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(18)The Future of ‘Birds-first’ Breeding「招かざる客」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

渡米初日。ようやく第1目的のサーバーさんとのアポイントが取れました。
早速タクシーに乗り、カルフォルニア州オレンジカウンティ(私の記憶では!?)に向かいました。
サーバーさん宅の近くですが、周りは閑静な住宅街。こんな場所でオカメインコの繁殖ができるのでしょうか。
さて肝心のサーバーさんのお宅ですが、なかなかご自宅が見つかりません。1998年のことですからナビゲータなどありません。地図を頼りに探しますが見つかりません。
同じようなところを3周くらい回ったところで、タクシーを停止してもらいました。
「何をするんですか?」とKさん。
「外に出た方が見つけやすいと思って」と私。
不思議そうな表情をタクシーの運転手さんもKさんもするので、
「こんなに閑静な住宅でしたら、鳥の声が聞こえるのではないかと思って」と付け加えました。
でも残念ながら周りから鳥の声は聞こえませんでした。
場所を少しずつ移動しては、車外に出て鳥の鳴き声を聞くことを繰り返しました。まるで仕掛けられた盗聴器を探しGメンのような感じです。

こんなことを数回繰り返していたらようやく聞こえてきました。間違いなくオカメインコの声です。
たぶんこのお家で間違いないでしょう。表札(?)にもサーバーさんと印字されていました。
しかし、何度も何度も呼び鈴を鳴らしても、ノックをしても、声を出しても反応がありません。
その場で電話もかけましたが、やはり反応なし。しかたがないので、しばらくタクシー内で待機しました。アメリカ初日の視察がこんな感じだと先が思いやられます。
20分くらいしてから再度呼び鈴を鳴らしました。半ば諦めていましたので突然ドアが開きました。そこには長身の初老の男性が立っていました。笑顔もありません。どちらかというと怖いです(汗)。
通訳のKさんとどんな話になっているかわかりませんが、「招かざる客が来た」という印象を受けました。
たしかにこれは先が思いやられる、、、(汗)

(つづく)

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