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(20)鳥爺DJ奮闘記「時間無制限のゴングが鳴る」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

これから交渉に向けて、一か八かの大勝負を私から仕掛けることにしました。
カワダさんは私よりずっと背が高く、たぶん180cm以上はあります。
頭髪はショートヘア。5部刈りよりちょっと長いくらい。
身体つきは今風にいえば、細マッチョです。
これだけでも目立つのに、さらに特徴的なのが「眼」です。「目」ではなく「眼」と表現したほうがいいくらい鋭いです。怖いです(汗)。

小切手も手形も、そして借用書もしっかり握っているカワダさんに、なぜ自分から仕掛けようと思ったのか。
それは、カワダさんが「ソウル」という音楽で、楽しそうに踊る姿を想像したからです。

つまりギャップを感じたのです。

たぶんこの人はほんとうにディスコが好きなのかもしれません。
だったら話し合えば脅されたり、怖い思いをさせられたりしなくて済むのではないでしょうか。
そしてロムテックや私の家族に対しても、何もしないのではないだろうかと考えました。
思い過ごしでなければいいですが、、、。

そのためにまず仕掛けたことがあります。

カワダさんから話を「聴く」ということです。「聞く」ではありません。「聴く」です。


この話を始めると、長くなりますので割愛しますが、私はちょっと前に「産業カウンセラー」の資格試験に受かったばかりでした。
当時(30年以上前)のセミナーには、1年で20人くらいしか集まらないマイナーな資格でした。(だから合格したのかも、、、苦笑)
今や年間数千人の方が受講されるメジャーな資格になったそうです。
今受けたら、間違いなく不合格ですね(笑)。

半年かけてとった資格ですが、その半分が座学で、半分が「実技」です。
ただ実技といっても学校での実技ですので、今回私がカワダさんにカウンセリングをすることは初めてのことです。
自動車の運転試験に合格し、初めて運転するような感じでしょうか。
しかもあまり車が走っていない道路ではなく、首都高速道路にいきなり走るみたいなものかもしれません。

カワダさんは私に相談をしたいなんて全く思っていません。「プロ」として、どうやってお金を返してもらうかグイグイくるはずです。
いつものパターンであれば、私のような対象者から泣き言や言い訳を聞くことを予想していると思います。
それに対して、私は逆にカワダさんから「聴く」ことを実践して、打開策を探ろうとしています。

「カ~ン♪」 

と、実際には鳴っていませんが、時間無制限、一か八かのゴングが鳴りました。

(つづく)

今日も素敵な一日になりますように(^o^)/

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