WAIS-Ⅳ(知能検査)を受けてきた

所謂IQテストというやつでネットでやるようなものではなくきちんとお医者様のところへ行って試験を受けてきた。
動機は主に自己理解を深めるためで、テストを受ける前にいくつかの予想を立てていた。

1.中高生の頃は学力が低く、対処として夏休みを潰して塾へ行くなど通常より数をこなすなどの補強を行ったにもかかわらず余り改善が見られなかったが、成人してからは多くの人との会話や業務をこなすうちによほど複雑なことで無ければ基本的に紙にメモを取らずに記憶、遂行できるようになっていった為、長期記憶に関しては不便を感じておらず平均的にあると想定した。

2.成人してから現在に至るまで生計は基本アーティスト職のみで立てているがそもそも適性があるのかどうかが分からない、テストを受ける前の段階の想定では恐らく高くないと思っていた、当時の同僚でカメラアイの人間がいたのでそれらと比較するとやはり自分は立体を想像する力は高くないと想定した。

結果

全検査 107

言語理解117
知覚推理93
ワーキングメモリー100
処理速度105

総括すると、全体的に平均の範囲内だが言語、長期記憶優位で、知識と理解によってやや低めな知覚推理を補助しているというのが確認できた。

知覚推理知覚推理のテストにおいてはその一部で目の前の絵と同じように積み木を組み立てる項目が存在した、これらはデッサンに通じるところがあり、言ってしまえばアーティスト職であれば毎日考えてることに近いはずなのだがどうもこれが時間オーバーだったりミスをしていたりするので、仕事で実践的に訓練されてこれならアーティスト職についていなければ境界知能範囲、もしくは知的障害の範囲まで行っていたかもしれないと思うと少し怖くなった、しかし逆に考えれば10代の後半、20代の全てを絵や3Dに捧げたことによって「平均的な人間」の知能にたどり着いたともいえる。

全てをIQ基準で考えるのは危険でもあるが平均的と判断されることのメリットとしては、自身のアウトプットを基準として考えやすいという点がある。
一例をあげるなら余りにも作業が速い人間が周りのことを「遅い」とみなしていたら集団としてほつれが発生するので、学力で可視化されていた頃より数値で可視化されにくくなる成人後は一度自身の立ち位置を客観的に確認するのは大切だと思った。

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