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平成のわたしへ

現在、令和2年6月。

夫、長女中2、長男小5、二女2歳9ヵ月と夫の両親と完全分離型二世帯同居を続けている。

仕事は夫と小さい会社を経営。と言っても事務や現場にでて子取りをする程度。

二女を出産するまでは事務員として医療機関に務めていた。外で働くということは妻でも母親でもなく、わたしとして必要とされてるそんな承認欲求を満たしてくれるものだった。

このことをわたしはわかってなかった。退職して専業主婦になり、お金に余裕があるわけではなかったが、生活はできていたし、何の不満もなかった。しかし、ある出来事が起こり、それがわたしの生活を乱し始めた。

わたしはその出来事がきっかけで夫の会社を思ったよりも早く手伝うこととなった。

二女を保育園に入れるタイミングを逃し、育児しながらの仕事は思った以上に大変だった。やらなくちゃいけないことが全くできない。わたしだけが損していると、なぜわたしだけこんなに苦労をしなくちゃいけないのかそう思って、1年ほど過ぎていった。

わたしは孤独だった。外で働いていれば、少なからず人と雑談する時間ができる。気が紛れる。弊社は家族経営で行っているため他人はいない。そして、私は一人で仕事を行う。やってもやらなくても誰にも何も言われない。

ここでは書けないようなドロドロした感情がいっぱい起こった。それは夫にも友人にも話せていない。

夫と働くことは気楽でいいやぁと思っていたが、夫を通しての仕事。わたしとしてではなく、夫の妻として見られることの苛立ち。お前、夫の仕事に乗っかてるのかと思われているんじゃないのかとネガティブな思い込み。

現在のわたし

モヤモヤとしながらもここまで生きてきた。そして、これからも生きていく。解決するには、わたしがやりたい仕事をすればいいのだ。近道ではある。だが、自分のやりたいことをやればそれで幸せなのかともう一人のわたしが語り掛ける。そう、わたしの幸せは居心地よい家を作ること。家族が家にさえ帰ってくれば安心する、守られているという家だ。

きっと、これからも自己肯定感が低く、他人軸で、思い込みが激しく、主語が家族であるわたしであり続けるだろう。しかし、このことに気づけた。それだけで生きやすくなった。

さぁ、今日も自分のためにしごとをし、自分のために家を整える。わたしがやりたいのはこれだ。


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