せなくても、否認さえ貫けば刑事処分は不起訴になり反則金も罰金(送検後は払うとしたら罰金になります)も支払う必要はなくなります。

再びの悲劇を防ぐには

Q「点数が消せないと、いくら不起訴になってもいずれ免停になっちゃうよ。何か方法はないの?」

A 大きく分けると2つの方法があります。

  1. 警察の取締りロジックを理解して検挙ポイントを先読みする

  2. 停められてしまった時に上手く対応して切符を切られずに釈放される

1.についてはまずはなぜ交通違反の取締りに納得いかないのか?をお読み下さい

警察の検挙ポイントが先読み出来るようになれば、警察に止められる事は滅多になくなります。

それでも白バイ追尾など防げないパターンで検挙されそうになった時はどうすれば良いでしょうか?

そんな場合の対処法についてもいずれ記事にしていきますが、すぐに読みたい方はこちらのサイトをお読みください。

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