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【マーダーミステリー】マダミス制作日記3 -コンセプト補足2 店舗やら何やら沢山遊びましたので-

 店舗やらオフライン、他のオンラインやら、とにかく沢山遊びました。遊び尽くしました。短期間でやるだけやりました。

 今の時点でのマダミス満足度№1は『南極地点X』です。

 さて遊んだ上で自作のコンセプトをもう少し追加することに決めたので、そのお話です。つまりこれは私が自作に取り入れようとしたことを忘れないようにするためのメモ代わりでもあります。すぐに忘れるので。

 ちなみに以下が前回の制作日記です。欲望のままに『好き』を述べているだけの内容ですが、読んでいない方はお時間あるときにでもどうぞ。

 店舗やらオンラインを欲望のままに遊び尽くした結果、自分が『楽しい』と思うには特定の条件があることに気づきました。それが以下5つになります。

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①相性の悪いプレイヤーが同卓にいない

②エンディングが充実している

③間に追加イベントが発生する

④没入感を高めるための演出が用意されている

⑤犯人に至るまでの導線(ネタバラシ)の解説(書)がちゃんと別に用意してある

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 一応上記について一つ一つ説明していきます。

①相性の悪いプレイヤーが同卓にいない

→店舗などオフラインを数回やって把握しました。オンラインだと、ある程度気心知れた方とやるのですが、店舗などオフラインの場だと基本ソロで出向くと自分以外、知らない人なんですよね。(当たり前だ)そうなると、ちょいちょい自分と相性の悪いPLと当たることもあります。その場合、シナリオがどれだけ良かろうが、やっぱりなかなか難しく色々悩ましい結果になります。もやもやして楽しむのがなかなかアレな感じに……。どういうPLと私が相性が悪いのかはあえて書きませんが、でもRP重視のシナリオだと遭遇する確率が高めな気がします。

②エンディングが充実している

→これ、すごい重要です。エンディングのあとに、まだ追加エンディングがあったりすると、ひゃっほうとなります。エンディングがすごい長いゲームに当たると満足の極みです。どういうのがあったかというと、たとえばエンディングが個別に用意されてあり、各自の判断で選択することができるものなど……。結論、色々体験しましたが、エンディングはしっかり密度の濃いものが用意されていればいるほど、満足度は高くなります。単に数多く用意してあるだけじゃ物足りなくて、きちんとしっかりした量があり、ある程度の自由度が残されていることが前提条件です。「一つ一つの量>自由度>>>>>数」というような印象です。なんかシナリオでもやもやしたな~って思っても、エンディングが満足いくものなら、終わりよければ全てよしの気持ちになれます。

③間に追加イベントが発生する

→最初に導入シナリオを説明されてハンドアウトを配られて、あとは色んな方法で情報を得ていって議論するだけとなると、どうしても単調になりがちです。そこに追加イベントを挿入することにより、場に変化が訪れるとそれだけで面白い気持ちになれます。挿入タイミングはいつでもいいです。エンディングでも。ただこれに関してはなかなか難しいところで追加イベントで真相に近づくのなら良いけど、ただ場を混乱させるだけの追加イベントはいらないかもしれません。

④没入感を高めるための演出が用意されている

→曲の選定とかエンディング時の演出とか、間の追加イベントのちょっとした小道具など……ゲームを盛り上げるために一手間加えた演出のことです。GMあり、店舗(オフライン)用ゲームに軍配が上がるのはここの部分が大きいです。逆にいうとここをオンライン・GMレスでも補うことさえできればどうにか…どうにか…どうにか……なってほしい。(自作に取り入れる予定なので)

⑤犯人に至るまでの導線(ネタバラシ)の解説(書)がちゃんと別に用意してある

→ゲーム終了後「なんでそうなるねん」とモヤモヤしそうになったときに、犯人を割り出すまでの導線解説(書)(ネタバラシ)があると自分がアホなのかシナリオが悪いのかがわかります。大体自分がアホなだけです。そして、きちんと導線が説明されると(もしくは読むと)スッキリできます。そういう意味でも自分みたいなアホでもわかるように淡々と導線を解説してくれたら嬉しいです。そのほうがゲーム単体に対する満足度は高くなります。(間違えないでほしいのは『全員まとめた時系列』がほしいわけではないです。あくまで遊ぶ上でPLたちがどうすれば真相にたどり着けるようになっているか解説したものが欲しいのです)


 上記を整理すると、結局②~⑤は店舗型ゲームのほうが組み込みやすいんですよね。だから大多数の方がオンラインよりは店舗のほうがクオリティが高いといっているのも頷けます。ただシナリオやロジックとは関係ない面でもあるのでオンラインでも意識さえすれば用意できる部分ではあると思います。思いたい、なんとかなってほしい……。(自信がない……なんとかなるのか)最後の⑤の導線解説書はオンラインではあまり見かけなかったので(あるものはある)そこを用意してあるだけでもオンラインは全然出来が違う気もします。

 とにかく②~⑤は自作ゲームでも取り入れます。どうやって取り入れるかはまだ完全に考えがまとまっていないのですが……。正直、②~⑤全て取り入れているマーダーミステリーの制作者さんは、この辺りの構想をどうやってまとめているのだろうとは思います……人間じゃない、化け物です。すごく難しいです……。

 ちなみに①~⑤を全部満たして大満足したゲーム、それが『南極地点X』です。

 GMさんがね! 同卓メンバーがね! 良かったんです。本当に。その中でもGMさんがすごい良かったんです!(語彙力を失う)GMありを好む人がいるのもわかりました。良いGMさんの場合はゲームをサポートして適切に盛り上げてくれます。多分、私の参加した南極地点XのGMさんは、我々のプレイをGM立場と見たときは、さぞや楽しかったでしょうとも思いました。今回の我々のプレイはドラマティックなパーフェクトハッピートゥルーエンディングを迎えることができましたので。(ただそれを踏まえて『南極地点X』の楽しさは若干メンバーとGMに左右される部分はあるかも)……それにマダミスはたしかに一生に一度の体験ですが、GMとしての立場なら、そのドラマを第三者として何度でも観戦することができます。だから何度もでもいうのですがGMとしての立場を好むひとがいるのは理解できました。自作はGM任意ですが、同時にGMとしての立ち位置も楽しめるような作りにはしたほうがいいだろうなとも思いました。

 ということで自作には②~⑤の要素をコンセプトとして加えます

※人によってはこのnoteを読んで「ネタバレだ」と思う人もいるかもしれませんが個人的にはオンラインはとくにお金を出して買うのであれば②~⑤の要素の有無はちゃんとパッケージに記載してほしいレベルだと考えているので、今回はがっつり記載させて頂きました。店舗側ゲームもできれば書いてほしい……遊ぶ基準にするので……。やっぱりパッケージにどういう要素があるのかわかりやすく明記してほしい……!

※「パッケージにせめて地雷避けるために要素わかるようにしてほしい」と駄々をこねていた私のために(私のためではないです)マッチングミスを減らす目的で咲村まひるさんがマーダーミステリー用の内容表示アイコンを作成しています。すごい便利に使えるようにしていただけているので私はめちゃくちゃ活用予定です。


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