なるべく明るい乳がん日記2超重要!病院探し!!
〜前回のあらすじ〜
乳がんを告知されたものの医師に対する不信感が拭えない私。
このままここで治療する?それはない!!レッツ病院探し!!
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タイムリミットは10日弱。
それまでに安心して治療できる病院を探さなくてはならない。
まず、わからないこともたくさんあるので知識を得るべく図書館へ。
図書館ってほんと素敵。
こんなにたくさんの本を ”2週間8冊まで” という縛りはあるもののタダで貸してくれるなんて最高の施設。(いや、タダじゃない。税金払ってる)
調子に乗って限界まで借りては読みきれずに返却してばかりだけど大好き。
蔵書検索で『にゅうがん』と検索。なるべく新しい本を数冊借りた。
その中でも『患者さんのための診療ガイドライン2019年度版』
これがまず教科書として良かった。
(2月に2023年度版が出版されたので購入。)
乳がんといっても人によってタイプが違うし治療方法も様々。
じゃあ自分は?と調べたいところだがとりあえず乳がんになったことだけがわかっているだけでタイプも何も全く知らないのでどうしようもなかった。
なんにせよ何十年にもわたって積み重ねられた診療実績データによって各々最適と思われる治療が受けられる、そのガイドラインというものが存在することを知った。つまりどこの病院で治療を受けようがガイドラインに則った治療(標準治療)を受けられるのだとわかった。
あとは病院との距離と設備と、どんな先生がそこで治療をされているのか。
日本乳癌学会というものがありその中に乳腺専門医一覧が掲載されている。
そこに名を連ねる先生方がどこの病院にいらっしゃるのかまではここには載っていないのがもどかしいところだけど、先生を探すひとつの大きな手立てになる。
乳腺医には認定医→専門医→指導医がある。それぞれ要件を満たした上で申請し審査され認定された人しか持つことが出来ないスペシャルな資格。
できることならそんな知識と経験のある頼もしい先生に出会いたい。
認定・関連施設一覧にも目を通しておきたい。めちゃくちゃ小さい字のPDFが出てきてびっくりするけど乳がん診療に強い病院を探せると思う。
がん情報サービスも参考になる。
乳がんのページで一通りの情報を得ることができ関連リンクから病院を探すことができる。選択した病院のがんの診療状況を見ればその病院での症例数もわかる。症例が多いということはその分経験も豊富なので安心感がある。
無視できないのがGoogleマップのクチコミ。
ここには時に残酷なほどナマの声が載っている。
もちろん病院のWEBサイトも隅々までしっかり見る。
そして私はあるひとつの病院を選んだ。ここだな、と思った。
自分で決めることが大事。これは乳がん治療の大きなキーワードでもある。
やってきた診察の日。
私はあの朴訥な言葉足らずの医師に自分で選んだ病院への転院を申し出た。
医師は快諾し、紹介状や診療データなど必要なものは転院先へ郵送してもらえることになった。
骨シンチの結果、骨への転移は無いとのことだった。
優しく接してくれた顔馴染みの看護師さんにもとてもお世話になった。
最後に私のサブタイプはなんですか?と医師に聞いたら
「ルミナルA。ホルモン療法が効くタイプですね〜」と教えてくれた。
わかってるなら教えて欲しい。っていうかそれだけじゃ足らん!
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