マガジンのカバー画像

うどんこ先生ガンガン日誌 大腸がんからの生還

36
運営しているクリエイター

2020年1月の記事一覧

第34話うどんこ先生ガンガン日誌「丸山ワクチン」

第34話うどんこ先生ガンガン日誌「丸山ワクチン」

旧ブログがサイバー攻撃により読みにくく
(コンテンツの警告画面を「理解し継続を希望
します」というボタンを2回連続で押すと読めます)
なってしまったため、各種コンテンツが
途中から新ブログに移行する形でご迷惑を
おかけしております。

(旧ブログ
https://www.to-rinko.com/?zx=221cd918a72310c6

それ故、「うどんこ先生のガンガン日誌」も
尻切れになって

もっとみる

第33話うどんこ先生ガンガン日誌「治験薬」

手術後の6か月点検(まるで車)の結果を聞きに
病院へ向かうことにした。

診察室の前に到着すると、今日は意外と空いていて
3番目だった。

前の2人は、すぐ呼ばれ、そして笑顔で診察室から
出てくる。を繰り返した。

さぁ。次は俺の番だ。たのむぅ~! と
待っていても呼ばれない・・・。

そして、まだ呼ばれない・・・。

あぁ~。主治医が検査結果に不審な点を見つけ
やがって時間がかかっているんじゃぁ

もっとみる

第32話うどんこ先生ガンガン日誌「毒が消えてった・・・みたい?」

2017年の10月に、身体へ毒(化学療法)を
いれてから120日が過ぎた3月の初旬。

この2年間に忘れていたことが、少しずつだが
身体に戻ってきた。

2016年の4月に手術をしてから、眠りが
浅くなっていた。

その頃から、真夜中に時計を見ると、さっきから
1時間しか進んでいないなぁの連続。

休職している間は、日向ぼっこしている翁のように
居眠りをこいていたっけ。

でも、仕事に復帰してから

もっとみる

第25話 うどんこ先生ガンガン日誌「全身麻酔」

「手術中は、意識があると痛いので
意識をなくして手術をします」

手術前後の流れが書いてある冊子には
こんなことが書かれていた。

意識があったら、さぞかし痛いんだろうなぁ。
やだなぁ。

それはそうと、全身麻酔が覚めてからの
「呼吸法」は練習しておいたほうが安心。

普段の呼吸は「鼻から酸素を吸い、鼻から
吐き出す」なんだけど
全身麻酔から覚めた後は

「鼻からは 出・せ・な・い」んだよ!

もっとみる

第24話うどんこ先生ガンガン日誌「お腹にお絵かき」

手術前日の夜、お腹を減らしてベットの上で
グデグデしていた時だった。

看護主任のミーちゃんが部屋にやってきた。

「うどんこさぁん、手術前の準備があるけぇ
処置室まできてちょうだいね」

お腹がすいているから嫌だとも言えず
渋々とついていくことにした。

「先生から聞いていると思うんけど、
これから設計図を書くから、お腹だしい!」

「えつ。何の設計図を書くの?」

と聞き返してみると

「スト

もっとみる

第23話うどんこ先生ガンガン日誌「やるなぁ、おじいちゃん」

手術が終わり、ICUから病室に戻ってきたら
隣のベットに新たな住人が来ていた。

目つきは鋭いが、なぜか人懐っこい80才を
悠に超えた「シゲじい」だった。

若いころはお店を手広くやっていたと本人はいう。

食欲も旺盛で、とても元気だが、話を聞いて
みると今年に入って4回めの入院ということで
あった。

ご挨拶ということで、なぜか「塩飴」を頂いた。

おじいちゃんから、頂き物をした初めての
経験だ

もっとみる

第22話うどんこ先生ガンガン日誌「チョイ悪おやぢたち」

入院の手続きが終わって、指定された病室へ
行くことにした。

そこには「今日入院した」という緊張した
面持ちの中にも、笑顔で迎えてくれた
おじさんが1人いた。

横浜に出て来て、機械仕事をやって40年という
「マーくん」だった。

お互いに楽しいお酒が好きということで、
話が弾み、いつしか談話室で時間を過ごす
ことが多くなっていた。

そんな2人に「一緒の話に混ぜてくれ」と
体格がよくてやさしい感

もっとみる

第21話うどんこ先生ガンガン日誌「ペットCT」

「先生。入院はいつになるんですか?」

『手術のエントリーはしておいたから。
あとは、病院から連絡がくるので。よろしく♪』

よろしくじゃないだろう。

いまいち納得できなかったから、なんで入院の
前日でないと連絡がこないのかを尋ねてみたら…
病院のシステムなんだって。

しょうがないなぁ。

だもんで、明日からいなくなることを想定して
仕事をその日のうちに終わらせることにしたのだが

午後3時を

もっとみる

第20話うどんこ先生ガンガン日誌「私、待つわ」

8月に「悪いヤツは、切り取っちゃえ~」と
主治医に言われ。

9月の検査でOKがでて、よぉし、いっくぞぉ~と
勢い込み。

そして、10月の半ばには手術をすることが正式に
決まってから、待ってます。
ずぅ~っと。待ってます。

病院から「明日、来てね」と前の日に電話があるよ
と医者に言われた。

もぉ。信じられない。

ねぇ。りんこさん。これってあり?

予定が、まったくたてられない毎日。

仕事

もっとみる

第19話うどんこ先生ガンガン日誌 新しい主治医

再発してから半年が経ち、6か月点検の検査
結果を聞きに病院へ行くことになった。

検査結果で、これからの治療方針が決まっちゃう
ので、ドキドキしながら家を出発。

そうそう!4月から「主治医」が変わったんですよ。

すんごく「フットワークが「良く」て
なんと、半年先の検査予約をしてくれたり、
手際がいいんです。

ただ、患者(わたし)の意向を聞くことなく、
ドンドンと進めてくれるのが、ちょっと難点

もっとみる

第18話うどんこ先生ガンガン日誌 回転寿司

退院してからの食生活なんですが・・・

朝晩には「にんじんジュース」をビールの
ジョッキに一杯。
これが、かなりの苦行なんだなぁ。

でも、免疫力をつける効果は、抜群みたい。

塩分、糖分、脂分はほとんど摂らずに
「食材本来の味」を楽しむことに。

緑・赤・黄色の野菜たちが色鮮やかに
美味しそうに食卓並ぶ。が、味は、液晶画面。

なので、味付けは「出汁(だし)」を工夫
してもらって、添加物なしの健

もっとみる

第17話うどんこ先生ガンガン日誌 丸刈り

春から(再発の)治療を始めて2週間経った頃、
何となくだが「手で頭をなでると、寂しい感じ」が
するのは気のせいだろうか?

車に乗るとヘットレストに、後頭部から着脱した
毛髪たちが付いていたり、犬を飼っていないのに
床に毛が落ちていたりする。

間違いない。

ついにきたか。脱毛が始まったみたいだなぁ。

そうだ!「丸刈り」にしちゃえ!

なので、通院した帰りに床屋に寄って、サッパリ
することにし

もっとみる

第16話うどんこ先生ガンガン日誌 のび太君

「のび太君のところに行ってくるからね~」

昨年の夏休みから、1か月半に1回ほどの割合で
彼のところに行くのが習慣になっている。

そこには、何故か「花沢さん」のように全てを
取り仕切る女性もいる。

恐らく、その場所は彼女なしでは運営は不可能だ。

と、そこを訪れる誰もが思っていることだろう。

アニメのドラえもんとサザエさんをミックスして
イイとこ取りをしたようなことが起こる場所だった。

もっとみる

第15話うどんこ先生ガンガン日誌 毛細血管

あ~ぁあ、春になったら、茅ケ崎の熊沢酒造特製の
お酒を飲む予定だったのに、運良く(?)、
定期検査で悪い所が見つかってしまった。

去年、「おまえには悪い所があるから、
手術して治療するぞ」と医者に言われた時より
ショックが大きく、頭の中が真っ白になって
しばらく立ち直れなかった。

今回は「2~3週間、ベッドで良い子にしてれば
済むよ」と医者に言われたが・・・。

暇じゃん!何して時間を過ごすん

もっとみる