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自己紹介_3

こんにちは。トリノメライフ立石悦子です。

どうして出前授業ツアーをしようと思ったのか、そこに至るまでのお話をお届けしてます。

▼前回の記事はこちら。


「おまえんち、おっばけやーしき~!!」

私が幼い頃住んでいたのは、父が勤めていた建設会社の2階建て資材倉庫。1階が倉庫で、タイルや鉄骨、仮設足場や木材などの資材が保管されてて、その2階が住居になっていたんです。

少し大きな建設現場に行くと、プレハブの仮設事務所があるの、みたことありませんか?ちょうどこんな感じです。

画像引用元:株式会社 小野工建様のHPからお借りしました。
https://www.ono-kohken.co.jp/renovation/kasetu/

内装はキレイだし、使い勝手も住み心地もよくて、なんの問題もなかったのですが、いかんせん、見た目が仮設事務所なので。近所の小学生男子のかっこうの的となったわけです。

となりのトトロで、同級生のカンタくんが「おまえんち、おっばけやーしきー!!」ってからかうシーンがありますが、リアルにアレ(笑)

「おい待て。仮設事務所に失礼だろうが‼(# ゚Д゚)」

と、今なら思いますが(笑)

近所は男の子ばかりで味方がおらず、私も気が弱かったので言い返せなかったし、訴えても親は「ほっとけ」と言って取り合ってくれないし。

なので、幼い私は「わかった!自分を守るために外には出ない!」という選択をして、絶賛インドア派になったのでした(苦笑)

(だからこそ、工作に夢中になったというのもあるんですけどね)

家に対するコンプレックスもあって、新聞広告に入る新築住宅の間取りを見ては、「これが私の家だったら、、、」と、想像するのが好きだった私は、

「住む人が心地よい家を作ってみたい」

そんな思いから、建築の道に進みました。

・・・・なのですが。

デザインが全くできない。というか、「ゼロからデザインすることがものすごく苦手」という事に大学3年で気がついてしまったんです。

すでにあるものをよりよくするためのカスタマイズは得意なのですが、0→1の作業は全くと言っていいほどできない。

設計製図の授業は苦しくて仕方がなくて、実習は毎回コテンパン。

必死になってデザインした建物は「下水処理場みたいだ」とまで言われる始末で、センスの無さに涙がでる毎日
。゚(゚´Д`゚)゚。

でも、4人兄弟、決して家計が楽ではなかった中で、よりによって県内でも学費が高め(汗)の4年制私立の大学まで行かせてもらったのだから、逃げるわけにはいかない。

そこで「建築の中には、計算っていう道がある!」と、大学3年の時に、建築構造計算の道へ切り替えて今に至ります。

そうそう。
左官職人として建設会社に勤めていた父は、よく、不要になった青焼き図面を切って、落書き用として持って帰ってくれていました。(図面の裏は無地なので)

画像引用元:セイダイハウジング株式会社様のHPよりお借りしました。
https://www.seidai.jp/staff_blog/details_1059.html


幼い頃、当たり前に落書きに使っていた紙。

それが建築図面の裏紙だったと気がついたのは、私が設計事務所に勤めた時でした。

トリノメライフ 立石悦子

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