ホリック xxxHOLiC　実写見てきました

映画『ホリック xxxHOLiC』見てきました。
僕は原作結構好き。ぐらいで重度でコアなファンというわけではありません。むしろそのぐらいのファンならおそらく見に行っていないですね。
言うまでもないことですが、原作を愛してやまない人は実写は見に行かないと思うので、そういう方は大人しく漫画読むなりアニメ見るなりしているでしょう。それでも僕が見に行くのはたぶん結局その作品の設定とか世界観とかが好きだからなのでしょう。その設定や世界観で物語が描かれているなら相応に楽しめるだろうってことです。
ちょっとネタバレも含むので嫌な人はお逃げください。

・登場人物みんなちょっと違う
みんな違うんですけど特に顕著なのが四月一日と女郎蜘蛛でしたね。
実写の四月一日は神木君が演じており、アヤカシに悩まされ死ぬ理由はないけど生きる理由はもっとないというほどまで追い込まれ、人とも関わり合いを持たない内向的で感情表現も乏しい少年。まぁ原作の四月一日は知っての通り、感情爆発させてるし大きい声も出すし喧嘩もするしでもっとイキイキしてるので、ちょっとしょんぼりしちゃいますねぇ。
また、百目鬼と四月一日の犬猿の仲も設定ごとオミットされてるので、実写の百目鬼は単純に口調がきつく感じるだけで終始四月一日に対して優しい奴なんですよね。これはアニメの百目鬼を演じてる中井和哉氏の朴訥とした演技がハマっていたので、実写の百目鬼優しすぎんか？ってなりました。

で、女郎蜘蛛ですけど、今回の映画で原作に対する思い入れの差が一番大きく出る存在じゃないかなーと。
たぶんですけど、彼女さんの付き添いできましたよっていう男性や、まったくHOLiCは知らないんですけど見にきましたって方の中にはぶっ刺さってる人結構いるんじゃないかなって思うんですよね。妖艶な悪女ってみんな好きじゃん？　ただ原作の女郎蜘蛛ってもちろんセクシーではあるんですけど、そんなモロにえっちぃ雰囲気だしてなかったですし、四月一日大して結構はっきり教えを与えてたりするのでそういう価値観を持ってる部分好きな人いると思うんですよね。なんでそういう人から見ると実写の女郎蜘蛛はただのえっちなお姉さんになっちゃうんじゃないかな…。一応原作のそういう部分を考慮してか、実写の四月一日、彼女にお礼言うんですよね。貴方のおかげで気づけましたって。欲いえばそこで実写の女郎蜘蛛がそういう嫌いって言ってくれたらなーと思ったんですけど、普通にキレてましたね。
マルとモロも評価分かれるかな…？それともみんな嫌！ってなってるかな？僕は個人的にクスクスこそこそしてる感じとか結構好きでした。

あと個人的に神木くんが四月一日やると聞いてからずっと気がかりだったことがありまして、それは
Holic 籠の四月一日まで描写するのかどうか
ということです。
あのぎゃーぎゃーいう四月一日を演じる神木くんよりも、あの四月一日を演じる神木くんのほうがしっくり来たんですよねぇ。
この辺は欲かいてあわよくば続編出来るようにくんじゃお！っていう感じなくやってくれたことは好感でした。