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事業スタイルの多様化

空中戦と地上戦


いつも読んで頂き、ありがとうございます。
今でも趣味でクライミングをしているのですが、外岩(本物の崖)
登りの後で、足が筋肉痛を起こすようになってきた事で自信が
付いてきたとらよしです。おはようございます。
#今までは腕と肩がパンパンになってたのよ
#腕だけでなく足も使えるようになってきた証拠

今回は、地上戦とか空中戦といった用語が頻繁に出てくるように
なってきたけど実際どっちがいいの?といった事を
掘り下げてみたいと思います。


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて行っております。

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地上戦


では改めて「地上戦」とはどういった内容の事を言っているのか
紐解いてみましょう。こちらは地域密着型で遠くても隣県とか
同じエリアで括られた地域のお客さんを対象にしたリアル箱型事業
の事を指しています。

業種に関係なく実店舗を構える体系であり、基本体に
オフライン対応がメインになります。
#場所の希少価値もここから生まれます

Pete LinforthによるPixabayからの画像


メリットとしては、地域に根差した活動がメインになりますので
リピーターが付きやすい事が挙げられますね。やはり時代がどこまで
進んでも「移動」に対する苦労は未だ健在で、そこまで遠出する
苦労なくサービスや商品にありつく事ができるのは消費者から
見ても事業者から見てもメリットでしょう。

デメリットとしては、どうしても新規顧客が見つかりにくい所に
あると思います。レストランであれジムであれ、ある程度地域の
ご新規さんが一度経験されると、どうしてもご新規さんは
減少傾向にあります。一部のリピーターを除いては
もっと若年層世代が大人になるまでは、ある程度の人数で止まるでしょう。

よって、そのジャンルに興味のなかったご新規さんの目に触れる
機会となるメディアへの露出(TVや雑誌やラジオ)というのは狙うべき
戦略になってきますし実際出演されれば効果は十分に見込めるでしょう。

このデメリットを解消する事が事業拡大に繋がるのですが
ここで勘違いしてしまいがちなのが
「売上を増やす為に新規顧客を増やす」
という考えで方向性を判断してしまう事です。

これは『規模の影響力』の記事でもお話しましたが、その規模のままで
お客さんだけが急増すると突然お店が回らなくなってしまいますので
「真っ先にお客さんだけ増えれば良い」
といった考え方はお勧めはできません。

では一体何のために「メディアに露出する」のか。

まず、事業を拡大させる為には「今までと同じ労力+α」ぐらいで
売上を向上させる事が大事になってきます。という事は、1日に捌く
顧客人数を増やすのではなく

「上位商品を選んでもらう為のチャンスを増やす」

為に多くのお客さんに来訪頂く事が、メディア戦略の主な目的となります。

つまり、地域密着とはいえハイクラスをターゲットにした高額設定は
必要で、こちらをチョイスしてもらう為に様々な戦略を仕掛ける事が
大きな戦果を挙げる事に繋がると思います。
#ライフルを散弾銃に変えるんじゃない


空中戦


では「空中戦」とはどういった内容の事業を指すのかですが、こちらは
インターネットを使った世界戦になります。

言語の壁がどうしても存在しますので日本で立ち上げた事業はどうしても
日本人がターゲットになりがちですが射程距離だけの話をしますと
「地球上」のどこであっても届きます。
#後は宗教や生活習慣の壁も多少影響してきますね

Helmut StirnweisによるPixabayからの画像


こちらのメリットは、とにかく「遠く・早く」ユーザーの手元に
商品・サービスが届く事。そして何よりユーザーが外出する必要が
ないというのが一番大きなメリットでしょう。

また内容によってはユーザーの好きなタイミングで商品サービスを
受け取る事ができる事もメリットとして挙げられます。

これは事業者にも同じメリットがあり
「データ」としての商材には消費期限自体がありませんので、時間軸を
商品に設定する必要がないのは大きな効果として挙げられるでしょう。

では逆にデメリットは何でしょう。こちらは得てして
「実物が見れない」事に尽きると思います。
ユーザーは「画面上」でしか商品・サービスの内容を見る事が
できませんので、やはり目の前に店員さんがいる時とは違って
買うまでにどうしても2の足を踏んでしまう事が多いです。

また、この「画面上でしか見れない」といった現象は、全く別の
問題も同時に生み出しています。それが『ユーザー情報の偏り』問題です。Googleがユーザーの興味を正確に分析し、適切な推奨品を勧める事で
テレビCMのように「一方的に情報をユーザーに与える」事が
少なくなりました。つまりネットユーザーは「自身の知らぬ間」に自分の
興味ある情報しか提供されないスマホを「便利だ」と思うように
なってしまっています。

これが「影響力のない」事業主が「見つからない」
といった問題を誘発している原因です。
空中戦を仕掛ける事業主の最大の問題は「宣伝・広告」になると思います。

顧客の心をどう掴むかも大事ですが何よりもこれだけ情報が偏った中で
「知らないモノ」の宣伝をどうやって届けるか。この辺りはSEO対策や
ハッシュタグの概念を駆使してどうにか弾数を増やすのが
常套手段になりますが、ここでも狙うメディアはTVやラジオで
「視聴者に一方的に情報を与えるメディア」
に露出する効果は計り知れません。

またこちらは世界対応の空中戦ですので、地域を限定する必要がなく
より多くの新規顧客の目に映る事を最優先させる事で「上位商品」の
販売を促進させる事が目的です。

また地上戦とは違い、空中戦は「自動化」が割と簡単にできる
世の中になってきましたので、新規の顧客がどれだけ増えても
「今までと労力」は変えずに拡大させる事が可能です。
これも事業主が得られる空中戦のメリットの1つです。



どちらが適しているか


では、アナタの事業はどちらに適しているのでしょうか。
これは一概に「どちらが正解」とは言えません。

ただ既に実店舗をお持ちの方や商売道具として「現物」を扱う
業種の方であっても、空中戦に進出する事は可能ですので
有利に働く方法を採用すれば良いかと思います。
#移動式紙芝居や読み聞かせ会などもその部類

(Joenomias) Menno de JongによるPixabayからの画像


物販系は今のご時世「運輸業界」が希少価値を見つけて値上げを
慣行していますので「輸送費」が一番バカにできないコストになります。

宣伝・広告によほど大きな影響を与える物でなければ
一番最初にカットしたいコストです。となると、最終的に
「情報」や「教育」等の無形商品サービスを扱うのであれば
空中戦でも可能で、有形商品サービスを扱う業種は地上戦でも
可能といったところになるかと思います。




今回はここまで。

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