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カミナシ社に入社しました!🙌

トリ(@toricls)です. この4月からカミナシ社で働いています. 入社初日から有給休暇利用を発動するというエクストリーム入社の実績をアンロックしました.

転職しました!

というわけで今回は入社エンToriですトリだけに. ぐふふ🤤

先日個人ブログに AWS を退職した話を書いたのですが、そこではカミナシを選んだ理由みたいなところは詳しく書けなかったので、この記事ではその辺を書いていこうと思います. あとは実際のところ入ってみてどうだったかとかも.

NOTE: この記事は秘密結社「ピーアール」の深淵な力の後押しを受けて頑張って書きました
NOTE: カミナシの採用活動の推進力をもっと高めたくてこの記事を書いているので、僕が一番伝えたい情報は次に貼った採用ページへのリンクです

📣 一緒にエンジニアリングしていきませんか?

なんかよく分からないけどとりあえず応募するわよという方は、ぜひ募集ポジションの一覧をどうぞ!(まだ必要な全ポジションの募集をオープンできていないため、「こんなポジションが開く予定はありませんか?」「どのポジションで応募するか迷ってるので相談乗って」みたいな問い合わせも大歓迎です!)

そもそもカミナシがなにやってる会社なのか分かんないからまずはそこが重要でしょ!という正常な方は、カミナシ note 編集部による記事まとめや、あるいは Twitter DM なんかでトリとお話しするところから始めましょう🤤

みなさんからのご連絡・ご応募お待ちしております!

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重要な宣伝を終えたので、ここから記事本編に入ります.

カミナシとの出会い

TL; DR - Coral Capital さんありがとう、応援してます

昨年2021年の夏の終わり頃に受け取った LinkedIn DM がカミナシとの出会いの始まりでした. 実はここで連絡をもらうまではカミナシという会社のことをまったく認知しておらず、まさかそこから入社に至るとは当時は思ってもみませんでした.

普段はこういったいわゆるスカウトメールの類はいっさい読まないんですが、"Coral Capital" という名前を見て「活動を応援してます」と伝えたくなったので返信したんですよね. 僕自身が2021年に Coral Capital が実施していたスタートアップのための新型コロナワクチン合同職域接種に妻の勤め先の繋がりでお世話になっていたし、そもそもこの活動自体が素晴らしいなと思っていたので、お礼の気持ちも込めて応援してますと返信した次第です.

このスカウトメールでの Coral Capital とのつながりがきっかけとなり、少し時間をおいてから「転職の意思は全然ないけどそれでも良ければ」という前提付きでカミナシの経営陣と Zoom で会って話したのがカミナシとの最初の出会いです. カミナシメンバーとの会話はとても楽しく、結果として経営陣以外にもエンジニアリングチームやプロダクト、ビジネス側のチームの人たちとの面談の機会も何度もいただきました. 

カミナシメンバーの多くと話していくうちに、僕も彼らと一緒に挑戦したいという気持ちが高まり、最終的に AWS を辞めてカミナシにジョインすることを決断しました.

ではそんなカミナシってどんな会社?

カミナシ社には「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」というミッションがあります. これまで IT の力を活用されてこなかった、あるいは大きなドメイン知識の差からソフトウェアテクノロジー業界がそもそも解こうとしてこなかった「現場」の課題を解決し、日本の労働人口の半分以上、3,900万人とも言われるノンデスクワーカーがこれまで以上に活躍できる素晴らしい現場を日本中に作っていこうとしています.

社名(兼サービス名)の「カミナシ」だけを見ると「紙をなくしてデジタル化」みたいな印象を持たれがちですが、それはあくまでも生産現場に変革をもたらす手段の一つとしてカミナシが最初に着手した領域であり、究極的には日本中あるいは世界中に存在する「現場」を、そこを支えている人たちとともに最高なものに育てていきたいと考えています.

ビジネスの面はというと、2020年6月にサービスのイニシャルローンチをして以来順調に導入社数を増やしており、さまざまな業種業態のお客様にご利用いただいています. また、昨年2021年3月にはサービスローンチから1年を待たずにシリーズAで総額約11億円の資金調達を実施しており、出資 VC も高い高い期待を寄せてくれています.

カミナシへの入社を決断できた理由

TL; DR - 1. 経営陣が好き / 2. メンバーとカルチャーも好き / 3. AWS で4年近く働いて次の挑戦をしてみたくなった / 4. 妻

仮にも Amazon/AWS は有名企業の一つだと思うし、そこを辞めてバッチバチのスタートアップに入ることを決めるのにはそれなりに心理的なハードルがあったのも事実です. というわけでここでは入社を決断できた理由、あるいはそれを後押ししてくれた要素について触れようと思います.

1. 経営陣が良かった

はじめて話したときから、経営陣のふたり(CEO 諸岡COO yukke)がとてもいい感じだったんですよ. うまく言語化できないんですが、会話が終わった後に爽快感があるというか、なんかそんな感じです.

彼らは経営陣なので当然ながら自社のビジョンをいい感じに語ることはもちろんできるとして、それだけではなく今のカミナシでまだ実現できていないことや、お金の話、普通だったらカッコ悪くて外部の人(しかも候補者相手)には隠したくなりそうな社内事情までオープンに話してくれて、その上で僕がこんな貢献をしてくれる人材だと信じているし、カミナシという会社が僕の挑戦を応援できる環境だと考えているからカミナシに来て欲しいんだというような、僕への期待についても飾りすぎずに示してくれました.

彼らとの会話を複数回にわたって重ねていく中で、例えカミナシの事業がうまくいかなかったとしても、もう一回この人たちから誘ってもらえたらまた一緒にやりたいと思えそう、と面談だけでも感じられたのが大きかったような気がします.

CEO 諸岡と COO yukke はカミナシ SaaS FM のパーソナリティを務めているのですが、彼らの人となりが分かるのでオススメです‪🤗‬

2. メンバーとカルチャーが好き

誰もがオープンマインドといいますか、話してて楽しい人ばかりなんですよ. みんなポジティブだし.

そんなカミナシのカルチャー、バリューとそれを体現しているメンバーたちを一枚で表しているのがこちらです.

カミナシのバリュー

どれも僕にとって共感できるものばかりでいろいろ書きたいことはあるのですが、ここでは「現場ドリブン」に触れようと思います.

前職の AWS はプロダクトマネージャーのみならず、ソフトウェアエンジニアがこぞってカスタマーミーティングに参加したがる会社だったんですが、僕自身もソフトウェアエンジニアが直接ユーザーから話を聞くことでユーザーのペインをその根源から理解し、それらをソフトウェアやサービスに昇華、反映させていくことがエンジニアリングにとって非常に重要だと信じています.

面談で話す機会があったカミナシのメンバーは、ソフトウェアエンジニアは当然のことながらビジネス側のチームにいる人たちも含めて、ユーザーから直接話を聞くことの重要さを信じ、理解し、実践しているということ分かり、これはとても嬉しかったです.

振り返ってみると、こういうメンバーが揃っているカミナシなら、きっと素晴らしいサービスを一緒に作ってユーザーに届けることができるだろうなと感じられたこともカミナシへのジョインに対する不安を取り除く重要な要因の一つだったなと感じます.

(実際にお客さんの工場を訪ねてヒアリングできるという最高なやつがすでに今月のカレンダーに入っているのでテンション激上がりです!!)

3. AWS で4年近く働いて次の挑戦をしてみたくなった

Amazon/AWS はそのカルチャーがとても自分にフィットしている会社だと今でも感じていて、特に Leadership Principles は僕がもともと仕事対して持っていた価値観を言語化することに間違いなく、強く貢献してくれました. 文字通りグローバルに多数のユーザーを持ち、自分の仕事の一つ一つが世の中に与えるインパクトの大きさや、そこから得られる強い高揚感のようなものが同等のレベルで手に入る環境は、特にソフトウェアテクノロジーの世界ではそう多くはないと思います.

ではなぜそんな環境を捨てて企業としてのステージもサイズもまったく違うカミナシに入ることを決めたのかというと、セクションタイトルにも書いた通り、新たな挑戦をしてみたくなったからです.

僕は、定義された自分の役割を遂行しつつも、会社にとって優先順位が高いはずなのに落ちてしまっているボールを拾うことで、それが結果として自分の仕事の幅を広げて新たなチャレンジを見つけることにつながってきた、というのを社会人となった頃からやってきました(いま振り返ると).  Amazon/AWS に入社した頃は自身に設定されたその役割のどれもが当時の僕にとっては新たな挑戦ばかりで、結果を追い求めて目の前の仕事をするだけでも相応にチャレンジングで、日々自身の成長を感じられる期間が続きました. アメリカ側のチームに異動してからはさらに多くの(僕にとっての)チャレンジの機会があり、とてもエキサイティングな毎日を過ごすことができました.

とはいえ、4年近く勤めて一定程度再現性を持って結果を出せるようになってくると、その環境をぬるま湯に感じてきてしまい、新しい挑戦をしたくなります.

Amazon/AWS は組織をスケールさせながらスピード感を失うことなくビジネスを進めていくためにさまざまな役割が言語化され、設定されており、これはつまり「そこに落ちているように見えて、かつ僕が重要だと思ったそのボールは、実はその持ち主となる役割を持つ別の人間が優先順位を決めた結果『あえて落とした』ものだった」といったことも例えば発生します.

というわけで、落ちているボールや面白そうな仕事を拾って自身のキャリアの幅を広げてきた僕が Amazon/AWS の中で新しい挑戦をするためには、その最短パスは社内異動ということになります. 当然最初は(社内外共通で公開されている)募集ポジションの一覧をはじめ、各チームの Wiki やチケット一覧なんかを眺めながら、面白そうなことをやっている社内のチームはないかと探していました.

このタイミングでカミナシからお声がかかり、社内異動と転職をある意味でフラットに比較検討する機会を得ることができたのが、最終的に転職に至った経緯と言えるかもしれません. どうせ新しいことに挑戦するなら、サイズもステージも違う会社に転職するのは選択肢としてけっこう面白いかなと思ったんですよね.

4. 妻の後押し

とはいえなかなか決められずにウジウジと迷っていたところ、自身もスタートアップで働く妻が「いいんじゃない?」と背中を押してくれたことが最終的に決断できた理由です. いつもお世話になっております.

実際入ってみてどうだったか

TL;DR - 1. コーポレートチームがすごい / 2. マジなんもなくてスタートアップ / 3. エンジニアリングチームはめっちゃ頑張ってるけど、ビジネスのスピードに追いつくためにさらに成長できると思う

メンバーが素敵なこととか、カスタマーサクセスチームがめっちゃすごいセールスチームもめっちゃすごい、みたいな入社前から分かっていたことはおいておくとして、それ以外の入社後に見えたアレコレを書いてみようと思います.

1. コーポレートチームもすごい

コーポレート機能がとても整っていてびっくりしました. 前職の Amazon/AWS はグローバルに物凄い数の従業員がいる会社ということもあり当然ながらバックオフィス部門が高機能(元同僚による異論は認めます)でしたが、社員数十人程度というサイズのカミナシでこれだけしっかりしたコーポレートチームがあることにはとても驚きました.

HR / IT & InfoSec / Accounting / Legal / PR といった主要なロールがきちんと整理され、社員が日々の業務に従事していく上で必要なファンクションがちゃんと機能しているというのは本当にびっくりでした. (大変失礼ながら、入社前はもっと雑然としたバックオフィス機能が動いていると思っていました)

彼らからすれば「やりたいけどやれていないことがまだまだたくさんある」状態なんだろうなとは想像しますが、カミナシのバックオフィスが機能しているのはひとえに各ファンクションの一人目に素晴らしい人材を獲得できていること、そしてバックオフィス機能を支える優れた B2B SaaS の類が昔に比べて数多く存在していることも寄与しているんだろうなと感じました. 

NOTE: 本記事は秘密結社ピーアールによるレビューを受けていますが、だからコーポレートを褒めているとかそういうわけではありません. カミナシのコーポレートチームは本当にすごいです✨

2. マジなんもなくてスタートアップ

当たりまえだけど Amazon/AWS の頃に空気を吸うように利用していた社内サービスやツールの類は何もありません. 何もありません. 組織やサービスを継続的にスケールさせていくための仕組みや構造もない、あるいはまだまだ改善できる状態で、これぞスタートアップやな!ガハハハハ!!!!と日々感じています. エキサイティングです最高です.

じゃあこういった状況で Amazon/AWS で見事に機能していた仕組みの類をそのままカミナシに輸入すればうまくいくかというと、たぶんそんなことはなくて、あの規模の会社のベストプラクティスは too much すぎて今のカミナシのサイズには全然フィットしないものがたくさんあるなと感じています.

なんもない状態というのはつまりこれから何をするか考えていける状態だと思うので、これからが楽しみです!

3. エンジニアリングチームはめっちゃ頑張ってるけど、ビジネスのスピードに追いつくためにさらなる成長ができると思う

みなさん覚えていますか. このセクションは「実際入社してみてどうだったか」セクションです. 最後はエンジニアリングまわりについてです.

これは自分のバックグラウンドがエンジニアリングだから多少厳しめに見てしまっている可能性ももちろんありますが、現時点のカミナシのエンジニアリングには、ビジネスのスピードに追いつくためにやれることがまだまだある気がします. 別の表現をするなら、エンジニアリングチームが成長すればそれがカミナシのビジネスの成長スピード加速にダイレクトに寄与できるのではと強く感じています.

そもそも(うまくいっている)スタートアップというのはそのビジネスが急激に変化し、成長していくため、それはシステムの側から見ると急激なユーザー数増やデータ量の増加が発生しうることを意味します. どでかいお客さんに売れると「来月からいきなりアクセス数とデータ量が数倍になるっす」みたいなことが当然に起きるわけです.

ソフトウェアエンジニアリングに携わる人なら想像は難くないと思いますが、突然のアクセスパターンの変化やデータ量の変化というものは、システムのボトルネックがそこで突然変わる、あるいは未知のボトルネックが表出するという結果につながりがちです.

SaaS の開発と運用は「飛行機を飛ばしながら修理する」といった例えで表現されることもありますが、突然ゴールポストが動くとんでもない世界において、サービスをローンチし、その後コンスタントに機能追加を続けながらユーザーに提供し続けてきたカミナシのエンジニアリングチームは賞賛に値すると思います.

2020年のサービスローンチからの『レポート』という種類のデータの月次生成件数グラフ.
各月の値は過去からの合算ではなく、その月に新規件数された件数です.
(具体的な件数の公開は社内オッケーが取れなかったのでジェフベゾスチャートで申し訳ない)

一方で、事業計画で目標として売上やユーザー数が見えているのであれば、少なくともそれらに耐えうるシステムを作り上げるのはおそらくエンジニアリングの最低限の責務と言えるのではとも僕は考えています. 事業計画上定義されているのであれば、これらは予測可能な変化と言えるからです. 

というわけで、カミナシのエンジニアリングチームが予測可能な変化に対して今以上に精緻な準備をしつつ、そもそも予測が難しい大きな変化に対しては例えば水平スケールによって対応できるシステムとアーキテクチャ、そしてそれを運用しうるスケール可能な組織としてさらなる進化を遂げられるよう、そこに僕も貢献すべく頑張りたいなと思っている次第です.

そして、これを継続的に実現しつつも未来に対してさらなる投資をしていくためには当然ながらもっと多くの仲間が必要なので、最後に重要なリンクたちを再掲してこの記事を締めたいと思います.

🤝 カミナシで一緒に働いてみようかな、という方 🤝

必要な全ポジションの募集をオープンできていないため、「こんなポジションが開く予定はありませんか?」「どのポジションで応募するか迷ってるので相談乗って」のような問い合わせも大歓迎です. Twitter DM なんかでご連絡くださいませ.

🐐 カミナシという会社やそのビジネス、メンバー、ミッションやビジョンなどについてもっと知りたい方 🐐

ブログ記事を読んでみましょう

トリと話してみましょう

みなさまからの積極的なご連絡を心よりお待ちしております!最後まで読んでいただきありがとうございました!🙌

-トリ

P.S. 下の ❤️ をいっぱい押してもらえると秘密結社が高級寿司に連れてってくれるらしいのでよろしくお願いします

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