ラッサム

「体調が悪い日はとらさんの顔を思い出す。」

こう始まる文章は、まだ間借りだった頃、dancyuさんのカレー特集にとら屋食堂を取り上げていただいた時の文章冒頭部分です。

この紹介文を書いてくださったのは、阿佐ヶ谷書院の島田真人さんです。島田さんといえば、伝説になったイベント「MEALS READY」の公式ガイドブックや、今好評発売中の「カレーにまつわるエトセトラ」などでも知られる方です。

島田さんの文章では、ラッサムをこう紹介しています。

「このミールスの真骨頂といえるのが、香ばしさ、爽やかさ、軽さが舌に残るラッサムだ。」

ここでは魔法瓶に入れて持って帰りたいと絶賛していただいていますが、実は「残され率」が最も高いのも、ラッサムなのです。

たしかに、酸っぱいのが苦手な方もいらっしゃるとは思うのですが、この好かれ嫌われの振り幅が大きいのは実に興味深いところです。

これまでラッサムを絶賛してくださった方の中には、特に素材にこだわりがある食のプロやスパイス料理に造詣が深い方が多いような気がします。

ということは、今は「苦手」と思っている方も、そのうち何かラッサムの魅力に気づいてくださるかもしれない、そしてそのきっかけが何か確認してみたい。そんな伸び代が大きなメニューともいえるのかもしれませんね(^^)


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