人との比較

こんな大変な思い、あなた方はしたことないだろう、と思い発言してしまうことあるともいますが、
それは、例えば同じ職種で仕事内容での比較であれば、その発言は受け止められます。

しかし、違う職種で大変な作業をやったことあるかないか、のことで言われても、それは受け止め難いのです。

先日、ある人から(内容は端折ります)誰もこんな大変なことしたことないだろう、と誰よりも自分は苦労しているんだという話をしていたのです。
でも、同じ立場に立ってその時間があったらするかもしれない事柄に、自分以外はやらないと決めつけることはとても短絡的でマウントをとる姿勢が見受けられて疲れたのです。。

先ほど、サッカー選手の本田圭佑氏が
「人が経験したことのないぐらいの谷を経験した人間だけ高い山に登れる」
「こんな苦しいことお前ら経験したことないだろ、と」
「これはすごいラッキー。みすみすこの時期を逃してはいけない」
「正面衝突していかないと大きな次の栄光を手にできない」
という発言を知ったときに、

この発言は同じサッカー選手に向かって言っているんだな、と感じました。競争の激しいサッカー業界。常に他者を意識して自分を作り上げていくメンタル故の発言だ、と。

それと同時に、上に記したある人の発言を思い出し、
あれは世の中の人全員と比較した自分の苦労話をしていたよね、と確信したのでした。

人と比較せず、自分の哲学で進んでいく姿が理想的。
なかなか人間そうはいかず。
しかし言葉に出さないだけで随分印象は違います。


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