昭和１１１年、僕は人間を失格しました

通勤ラッシュの最中に電車乗って
ずっと楽しみにしてた映画を観に行った
上映館はさほど多くないし上映回数も少ない

ＨＵＭＡＮ　ＬＯＳＴ　人間失格

この動画の説明部分を読めばきっと興味わくのでは？
なにせポリゴン大好き太宰も読むし
人間失格は何度か読み返した本やし
この作品の世界がどうやってＳＦになるのか意味わからんかってんけど
結論から言うと観ても全部は汲み取れんかった

大場葉蔵、竹一、堀木、ヨシ子
あとヒラメとの関係とか
それぞれどういう人物で…という相関をわかっていないと
ちょっとしんどいのかなとは思った
まずは太宰治の人間失格を読んでいることが前提なんかな

あぁでもどうなんやろ
別に小説読んだことなくたって
ひたすら映像は美しいし音響も完璧にかっこよかった
それだけでもじゅうぶん楽しめるわなぁ
人間失格とは別の物語として捉えるのもアリなんちゃうかな

原作を通して葉蔵が持ち続ける「失格」の部分は
あくまで概念やったけど
ＨＵＭＡＮ　ＬＯＳＴで描かれる世界では
Ｓ．Ｈ．Ｅ．Ｌ．Ｌという明確な機関で管理されている
アニメPSYCHO-PASSで言えばシビュラシステム
いやまぁ本広 克行氏が起点になってて冲方丁氏脚本となれば
ちょっとそういう世界観なんですねわかります、と
他スタッフについて細かく把握はしてないけども
なんとなく掴みやすくはなる

それにしても難解やったなぁ…
柄にもなく早起きして意地で見に行ったとこあるし
寝ぼけた脳ではなかなか全容を理解するには至らんかったかなぁ
原作とリンクする部分なんかはめちゃくちゃ上手いなと思った
葉蔵の描いた絵、マダムの台詞、カルモチン
あちらこちらにもっともっと散りばめられてるのであろう
なにかしらのポイントを見逃しまくってる気がする
１回では足りないなこれは

ポリゴン制作の美しい映像・どちゃくそかっこいい音

それ見るだけでも価値あるわ
もちろん今回も私の大好物、プレスコによる収録
いやよう考えて？
ｃｖ宮野真守「恥の多い生涯を送ってきました」
エモエモのエモやん
個人的には冒頭のやつより終盤の
ちょっと間を作ったバージョンの方が好きやわ
ＢＬＡＭＥ！観た時も思ったけど爆発音の響き方とかさ
バチバチかっこええし震えるわ

早い時間の上映ということもあってか
劇場内に人は私含め３人でした
比喩抜きで３人
観たい人はお早めにやわな