見出し画像

鳥爺寺子屋「やめたいのに、やめられない、が、やめられた」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

やめたいのに、なかなかやめられないことってありませんか?

私の「やめられないこと」を、あっさり決着をつけてくれたのはモモ@モモイロインコでした。
モモは今から24年前に個人で活動している輸入仲介業者からお迎えしました。
モモは肩が好きで、よく私の肩にも止まります。
私が電話をしていると、いつもペコペコ頭を下げているのを見ていたせいか、一緒に頭を下げてくれます。
同時に「モシモシ」や「コンニチハ」なども覚えてくれました。

そんなモモですが、あるとき私の頬をいきなり咬みついたのです。
頬からは、血がタラ~リと流れるほどの咬み方です。
そんなに痛くはありませんが、その素早さに驚きました。

なぜモモが、いきなり咬んだかわかりません。
しかし鳥が咬むには必ず理由があるはずです。
私はその理由を考えました。でも、わかりませんでした。

そして、事件が立て続けに起ったのです。
1998年池袋でCAP!というバードショップをしていたときですが、モモが来店した男性2人の頬を咬んだのです。
私と同じように、頬から血がタラ~リと流れました。

「申し訳ありません!!」
と、何度も謝罪しました。
幸いにも二人とも笑って「大丈夫」とおっしゃってくださいました。
このままではモモを接客係から外さなければなりません。

なぜモモは咬むのだろうか? 私なりに共通点を考えてみました。
1つ目が全員男性であること。
2つ目が咬んだ場所が頬であること。
3つ目が咬み方です。
咬み方が「一瞬のうちに突き刺すように咬む」感じであったこと。そのため流血量が多かったのか、、、、!?

これは推測ですが、モモが私たちに警告を与えているように思えたのです。

そして3人目(私を入れたら4人目)の犠牲者がでました。
今度は私は目の前で起きました。
残念ながら一瞬の出来事でしたので、止めることができませんでした。
その方にお詫びをしながら、私は少しだけ時間を戻してみました。

この方は最初、モモを肩に乗せて遊んでいました。
このときは全く問題ありません。
ちょっとしてからモモを止まり木に戻し、お店の外に出たのです。
しばらくして店内に戻って来て、モモを肩に乗せたら咬まれた、ということを思い出しました。
ということは、一度お店の外に出た時の男性の行動がヒントです。

実はこの男性は、タバコを吸いに店外に出たのです。
つまり私の推測が正しければ、モモはタバコが嫌い。
それも吸った直後が一番嫌いだということだと思いました。

では実験してみよう、、、

という行動する勇気は、軟弱者の私にはありませんでした(苦笑)。
しかしこの推測だけで、タバコをやめられたのです。

当時私はヘビースモーカーでした。
1日2箱、飲みに行ったときなどは3箱以上は吸っていました。
起きている時間の大半が「息抜き」(息吐き?)のようなものでした。
何度も、何度も禁煙をしました。
しかし長くても3日は持ちません。
朝、禁煙宣言をしたら、夕方にはもう破る、その繰り返しでした。
しかもタチが悪いのはリバウンド。吸う本数が増えていくではありませんか。
またタバコを吸うと、ロクなことがありません。
・歯を磨くときに嘔吐しそうになる
・お酒を飲み過ぎる
・気持ち悪いときがある
・小遣いのほとんどがタバコに消える
・手、指、たぶん身体全体がヤニ臭くなる
・アパートを転居するときに敷金が戻らない(ヤニで)
など、良いことがありませんでした。だから禁煙することが私の戦いでした。

それをモモが、いとも簡単に私を降伏させたのです。

あれから23年。今も完全に禁煙ができています。
しかしその間、何人かの男性が犠牲になりました。
男性の肩にモモがいるときは注意を促しますが、見逃したときにはやはり犠牲者が出ました。
私は犠牲になった方に謝罪をしながら、必ずこのことを聞きます。

「タバコ吸いますか?」

答えですか、、。
そのほとんどが「イエス」です。

今日もいい日でありますように♪ (^o^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?