見出し画像

大刀洗えだまめ収穫祭2024(2)酒と揚げた春巻きと

 枝豆を買って一安心したところで、そろそろお昼でも食べるかと出店を眺める。肉やらビールやら色々とあるものの、より魅力的なものには人が群がっていく。もっと涼しければ並んでもいいけど、夏真っ盛りの今は少ししんどい。並ばずに食べられそうなものはないかとふらふら彷徨うことに。

ここならそこまで並ばなくて良い。でもめだか。食用でもない。
アイスクリーム。でもずんだ……ずんだか……。
他にもあるみたい。シャーベットとかよさげ。

 主食の前にスイーツを食べるのはどうかと思いつつも、とりあえず熱中症対策も兼ねてアイスクリームを食べようと決意。枝豆は食べるけどずんだはそこまで好きじゃないので、何か適当なやつでも買おうと考えていた。しかしここはえだまめ収穫祭。ずんだを食べなくてはいけない気がした。

買ってしまったずんだアイスクリーム。
色は薄い緑。小さな粒になった枝豆が混ざっている。

 どきどきしながら口に運ぶと、自然な甘さで食べやすいアイスクリームに仕上がっていた。粒状の枝豆は食感こそ残っているものの、アイスの味を邪魔するほどではなかった。よくわからないトッピングが乗ったアイスの感覚で、これならずんだが苦手な人でも食べやすいと思った。

小物が売られているお店。どこか懐かしい香り。
祭を楽しむ人達と出店。とにかく暑い。

 実はこの祭、食べ物を買うと紙コップに入ったゆで枝豆が貰える。アイスを買って枝豆を貰うのも不思議な気分だけど、せっかく貰ったのだからむしゃむしゃ食べる。食べ終えてからふらふら歩いていると、ビールを飲んでいる人たちが急に羨ましくなってきた。なるほど、これぞ孔明の罠。

片隅にある異国文化。

 酒かどうかは別としてとりあえず何か冷たいものが欲しい。会場をぐるぐる回って、出店の飲み物を探しているとアオザイを着ている女性らしき人を見かけた。あら珍しいと流れるように商品を眺めたら、そこにはベトナムのサイゴンとインドネシアのビンタンビールがあった。ザ・異国情緒。

日本語表記を無くしたら外国っぽい雰囲気がすごい。
下の掲示物を剥がして葉っぱを本物にしたら現地のマーケット感がより強くなる。
ビンタンの方を購入。アイスの時もそうだけど、片手だから珍しくAF任せ。

 早速買ったばかりのビールに口をつけて、ぐびぐびと飲む。ビールの中では特にハイネケンが好きな私向きのさっぱりした味で、苦みこそがビールと断言する人からは嫌われそうな軽さ。濃くて苦いビールが美味しい時もあるけど、暑い夏はさっぱりしたビールの方がいいと思うんだけどなあ。

 ビールを飲みつつ水遊びをする子供やステージを眺めてたんだけど、このご時世で子供を撮るのは非常にリスキー。楽しそうだなあと感想を漏らすだけに留めて、会場をぼんやり眺める。みんな暑そうな割に楽しそうで、あまり足を運ばないもののお祭りの雰囲気自体は好きなんだと再認識した。

ステージはたまに見るけど頭に入ってこない。夏の暑さが思考力を奪う。
ぱっと見はなんだか分からない料理。それはそれで異国感があっていい。

 さてそろそろもうちょっと食事感のあるものを楽しみたい。ということで気になっていたところに並んだのはよかったけど、「ごめん! 暑くてもう無理! 15分休ませて!」というギブアップ宣言で食事にありつけなかった。ちくしょう夏め。仕方なく何も期待せずエビの揚げ春巻きを買う。

 ところがこの揚げ春巻きが美味しかった。サクサクした衣を噛むと口の中に具が溢れて、ぶっちゃけ何がどう入っているのか分からないけど美味しい味と心地いい食感が広がる。チリソースが相性抜群で、ビールとも合う。ライスペーパーとチリソースがあってもこの味の再現はできそうにない。

 まだイベント自体はビンゴ大会とかも残っていたけど、あまり長居して熱中症になっても困るので退散することに。食事を済ませてから追加で撮影して、直射日光でがんがんに熱くなっても軽快に動くfp Lを仕舞う。手放したX-S20だったらカクカクしてたろうなあと恐怖しつつも次回へと続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?