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2021/5/5 柏 日立台
初めての三協フロンテアスタジアムだった。
武蔵野線の中でスタメン発表を確認した時、来日直後のキャスパーユンカーがスタートメンバーに入り驚いた。だが、杉本をはじめとしたFW陣は不発が続いていた分、期待しかなかった。
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武蔵野線と常磐線を使い柏駅へ。
柏駅正面のショッピングセンターで用を済まして、いざスタジアムへ向かう。
駅から歩く柏サポーターはあまり目にしなかった。ただスタジアムに近づくにつれ徐々に黄色いユニフォームを着たサポーターが増えてきた。スタジアム周辺に住むサポーターが多いのだろう。地元に強く根付いたクラブだなと実感。
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駅から15分ほどでスタジアムがある敷地に到着した。入り口には大きなウェルカムボードと受付のようなテントが設置されていた。その入り口から少し歩くと人工芝のグラウンドとスタジアムが見えて来た。
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ちなみにクラブ名の「レイソル」の由来はスペイン語だそうだ。「レイ」は「REY」と書き”王”の意を表す。「ソル」は「SOL」と書き”太陽”の意を表す。王者としての激しさや厳しさと、太陽の優しさや親しみやすさを兼ね備えています。と公式サイトに記載があった。
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コンパクトな作りでピッチまでの距離が近いスタジアムで有名だ。サッカー専用スタジアムの為、試合中は陸上トラックなどに気を取られずに見入って観戦できる。個人的に大好きなスタジアムだ。
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アウェイ特有の圧を感じるスタジアムだった。あのゴール裏に柏レイソルの歴史が詰まっているのだと思うと鳥肌も立った。
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浦和レッズではあり得ない事だが、選手のアップ開始前にマスコットキャラクターのレイくんがピッチを一周していた。レイソルらしくてカッコいいキャラだ。
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浦和レッズの選手たちは、柏サポーターからも拍手を受けていた。相手チームに拍手をしてrespectする文化は浦和レッズと相反するものだなと感じた。(どちらが優れていてどちらが劣っているかは議論する必要はありません。これがfootballです。)ちなみに鈴木彩艶はこの試合、サブスタートだったが、アップで誰よりもデカい声を上げて練習していた。これが印象に残ってる。
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試合開始。まさかの開始早々に汰木のスルーパスに抜け出したキャスパーが左足一線で衝撃の先制弾を見せた。レベルが違うストライカーがきたと確信。前半はこのまま浦和リードの0-1で折り返す。
ただ、後半に柏が3点奪い取る。90分になっても1-3のままだ。
浦和はこのまま敗戦(GS敗退)濃厚だと思われた。
ここで浦和っ子が奇跡を起こす。
92分にコーナーの流れで興梠が頭で落として伊藤敦樹のボレーシュートがネットに突き刺さった。会場は「同点まで持ってけるぞ!」という雰囲気だった。そして94分に小泉のスルーパスに抜けた関根がキーパーとの駆け引きに勝利して3点目。柏サポーターに紛れ込んでいた浦和サポーターも流石に喜びを抑えきれていたなかった。そのまま3-3-で終了し、柏は勝ち点2を失い、浦和は勝ち点1を得た試合となった。
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ビジター席設置された状態で日立台へ行きたいと切に思った。
お前が浦和に残したのは、最後まで諦めない強い心。ありがとう森脇
この横断幕を再起させるような試合だった。良いゲームでした。ちょうど1年前の試合。まだ鮮明に覚えてる。そして今週日曜日に選手と共にこのスタジアムで闘う。
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