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とら屋食堂のルーツがここに!

無事に開店1周年記念ミールスイベントの3日間が終了しました。
期間中、たくさんの方にお越しいただき、本当にたくさんたくさん召し上がっていただき、本当にありがとうございました。
また、お越しになれなかったものの、温かいメッセージもたくさん頂戴し、本当に感謝しております。

さて、今回のイベントに、「お久しぶり」のゲストがいらっしゃいました。

「この方がこの世にいらっしゃらなければ、きっと今のとら屋食堂はなかっただろう」という方は、本当に何人も存在します。

まず、何と言ってもケララの風オーナーシェフの沼尻さん。
そして、いっちばん最初にとらさんの南インド料理をフルコース食べてくださったT&Tペアのお二人、他にも、色々な方とのご縁が今につながっています。

それでも、この方とのご縁は特別なものです。

この方が主催する食事会、と言ってもただ食事をするだけではなく、とにかく参加者がそれぞれ何かお料理を作って、それをみんなで食べる会、という「食事会」なるものが活発に開催されていた時期があったのです。(というか、今もあちこちで開催されていますね)

そこに、たまたま居合わせたとらさん。
聞くところによると、「ケララチキンカレー」を作ったのだそうです。
あ、もちろん、この時点で彼は、本格的な南インド料理を食べたことはありません。
そこで、その主催者の方から「今度面白いイベントがあるから参加しませんか?」と声をかけられ、元来くいしんぼうのとらさんは喜んでついていったそうです。

それが、伝説にもなっている「100人ミールス」だったのだそうです。
当時、まだ商社マンだった沼尻さんを中心に、ミールスを作り、ひたすらに食べてもらうというイベントで、とらさんはそこで大盛り3回お代わりをしたそうです。

ある程度の年齢になり、インド料理を食べ過ぎた時の「胃のもたれ」を感じていたとらさんは、食べれば食べるほど胃が軽くなる(注:いやぁ、普通の人はそんなことはないと思います。いくら南インド料理でも食べればやっぱり胃は重い。。。)南インド料理に魅了され、沼尻さんの追っかけ&押し掛けアシスタントを買って出るようになります。

それからというもの、運転手、荷物持ち、米炊き当番などを続け、ついに自宅でも南インド料理を作るようになり、お友達に食べてもらっているうちに、なんだかお休みごとに南インド料理を作って食べていただくようになって、全国あちこちに行くようになって、そのうち脱サラして、食事会の間にフリーで仕事している、みたいな状態になってしまいました。

そして、なんやかんやで、今に至る訳です。

イベントに来てくださったそのかたは、ニコニコとビールを飲みつつ、美味しい、美味しいとミールスをたくさん召し上がってくださいました。

とらさんが「もし、あなたがいらっしゃらなければ、ここに僕はいなかったかもしれませんね」というと「いやいや、そんなこともないでしょう」とおっしゃっていましたが、いやいや、ほんとに「そういうこと」ですよ。

「もしも」を考え始めるとキリがないですが、この日ばかりは、この方の存在に大感謝の私共夫婦なのです。

多くのご縁に、心から感謝して、明日からまた新しい1年が始まります。

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