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ビーツのパチャディ

緊急事態宣言を受け、とら屋食堂はお休み期間に入りました。せっかくの空き時間なので、少しずつnoteを更新していこうと思います。

まずは、「日替わりの野菜料理」の中でも、登場頻度が高いメンバーのご紹介から(^^)

「ビーツのパチャディ」 ピンク色が印象的なこのおかず。緑のお皿にも映えますね。

このピンクの色はビーツに含まれる鉄分の色だそうです。

そういえば、赤い色を持つ野菜というとほうれん草。そうです、ほうれん草の根元が赤いのも鉄分です。ビーツとほうれん草は同じ「アカザ科」です。

肉や魚介類を食べる機会が少ない人にとって、鉄分などの栄養補給のためにも、ビーツは重要な食材です。インドで「食べる輸血」と呼ばれるところからも、大切に扱われていることがわかります。

ビーツといえば、ロシアのボルシチを思い浮かべる方も多いと思います。オーストラリアから来たお客様は「ビーツは生で食べるものなので、こんなお料理になるのは新鮮」とおっしゃっていました。

寒い国から暑い国まで、様々な気候下で育つビーツの強い生命力を丸ごといただく調理法が「ビーツのパチャディ」です。

パチャディとは、ヨーグルトサラダともいわれます。とら屋食堂でのパチャディは、ヨーグルトとココナッツにマスタードシードの風味が効いた仕上がりになっています。

結構マスタードの風味が勝っているので、辛子が苦手な方には敬遠されたりすることもあるのですが、意外にお子様方には好評です。

まだ2歳になったばかりのお嬢様もお母さんが食べる暇がないほど、お代わりをねだったり、3歳のお子さんは「どんなお料理が好き?」という質問に「ピンクのカレー!」と即答し、幼稚園の先生方をびっくりさせたとか。

豆乳グルトとの相性も良いメニューですので、もし遭遇された際には、過激な色彩に怯むことなく、楽しんでチャレンジしていただければと思います。パチャディひとつでも美味しいですが、他のおかずと混ぜる際にも、良い仕事するんですよ(^^)


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