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俺はバランサーだからキモくも無知にもなりたくない

たまに自分に対して「お前ってバランサーだよな」と言ってくれる人がいる。人生で言われた経験は数えるほどしかないが、発言者はみんな自分と関わりが深く、色んな側面から自分を理解してくれる人だと信頼しているし、みんな頭がいいので、言われると「そうなのかも」と思うし、その人たちが自分を分析してくれたこと自体が嬉しいので、どんな意地悪な含みがあろうとも構わない。言われるたびに、俺はバランサー、とアイデンティティを強める。俺のことを考えてくれてありがとう!!!!

何を以てバランサーと評されるのか、発言者によって論拠は様々であると思うが、自分は高校以降、メインとなるコミュニティーは複数置くようにしてきた。一つのコミュニティーだけに属しているという状態が結構苦手である。これはのめりこみたくない、常にしらけていたいという意味ではなく、自分が好きなコミュニティーにはフルで参加したいという思いがある。俺はオンとかオフとかいう言葉が嫌いなのだが、それと似た理由である。すべて俺、いる以上楽しみたい。苦手なコミュニティーからはサッと抜けることができる。俺は自分が他人にどう思われるかめちゃくちゃ敏感なので、「あーここ俺求められてないな」と思ったらすぐに逃げられる。あと二律背反みたいな状態になるかもしれませんが、一つのコミュニティーでだるい気持ちになったときに「いや俺別の居場所もあるし」と思って自分を落ち着かせることにも使っている。高校時代における高校と地元(≒バンド)、大学時代における文学部と軽音楽部がそれだった。特に高校時代は地元愛が強かった。夕方に下校して地元で遊ぶのとか、土日に一回も電車に乗らず市内だけで過ごすのとか、心地よかった。

恐らくそういう感じで生きてるからある種の中途半端さみたいなものを抱かれてバランサーと言われるのかもしれないが、まさに友人である渋谷君が俺のことをバランサーと称してくれた今週月曜日深夜の新宿ゴールデン街のバーカウンターにおいては、「あー俺はここまでは行ききれない、やりすぎちゃってるよ」と俺でも思っちゃう現場が繰り広げられていた。あそこはカルチャー過ぎてカルチャーショックを受けた。異文化、ではなく文化過ぎることそれ自体にショックを受けることもカルチャーショックと言っていいのでしょうか。あいつら映画本音楽好きすぎ、そこに最近お笑いも入ってきてることに相当危惧。この想い出を綴りたかったがまだ言語化できてないのでいずれできればと思います。ショックを受けすぎて深夜2:30に解散した後家までドコモのチャリを借りて帰ろうとしましたが途中で充電が切れ、その後ほかの自転車も借りられず渋谷まであるき4時にタクシーを拾って帰ってその4時間後普通に仕事に行った俺すごいよな。渋谷君と遊ぶとかならず印象深い夜になります。確実に楽しい夜にしてくれる、信頼できる男がいるってそれだけで幸せだよ。東京。

他のバランサー話でいうと、大学時代の地域へのコミット具合がある。俺は単純に一人の人間として、自分が住んでいるエリアへの興味関心がおそらく人より強く、どこにどんな店があってどんな人が住んでいて、小字単位で地名の由来を探る。大学に通っていながらそのエリアの街並みや歴史について明るくないやつをみるたびに「なんで自分の周りにすら興味もてねえんだよ感性ザコかよ」と思っていたが、逆に、地域と大学を結び付けるみたいな活動をしたり、「ここの店主は云々で」みたいな店の人のパーソナルまで知っている人に対しては「はあ」と思う。特にそれが個人の生活ではなく、さっき言った活動してたりそういうサークルに入ってるおかげで詳しくなったみたいな連中に対してはめちゃくちゃ苦手意識を持っていた。なんかきつかった。

最近母校に「ラジオの会」みたいなラジオのサークルができたらしく、週に19本きいてます!とか地域の情報をradiotalkで発信してます!とかなんかのメディアでインタビューされてたのをみて「いや19本で誇んなよ」と思ったし、なんか一人のきっかけが明らかに坂系のグループからお笑いラジオに入ってきた苦手な感じのやつで、「これだから……」と思ってしまった。これはバランサーとか関係なくいつか言いたかった文句。オードリーはもう1年きいてないですね。

単純に性格が悪いだけなんだと思うけど、それでも遊んでくれる皆さん本当にありがとうございます。夏ですね。今年は酷暑で遊びがいがありますよ。晴れる確率が高いんだからどんどん遊びの予定を入れていきましょう。30になるまであと3か月なので。そういえば今日は結婚記念日です。妻は仕事なので俺は神社で花火ができるイベントに会社の人といこうと思います。七夕最高!!!!夏最高!!!!!!!!!夏大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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