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いつかお会いする方へ「人生の最期」
※令和2年6月16日(火)夜に書きました。
職場に入る前に私は心の中で手を合わせます。
それは以前からの習慣
そして、今の職場は特に。
今日も一人見送りました。
「この食事が最期に口にする食事かもしれない」
そう思うと、嫌な事や辛い事悲しい事は頭に置けないです。
あなたは最期に何を口にしたいですか?
あなたは、今頭に思い浮かんだ好きな食べ物を、最期に口にした時にどう感じるのでしょうか?
もしかしたら、最期に口にする物が、大好きだった食べ物であるという事すら忘れてしまっているかもしれないです。
私は以前「介護施設に入れられて可哀想に」と思っていました。
でも、今は違います。
介護施設で最期を迎えられる人は、幸せだと思うのです。
最期を迎える場所が清潔なベッドの上で
自分の為に動いてくれる人達がいて
当たり前の事では無いのです。
当たり前の事では無いのですが、当たり前の様になっていたから、その当たり前の幸せが見えない。
「食べる事が一番の楽しみ」
その楽しみが、とても重い。
最期まで元気に食事をし、僅かな日数だけ食欲が無くなる。
「最高な人生でしたね」
と、今朝思いました。
その人に合う食事形態
それを家庭でやろうと思うと、とても大変です。
沢山の方一人一人に合うように
そして、最期に口にする食事かもしれないという事を常にお腹に置き。
誰かを見送ると、悲しさとは別の気持ちが出ます。
一番強く思うのは、やはり
「お疲れ様でした」です。
お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。
と、心で思った朝でした。
この先も
「お疲れ様でした。良い最期を迎える事ができて本当に良かったですね。良い人生でしたね」
と、心から祈れる様に
私も楽しい事を頭に浮かべ集中して、食事を作って、用意して、お渡し致します。
読んで頂き、ありがとうございました。
みなさまも、ご自愛くださいませ。
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