着物は「物語」を身にまとえるツール
洋服について、「コンセプト(テーマ)が叶うコーディネートを考えたい」「物語を身にまといたい」という思いがあった。
でも実は、洋服よりもずっと手軽に「物語」を体現できるものがある。
着物、である。
私は着物が好きだ。
一応着付け教室に通い、その大半を忘却するもののなんとか自己流で着付けをしていて、今も月1~3回くらいの頻度で休日に着物を着ている。
着物の何が好きかっていうと、「テーマを表現しやすいところ」なのだ。
(大好きなろっこやさんのコラム)
たとえば、「宇宙 / 近未来」とか、「不思議の国のアリス」とか、「サバンナ」とか……。
洋服だと、一体どうやって表現すれば??なテーマでも、着物だと案外無理なくコンセプトに沿ったコーディネートができる。
しかも、洋服だとちょっと躊躇するような鮮やかな色とか、柄物とか、個性的なファッション雑貨とか、が着物と合わせると着やすくなるのが不思議。
現に私も、全身柄物とか真っ赤なワンピースとかは着る度胸がないのだけど、着物だと全然OK。
アイテムの数が多いけれどシルエットがほぼ固定されているため、限られた部分でめちゃくちゃ遊びがいがあるのが着物のおもしろさ。
洋服に興味のなかった頃の私も、着物だとキューンとときめくアイテムがものすごくたくさんあった。
だからこそ、着物のように洋服を着たいと思ったし、今持っている着物は洋服のように気軽に着られるよう、お直しやメンテナンスをきちんとしたいなと思った。
古着ばかりを買っていたので、自分にぴったりのサイズの着物を持っていなかった私。
せっかくだから、十年先も着るだろうなと思える着物はきちんとサイズ直しをしたり、十年先も着たいと思える新品の着物を誂えたりしてみたい。
今ちょうど販売されていないけど、ろっこやさんのカレイドスコープ着物を誂えてみたいという夢もある……。
着物と洋服との付き合い方について考えるきっかけをもらえた #自問自答ファッション に、感謝。
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