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Take out your story ~元気になれる飲食店~西荻窪テイクアウト編vol.1

元気になれる飲食店を紹介するこのnote、第一回目は、ぜひともこのお店から紹介させていただきたいと心に決めていました…!

JR西荻窪駅南口から徒歩1分、アクセス抜群の場所にあるそのお店の名は、

stand kitchen lepont(スタンドキッチンルポン)。

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レモンサワーの、かわいい壁画が目印のこのお店。

西荻飲み屋紹介所として、西荻窪に初めていらしたお客様に飲食店を紹介するべくオープンした立ち飲み屋さんです。緊急事態宣言以前には、美味しい自家製レモンサワーを提供することで人気のお店でした。

現在はお弁当とお惣菜のテイクアウトで営業しています。

今回はオーナーの許可をいただきまして、まるっと1日!がっつり密着取材をしてまいりました!



テイクアウトの仕込み作業は朝の10時から。本店である、ビストロキッチンルポンの厨房にて始まります。

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自家製ソーセージとポトフがメインのビストロキッチンとして、2016年にオープンした本店。(現在は休業中)


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オーナーの、鈴木秀輔さん。


「仕込みって言っても、メインはひたすら揚げるだけなんですよねー」と言いながら、手際よく仕込みをしていきます。

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唐揚げ、油淋鶏、イカはすべてこちらで朝一度揚げてから、提供前に二度揚げします。

生姜焼き用の豚肉も、一度火を通して炒めておき、注文が入ってから玉葱とタレをあえてサッと炒めて提供。

スタンドキッチンルポンのお弁当は、すべて作り置きせず、すべて注文を受けてから調理してお渡しするスタイルです。「冷たいお弁当もね、いやでしょ。」とおっしゃる鈴木さん。


愛知県豊橋市出身の鈴木さんは、元々パイロット志望で大学に進学したそうです。

卒業のタイミングでJALが経営破綻したこともあり、就職はせずにフリーターになろうと思っていた矢先、震災の影響で求人が全くなく、唯一募集していた吉祥寺の東京基地で働くことになったのが、飲食業界のスタートでした。


「当時850円で吉祥寺で夜働いて、それじゃ収入が足りないから三鷹の焼肉屋でランチして、恵比寿のおでん屋でキッチンをして…って、常時3つ掛け持ちしてましたね。週7勤務で、2ヶ月に一回休むかなっていう感じで。借金なしでお店をやりたかったから。」

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淡々と話しながら、仕込みをしていく鈴木さん。


「大学時代から、帰省のたびにさびれていく地元を見て、いつか街づくりをしたいなと思っていて。」

飲食店の橋渡しをしたいという思いと、出身の豊橋市の「橋」にちなんで、フランス語で“橋“を意味する”Pont“から、本店の”ビストロキッチン lepont(ルポン)“をオープンしました。

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その1年後に、スタンドキッチンlepontをオープン。スタンドキッチンは立ち飲み形式の営業で、本店の看板的な役割を果たしてきました。


スタンドキッチンでは、今現在洋食のお弁当は提供していません。

「洋食は、コロナが収束したときにここに来て食べて欲しいから。1番良い状態で出したい。だから洋食のお弁当はやらないことにしてて。

スタンドキッチンはレモンサワーがメインだから、元々中華やエスニック料理と相性がいい。これからのメニュー作りも兼ねて、今のテイクアウトを考えてやっています」

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「はい、仕込みはここまで。スタンドに移動しましょうー!」

…仕込みの段階ですでに美味しそう!!



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12時。

スタンドキッチンルポンの営業が始まります。

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いらっしゃいませ!!



本日のメニューはこちら。

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スタンドで合流したのは、スタッフの竹内豊さん(竹ノ内じゃありません)。

フライヤーに手書きで書き込みをしているのは竹内さんです。「全然好きじゃないんですけど」と言いながら。マメに書き書き。

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鈴木さんと出会った恵比寿のおでん屋さん時代にマネージャーをしていたことから、「たけマネ」の愛称で呼ばれています。

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40歳にはとても見えない!!

明るくて、時々天然のトークが魅力のムードメーカーです。



そして、スタンドキッチンを構成するもう1人のキーパーソンが、こちら。

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西荻窪駅北口にある、BAR  STiLL On JOURNEY のマスター、マサさん。


スタンドキッチンのお弁当と一緒に、おつまみとお惣菜を販売しています。

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んー、オサレ!


そしてたまたま、取材当日から自家製カレーの提供もスタートしました。

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実は、このマサさんお手製のカレーはBARの人気メニュー。

もともと、BARで食事も楽しんでもらえるようにと、冷凍保存のできるカレーを作り始めたのがきっかけで、どんどんカレー作りにハマっていったそう。いまやスパイスから手作りする徹底ぶりです。

マサさんのお店も、コロナの影響で3月頃からランチや短縮営業をしていたのですが、東京都の休業要請によりBARが営業できなくなりました。大量に余ってしまった仕入れ分を、スタンドで売ったらどうかと鈴木さんが提案したことがきっかけで、一緒にお惣菜を販売することになりました。


「ほんとはBARやりたいっすけどね。テイクアウトを始めたら、カレーやらないのって言ってくれる方がいて。」

作りたいカレーが見つかると、いろんなお店に食べにいったりレトルトを食べ比べたりして、自分の味のイメージを決めて作るんだそう。

研究熱心だ!


たまに、ふらっとお店の側で休憩しています。笑顔が素敵なマサさん。

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マサさんの作るチキンカレー、とにかく本格的です。

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ちょっぴりピリ辛で、お酒にあうんだなぁ、これが。



小雨の降るお天気でしたが、それでもお客さんはスタンドキッチンに足を止めていきます。

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注文が入ると、鈴木さんが店内で手際よく調理。

5分とかからず、温かいお弁当をお渡しします。

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「これ蓋出来るかなー。」なんて言いながら。てんこ盛りのタルタル!



ではここいらで、気になるメニューの一部をご紹介。

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サックサクの油淋鶏は、タレも最高に美味しい!(ビール、ビール!)


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女性に人気のカオマンガイ。エスニックソースの香りがたまらない一品。

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エビとイカのチリソース。もう、ビジュアルでヨダレでそう。

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…これは今日の竹内さんの賄いでした。

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美味しい賄い、いいなぁ!!




鈴木さんは営業の合間をぬって、Instagramで、西荻はしごSAKEのテイクアウト情報も発信しておられます。

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飲食店側からもっと情報を発信して、西荻窪全体を盛り上げていきたいという想いからです。

「この機会に新しいことして、楽しんでいかないと!」が最近の口癖のようで。

テイクアウトも夏になったらできなくなるかなぁ…なんて言いながら、「今度はマフィン作ろうと思ってるんだよねー!」なんて言う、超前向き鈴木さんです。

Instagramを毎日更新するだけでなく、レモン鈴木として、Youtubeでお店紹介や料理レシピの動画を配信するなど、精力的に活動されています。



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会いにいったら絶対元気になる素敵なお店、スタンドキッチンlepont。


皆さんもぜひ、この笑顔に会いにきてください。

ユニークで温かいスタッフが、

美味しいお弁当を準備して、今日も待っています。



ーーーーーーー店舗情報ーーーーーー

Stand kitchen lepont(スタンドキッチンルポン)

東京都杉並区西荻南3丁目11−5(西荻窪駅南口から徒歩1分)

営業時間:12:00~15:00、17:00~19:30

定休日:不定休

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