バターは正義でマーガリンは悪なのか

こんにちは

body make studio BASE　代表の高鳥です




最近のAI技術は進んでいるのはみなさまご存知かと思いますが

この記述はいろんなところに活用されていて


例えばSNS


少しでも興味があると思われると

関連する広告や動画などがよく表示されますよね



私のSNSなんてガチで有益な情報を発信するトレーナーさんか猫かゴルフ


その中で栄養関連の情報発信をする人がいて

やはりその関係でしょうか。あるショート動画で左寄りの政治家が


「海外ではマーガリンなんて売っていませんよ。日本くらいですよ学校給食でマーガリン出すのは」


なーんてことを言っていたんですね。


実は自身もそう思っていたのですが、

基本、メディアの情報は疑うようにしていることもありまして、改めて調べてみたんですよ。



海外でも全然売ってるやん




さらに調べるとこれまでの知識も改める良いきっかけとなったので

この場を借りてみなさまに共有できればと思います



というわけで今回は

【マーガリン】

のお話をひとつ




そもそもみなさんの中でバターとマーガリンって

どのような位置付けでしょうか？


私の中では、ちょっとお高級で料理に使ったりのバター

パンに塗ったり普段使いしやすい下位互換のマーガリン

みたいな？




で、最近は一般的な認識かな

マーガリンはトランス脂肪酸が多いから体に悪い




まずトランス脂肪酸について説明しますが

ここを深掘りすると構造式やら出てきて結構難しくなるので

興味ない人は飛ばしてくださいw



マーガリンやショートニングの主原料は植物油脂なのですが

この植物油脂自体は不飽和脂肪酸の部類に入り、融点が低く常温では液体。


この不飽和脂肪酸を→飽和脂肪酸に変換できれば

例えば牛脂とか、またはバター、マーガリンのように

常温でも固体として存在できるようになります


それを可能とするのが【水素添加】という技術で

この水素添加をするとトランス脂肪酸が出来上がります

不飽和脂肪酸は基本的に「シス型」の構造で、常温液体

これを水素添加という技術を用いて構造を変えてしまいますと。

その際に炭素が水素とも結びつき、シス型がトランス型へ変化することでトランス脂肪酸が生まれます


このように

不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に作り替え、液体のものを化学の力で

固体化することでマーガリンを作ります




ややこしー

こんな説明してますが化学めっちゃ苦手。

構造式なんて勉強した記憶がないもんね

元素記号すら覚えた記憶がない　スイへーリーベー…





とまあ、マーガリンはこの水素添加をして作り出されていたんだけれども

その際に作られるトランス脂肪酸、これが問題ですよってお話



トランス脂肪酸はなんとなく体に悪いってイメージだと思いますが、

その変化した構造式が人工的に作られたものであって、自然界には多く存在するものではない

なので人体での分解が難しいから体に蓄積されますよと。



脂肪が分解されにくく蓄積されるってシンプルにやばいじゃないですか

当然、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)を増やし

HDLコレステロール(いわゆる善玉)を減らすという悪の所業を働く




だからマーガリンやばいよね！

欧米諸国もトランス脂肪酸含有食品は規制されているからマーガリン売ってないよね！




私もそう思っていたんですよ

でもね、どうやら最近のマーガリンは

トランス脂肪酸がほぼゼロ！


らしいです。




やはり体に悪いということで、さすがは健康意識の高い欧米人

マーガリン製造での水素添加を原則禁止にしたんですって

なので、実際のところ　マーガリンは売ってるけど、トランス脂肪酸はほぼ入っていない。




これは日本でも一部マーガリンは水素添加しておらず、

トランス脂肪酸の心配がないように作られています

パッケージに「部分水素添加油脂不使用」などと書かれているものは

安心していいかもしれません

もしマーガリンを買う際は気にしてみると良いですね






とは言ってもトランス脂肪酸が含有しているものはマーガリンだけでなく

牛肉にも多少含まれますし

特に加工食品に関しては製造コストを抑えるために

安価でトランス脂肪酸が含まれているマーガリンを使った

パンやケーキ、お菓子などが多く存在するでしょう


そういう意味では

やはり加工食品は原材料を確認し

マーガリンやファットスプレッドのような表記は避けたほうが良いかもしれませんね




しかしだ

だからと言ってバターを大量に使っていいかといえばそうでもなわけです。

バターだからと言ってたくさん使えば本末転倒ですよね。



過剰に酸化した脂質＝過酸化脂質も構造がトランス型に近くなることから

体内での代謝が難しくなります


その辺りはやはり揚げ物を食べすぎないなどと気をつけていきたいですよね

毎日揚げ物は流石にやばいですよー




人の体は食べるものから作られます

当然、食べるもので体調も免疫も左右されます


生涯健康でいられるために

普段から口にするものには意識を傾けておきたいですね。




おつかれさまでした





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