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ドクター・フーコラボでカジュアルEDH③【14代目ドクター】+【クララ・オズワルド】


【はじめに】

こんにちは!
皆さま、お久しぶりです。鶏団子鍋と申します。

MTG×WHOコラボについてのnoteを書いていたのも久しく前のように感じます。
では今回の話題は何かというと…私がドクター・フーコラボ以外に語れるわけがありませんね!
ディ〇ニープラスでは5月から15代目のエピソードが次々配信されていて、楽しみに毎回観ています。

さて、14代目・15代目ドクターのSecretLairが到着してから早2か月といったところ。
本当はこれに関しても解説記事を書きたいところですが、それはまた今度。

先行配信エピソードから5枚!
トイメイカーもかなりのお気に入りです。

あ!トイメイカーのEDHも作っています!
需要があったらそちらもnote書いてみます。

正直、SecretLairの発表(2024年初頭)があった時からずっとデッキ構想はしていました。
プロキシを使ったりして試し回しをしてみたりもしてみました。
御託は良いからリストを見せろ!という、せっかちさんのために先ずはデッキリストを貼っておきます。

なんだこの取っ散らかったデッキリストは!?
・・・お前が組んだんじゃい!

ちなみに全てのドクターを何も考えずに投入すると、凄まじく構築難易度が上昇します。
いっそのこと割り切ってその道を進むことも考えましたが、それは他の同志に託すことにします。

今回のnoteでは、その辺の試行錯誤が後に続く方の力になれば。という目論見です。
また、できれば他の方のデッキレシピを教えてほしいとも思っています。

始めに言っておきますが、以降の内容について冷静に「現実的じゃないな」などという考えを持つ人は即座にアップグレードしていただきます。

「冷静になるな、理性を取り除く。私と同じになるのだ。」

【14代目ドクターの性能】

まずは14代目ドクターの基本性能から振り返ってみましょう。
正直言って原作再現のカードデザインは「最高」の一言に尽きます!
しかも3マナで4色以上の色を持つクリーチャーはこれが初です。

画像のリンクからMTG Wikiの日本語訳に行けますよ!

唱えたときに、デッキから13枚のカードを公開してその内から「ドクター」カードを全て墓地に送ります。
経験してきたドクターたちが記憶(墓地)に残っているというのはエモすぎるデザインです!

ちなみに私も最初勘違いしていましたが、この唱えたとき効果は我らが「クララ・オズワルド」で2倍にすることはできません

「よ~し、パパ26枚公開しちゃうぞ~!」とはならない

唱えたとき効果は「あなたがコントロールしている(戦場に居る)ドクター」に該当しないからですね。

戦場に出るときには、このターンにライブラリーから墓地に落ちたいずれかのドクターの顔となって戦場に出ることができます。
ドクターが落ちなかったとしても、最低保証として3/4のボディを持った状態で着地できます。
(記憶がないドクターというのも、また味がありますね)

14代目ドクターの特性として、自前の誘発だけで狙ったドクターのコピーになることは凄まじく難しいです。
しかしコピーになる条件は「このターンにライブラリーから墓地に落ちた」ことであるため、黒お得意の墓地送り手段でサポートできます。

例えばわかりやすく納墓とか

ちなみに落とすだけであれば教示者系(ライブラリーの一番上に持ってくる系統)でも納墓と同じような動きをすることができます。

【コンパニオン】

そして最大限にコピー先の効果を活かすのであれば、コンパニオンは黒を選択できる「クララ・オズワルド」でしょう!
「ヴィスラー・ターロー」でもよいのですが、14代目では彼の能力を活かすのはとても難しい…。

固有色が黒のコンパニオンは2人。
マナコストは重いが、シナジーを考えるとクララに軍配が上がる。あと可愛い

他の色で考えても、14代目と相性がいいコンパニオンは今のところ思いつきませんでした。
それにクララであれば、大多数のドクターとシナジーが見込めます。

さて、コンパニオンも決まったところで次に移りましょう。

【デッキレベルについて】

私はEDHを組むにあたり、せめてバトル帯くらいになれるように組んでいます。(俗にいうデッキレベル4,5,6帯ってやつですね)
統率者を組んだ以上、勝って(または華々しく散って)ほしいではないですか!
EDHレベルについて詳しくは晴れる屋さんの記事をご参照ください。

ー晴れる屋さんの記事ー
【カジュアルからガチまで。統率者のテーブルどう分ける?】
https://article.hareruyamtg.com/article/54402/

今のところ、14代目ドクターはどう頑張ってもパーティ帯の壁を越えられそうにありません。
14代目ドクターを組もうとしている同志の皆さん。
デッキレベルが逆立ちしても上がらないことは、諦めて受け入れましょう

組んだんですよ!必死に!その結果がこのデッキレシピなんですよ!

ここで言いたい方も居るかもしれません。
「どうせパーティ帯なら全部のドクター入れろよ!」
…その点の敗北は認めましょう。ですが。
それでも勝ちたいから試行錯誤しているわけです。

さて皆さん割り切れたところで、次に参ります。
え?割り切れてない?

【デッキの課題】

ここからは私の持論を多く含みますので、話半分でお願いします。

私にはユニバースビヨンドEDHを好んで組みますが、EDHを組むにあたり大事にしている考え方が2点あります。
●「統率者が活躍できるように構築しているか」
●「細くても、勝利の手段が見えているか」

勝利の手段で言うと、極端な例をいえば「無限コンボを搭載している」などですね。
ちなみに私はお手軽無限コンボが苦手なので、所謂cEDHには向いてない人間です。

デモコンタッサは肌に合わず、速攻で手放しました。

今回の14代目ドクター+クララとなると5色なので、シナジーを無視してパワーカードを入れるというのもまた手です。
しかし私のポリシーとして、統率者をカラーマーカーとして扱うことはできません。(過激派)

そうなると、私の14代目ドクターデッキは早々に大きな課題にぶつかる事となりました。
それは「勝利の手段がまるで見えない」という致命的な課題でした。

無限に悩むことになった…

【勝利の手段?】

まぁそうは言っても何も無いわけではありません。
凄まじく細い道ながら、特殊勝利の手段が残されています。
「ギャリフレイは生き続ける」でどうにか特殊勝利することです。

究極のロマン勝利

必然として、構築方針の1つが「13人のドクターを戦場に集める特殊勝利」となりました。

となれば最低でも13人以上のドクターをデッキに詰め込む必要があります。
しかし…手放しに13人もデッキに詰め込んだらとんでもない紙束になってしまう。(いやパーティ帯ならいいだろう という意見は置いておいて)
現実的に使いやすく、状況を比較的選ばずに動けるドクターは以下のメンツです。

「2台目ドクター」「3代目ドクター」
「4代目ドクター」「6代目ドクター」
「10代目ドクター」「ウォードクター」

一応どれになってもマナ総量は得をしている…!

現時点でシナジーがかなり薄い4代目やウォードクターが居ますが、これ以上減らすのは難しいですね。

そこで目をつけるのが、部族スキー御用達「多相」です。
邪道だと言われても仕方ありませんが、背に腹は代えられません。
私はシナジーの無い「ドクター」デッキを使いたいのではなく「14代目ドクター」に活躍してほしいのです。

5C多相代表のモロフォンくん

【殴ってなんとかできる?】

言いたいことはほぼ終わりました。
じゃぁ何が残るか。「シンプルに殴ろう」という手段です。
コピーとして場に出るなら速攻が付くからですね。
しかしもちろん大きな課題があります。

前述したとおり、14代目ドクターを狙ったドクターのコピーとして戦場に着地させることは困難を極めます。
常に同じドクターのコピーになりたいのであれば、そもそも統率者として14代目ドクターを選択する必要がありません。

この「常に同じドクターになりたいなら…」という考えが私の頭を悩ませます。

しかしこう考えれば良いんです。
常に同じドクター(クリーチャー)にならなくてもいいや」と。

ここで、以下のカードを採用するに至ります。
「秘儀での順応」と「仮面林の結節点」、それに「ルカルメル」です。

クリーチャータイプを与えるだけ!
でもそれで十分だ…

奸謀は流石に重すぎたので今回は不採用です。
もう少し軽くなって出直して来なさい。

流石に重すぎるし何もしない…

さて種族を書き換えた後は踏み倒すクリーチャーを考えなくてはいけませんね!

幸いにもドクター・フーコラボからはコンバットで強いクリーチャーが登場しています。
せっかく黒が使えるようになったわけですし、2大敵勢力を使おうじゃありませんか。

巨悪ダーレクと、宿敵マスター!

どちらも高速で横展開が可能なクリーチャーです。
他のタイプに加えて「ドクター」を付与してあげればギャリフレイはきっと生き続けるでしょう…(邪悪な笑い)

さて、種族問題が解決したところで次に移りましょう。
え?解決してない?

【このカードなんで入ってるの?】

ここまで読んでいる貴方は当然理性を投げ捨てた浪漫人間だと思いますので言うのも野暮かと思いますがもう少しだけお付き合いください。

「副陽のスフィンクス」+「暴走暴君、ガルタ」

クリーチャータイプが追加で与えられていて、「ギャリフレイは生き続ける」がある時だけ、すごく良い。

サーチも多めに積んでいる(?)ため、当然これらを出す時にはドクターのクリーチャータイプが与えられていると仮定します。

「ギャリフレイは生き続ける」はアップキープに誘発してクリーチャーを出せますので、「副陽のスフィンクス」は次のアップキープを待つ必要がないという点でベストマッチといえるでしょう。

エンチャントである点を活かせるのであれば「副陽の影」でもいいですね。
しかしマナコストの重さは否めない・・・。

最低限1ドローとフルアンタップは確約、EDHならギリ採用圏内か…!?

ギャリフレイは生き続けるの回収効果を生かし、即勝利に向かえるクリーチャーは・・・「暴走暴君、ガルタ」ですね!
誰ですか数揃えるだけなら「ゼンディカーの報復者」でいいじゃんとか言った人は。

実際、手札でダブついてしまった重いクリーチャーを吐き出す役割としてはとても優秀です。
問題はこちらもマナ食い虫という点ですが…。

「奇妙な根本原理」

墓地が肥えるならいれとけシリーズ

14代目ドクターはデッキの特性上、墓地が肥えやすいので(色に気を付ける必要はあるが)入れる価値があります。

クリーチャーに限らずパーマネントも戻せるため、何かのついでに壊されてしまった「ギャリフレイは生き続ける」も戻すことができます。
誰ですか、そんなの壊さないだろうとか言ったのは

「破滅の根本原理」

マルドゥが誇る最高峰の全除去

誰が呼んだかマルドゥの最終奥義「破滅の根本原理」です。
ただでさえスケールがデカくなりがちなカジュアルEDHでは、全除去のバリューが上がります。(やりすぎると場が冷えるので入れすぎ注意です)

相手のクリーチャーの方が強大すぎて殴れへんやないかい!というのはよくある事…。

カードパワーが低めなこのデッキでは起きがちな状況…

相手のパーマネントだけを壊せるこのカードは色が合うなら是非とも使っていただきたい1枚。

【総括】

マジで組むの大変。

でも大事なのは作品への愛です。愛ゆえに組むのです。
頑張りましょう、フーヴィアンのプレインズウォーカーの同志たちよ。

それでは皆さん、良きユニバースビヨンドEDHライフを!

※本記事は以下より画像引用しています。
「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」
https://mtg-jp.com/ カードイメージギャラリー
「BBC:TV DOCTOR WHO」
https://www.doctorwho.tv/ 配信ドラマより

記事をご覧いただきありがとうございました!