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ありがとうの言葉だけで、何もいらない!魔法の言葉

私たちが、自立した生活を継続するのが困難になった時、

日常生活を家族や他者にサポートをされる、お世話になるという日が来た時に

「最も必要なことってなぁに?」
と尋ねられたなら介護の仕事をしている私としては真っ先に

「ありがとう」という感謝の心と言葉を言えることですと答えます。

施設の職員としてであれ、
家族の立場でお世話するにしても
ありがとうの言葉は最も尊いプレゼントです。

それだけで様々な苦労もすっと軽くなります。

私の義母の例でいうと、生前物心両面で多くのサポートをしてくれました。

亡くなった今も、してもらった多くの事は忘れないですが

でも、亡くなる1年前くらいに
私の介護していることに対しての感謝で
義母が泣きながら

「今言える時に言っておくよ。ありがとう!」

と言ってくれた事は、私の最も大切な宝物で
忘れることができません。

今でもその言葉に守られている気持ちです。

形に残る私の子供たちに対する大きなプレゼントや金銭的サポート多々あれどです。

ありがとうの言霊は、本当に素晴らしい力があるよということをよく耳にしますが

このように、私の心に息づいて、今も私を守っている義母のエネルギーを乗せた
「ありがとう」
の言葉はそれを実証しているのだと思います。

老人施設の介護者としても、日常様々なやりとりがあります。

どんなに時間と手をかけたお世話だとしても、

「ありがとう」「ありがとうね」

この言葉だけでほんとにいいんです。
その瞬間、手をかけた大変さや時間や、すべてが変換されるかのようです。

ありがとうは、両者を同時に軽くしてくれる
愛の波動に包んでくれる言葉なのだと
つくづく実感しています。

ニコニコ笑って、どんな時にもありがとうと言う素直なおばあちゃんがいます。

やっぱりみんなからは「可愛いねー」
と言われて、ついつい近づきたくなるものです。
ですから、とっても得なのです。

もちろん言葉が出なくても、
ありがとうの気持ちいっぱいにうなずいてくれてるだけでも。

その瞬間は互いに満ちた時間を共有しています。

自分に対しては、ありがとうの言葉の大切さだけは決して忘れずにいようと言い聞かせています。

また、介護される側になったら、ありがとうと言える老人は、とっても可愛がられますよとお伝えしたいです。

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