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デザイナーが初めて1人でゲームアプリを開発した話

先日「カバ遺跡からの脱出」という脱出ゲームアプリをリリースしました🎉

普段仕事でデザイナーとしていろいろなアプリ開発に関わっているのですが、個人では初めての開発になります。

シンプルなステージクリア型の脱出ゲームでサクッと遊べるアプリです。
ぜひダウンロードして遊んでいただけますと嬉しいです!


なぜ作ろうと思ったか

普段主にUIデザイナーとしてゲーム開発に携わっている上で、「自分がデザインしているものがどうやって実装されているか」「企画はどういう流れで行うべきか」など、他の職種の仕事を少しでも理解することで本職に役立つのでは…という目論見です。あとは単純に個人でゲームを作る経験をしてみたいとう好奇心からです。

ただ実はこのアプリ、開発に3年もかかってます。
以前開発記録記事を少し書いたんですが、それから本業のほうが忙しくなって1年以上放置したり、途中何度か1から作り直したりで中々完成に至らず…中途半端に放置しておくのも気持ち悪かったので、2021年の年始休みで気合を入れ直して一気に完成させ、無事リリースできました。
(ちなみにその間、仕事では大小合わせて3つぐらいリリースしてたりします、、、苦笑)


開発で大変だったこと

開発にかかった時間を振り返ると、やはり圧倒的にプログラムに時間がかかってます。だいたい全体の7割以上はプログラムを試行錯誤してたかなと。
もともとがプログラムの勉強を兼ねてだったので、C#を覚えるところからだったので当然ですね。実際色々挑戦していたのもありますが、それにしてもかかり過ぎですね…。脱出ゲームの性質上、データやフラグの管理周りの実装が多く、もう少し本職で使えるビジュアル面の表現によった部分の実装を中心にしたものを作った良かったな…と少し後悔しています。

次に手間取ったのは環境構築や申請周り。
特にXcodeでのビルド設定や広告周りなど「簡単」と言われている部分ですが、デザイナーが知識0から始めるには中々ハードルが高かったです。
ネット上にある知識は1年たつと細かい部分で微妙に違っていたりするので、正しい知識を探すのに苦労しました。
(あとプライバシーポリシーやらが必要としり、申請直前に適当なサブドメインを作ってハリボテのサイトを作ったり…苦笑)

デザイン自体も3年前に作ったものなので、今見返すと粗いなあ…と思ったり、やっぱり個人開発はモチベーションのあるうちに短期間でやってしまうべきですね。


ようやくリリース、しかし・・・

実装やビルド周りで何度も何度も躓いたのですが、何とかアプリを完成させてリリースすることができました。

しかし…、

リリース後自分でもプレイしていると、進行不可能になる系のバグを発見。
(デバッグ時はデバッグしやすいようにユーザーデータを開発版にしていたので1から始めた際のフラグ管理をミスっていたという超初歩的なミス)
すぐに修正して再申請したのですが、アップデートが反映されるまでに遊んでくださった方から見事に低評価をいただきました、、、

実際、仕事に活かせる学びはあったのか?

一人でアプリを開発したことで学びは確実にありました。
まず、基礎が理解できるようになったことでエンジニアとの会話がそれまでよりも密にできるようになり、UIの開発速度が上がりましたし、実装目線で「どういうことをしてほしくないのか」が少しわかるようになりました。

また、小さめのプロジェクトに関しては全体の工程を今までよりも俯瞰して把握しやすくなったため、PM的な立ち回りもできるようになったのは経験としてよかったなと思います。

デザイナーとして単純な制作スキルだけではない経験値が溜まった印象です。
何より普段作っているモックと違い、実際に自分でコードを書いたものが自分のスマホで動くと感動しますね。

最後に

リリースしてから全然宣伝もできていないのですが、予想以上に多くの方にダウンロードして遊んでいただけています。ダウンロードいただけたみなさま、本当にありがとうございます。

今後も個人開発を続けていこうと思いますので、応援よろしくおねがいします!


▲最後に、よろしければダウンロード、レビューよろしくおねがいします!

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