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まわりと違うことと 魔法使いの魔法のこと。

まわりと違うという理由で自分が好きなことを好きと言えない、とくに、男の子らしくない、女の子らしくないと言われて、それまで好きだったものから遠ざかってしまう…という話を耳にして、
まわりと違うことは才能なのに、と思って、考えてみた。

まわりと違うことと 魔法使いの魔法のこと。

魔法使いは大人になる前に…というか、本物の魔法使いになる前に、今まで当り前に使えていた魔法=才能が使えなくなる時期があると思う。
ちょうど魔女の宅急便のキキみたいに。

まわりと比べて自分だけヘンと思ったり、
やりたいことが分からなくなったり、
自分の力がつまらないものに見えたりしてるうちに、
魔法の力を見失う。
どうやって使ってた?その魔法って何だった?それまで意識もしていなかったことに悩み、諦め、諦めきれずに苦しんで、
その果てに、

「これが私の魔法なんだ」と知る時が訪れる。

自分の力が何かを知り、魔法の使い方を改めて知る。
はっきりとは分からなくても、自分がやりたいことのシッポさえつかめれば、魔法の力はきっと戻ってくる。
そして、もう、失われることはない。

自分が何者かを知る。
まわりと違うことも、まわりと同じであることも、
自分が何者であるかということには関係ないことなんだ。

そうして魔法使いは本物の魔法使いになるんだと思う。


まわりと違うことは一つもない、もともと魔法なんか使えないって思っちゃう時も、きっとそこから魔法使いを始められるんじゃないか。
いろんな魔法があります。空を飛んで荷物を届ける、薬草で人を癒す。何でもありです。パンを作る。おいしい!って食べる。その力が何かを知り、どうやって使うのか、どう使いたいのかを知れば、
それが魔法。その人は、本物の魔法使いになると思うのです。

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