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【中学受験】燃え尽き症候群

サイゾーウーマンにて連載している
中学受験コラム。
最新作がアップされました。

中高一貫校でも進学校と呼ばれる
学校では「燃え尽き症候群」は
特に珍しいことではないんです。

この相談、すっごく多いですが
我が子が「ああ、勉強には燃え尽きて
しまったんだなぁ・・・」って
思った後の、親の行動で180度違う
ってこともお伝えしたいですね。

中学受験の頃は歴然とした目標が
あるから、スポーツ選手が大会を
目指すがごとく、一生懸命になるって
ことも「有り!」だと思うんですよ。

問題は、その後で、子どもが
「もう自分の道は勉強じゃないな」
って判断をくだす3秒くらい前、

その時に、どうするのか?ってことです。

多くの親は
① 同級生のトップ集団に追いついて欲しい
② せめて平均にいて欲しい
③ もう深海でいいから、どっかの大学に
④ なんでもいいから、高卒資格だけは
⑤ とにかく引きこもらないで
⑥ 生きてさえいてくれたらいい

というようなルートを順番に辿ります。

一気に⑥にはいかないんですよ。

でも、子どもが「もう勉強は嫌だ」って
メッセージを発していたのならば
多くの場合、それは「考える時間をくれ」
ってこととイコールのような気がします。

今まで、親や先生や世間に言われるまま
何が好きで、何が嫌いかを考える暇もなく
突っ走ってきたので、自分の頭でそれを
考える、ゆっくりした時間をくれ!って
ことでもあると思うんですよね。

この時点で、今までの価値観を押し付けて
例えば、テストで〇点以上みたいな
罰ゲームを親が仕掛けると、親の想いとは
真逆の方向に行くケースが多いです。

親が初期の段階で腹を括るのは難しいん
ですが、「今までの価値観で正しいか?」
つまり、「この子に合った幸せ」を考える
ために、親子で少し離れて、ゆっくり
考える時間をもらったと思った方が
結果、10年、20年後がいいような気が
するんですよね。

子育ては本当に難しいと思いますが
少なくとも12歳を超えたら
子どもの人生と自分の人生は違う。
サポートはするけれども、決断して
動くのは子どものタスク。
20歳を超えたならば、基本的に
子どもが「これをやりたい」と言った
ことに対しては「YES!」って答え
られるような、親子関係を築くことが
本当に大事なんだなって思う次第です。


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