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子供の頃の好きを集める。その①いまさらながらガンダムUCとか

年のせいか子供の頃に好きだったモノにすがりたくなる時がある。最近は、新しいものを見てもあまり熱くなれずにいたのだけど、昔の自分が愛したものは、その限りでない…そう信じたいのです。

ガンダムについては熱心な方も沢山いるので、僕みたいなシロートが語るのは恥ずかしい事かもしれませんが、シロートなりのライトな見解を書いてみたいと思うのです。ガンダム知らない~って人への説明も書いてますんで、よければ読んでみてください。

ガンダムUC(ユニコーン)てお台場のアレだよね?

ガンダムUCは、ガンダムの本筋である宇宙歴(Universal Century)の話です。何十ものガンダム作品がありますが、初代から続いているのが宇宙歴です。そして、ガンダムUCのメインモビルスーツであるガンダムユニコーンは、お台場に飾ってあることでもお馴染みの機体であったりします。

そんなガンダムUC。まずは100秒で分かる動画が秀逸なので、それを見てもらえるとすぐ分かると思う(バンダイ公式)

動画面倒くさい!という人に説明すると、地球連邦を転覆する可能性のあるラプラスの箱をめぐって鍵たるユニコーンガンダムに乗った主人公バナージがジオン残党の姫ミネバに出会いフォーリンラブで、鍵に導かれあちこち転戦する中で敵と触れ合い絶対的な価値観は揺れ、彼らに横恋慕するボンボンが逆切れしてさぁ大変。ラプラスの箱は何?中から何が出てくるの?さてさてどうなることやら?!

と、そんな感じ。
若者がいたるところで意外と暴走してるけど、ちゃんと丁度良いところに落ち着くのが良い感じ(まわりの大人がちゃんとしてくれたからかな?)


ガンダムってどういう話だったっけ?

ガンダムUCについては先の動画でバッチリなんだけど、僕以上にガンダムの世界観に詳しくないのために補足。

ガンダムは簡単にいえば、地球連邦とジオン軍の戦い。
前者がガンダムとアムロ、後者がザクとシャア。
じゃあ、前者が正義かというと簡単には言えない。連邦は宇宙コロニーの自治を認めず植民地化し搾取していた。じゃあ、ガンダム側が悪なんじゃね?と思えば、ジオン川はコロニーを地球に落としたりと多くの民間人を犠牲にしたりもした。単なる二極分化じゃなくてそれぞれから別の一派が出てきたりして、憎しみもより複雑になっていく。
結局、憎しみの連鎖が尽きないわけで。お互いを否定し、お互いの正義のために生きてずっと対立を続けている・・・それって結果でないじゃん、いつまでも戦うじゃん?となるわけだけど、その1つの区切りがこのガンダムUCで描かれてる。

それは、連邦とジオンの戦いだけでない。地球の重力に縛られた人と、宇宙で生きる人たちとニュータイプの対立であり、思想の違い。
でも、古い体制が行き詰まっている時に、若い世代に善意をもって託す決断はいつの時代もいつの世界でも必要なことなんだと思う

ホント、いつまでも年寄りが中心の国ってお先まっ暗で、僕みたいに中年ですら自分たちの国に関われている感じがしないからね。ましてや、若い人にとって今のご時世、希望が無いのも良くわかる。

老人だけが希望を与えようとしてる世界になんか住みたくないんだがなぁ。


古参のガンダムファンの方々に敬意を表すと…

作品は賛否両論あるのは仕方ないと思います。
全員が満足できる作品なんかありようがない。ましてや富野御大でない人が描くガンダムなんて認めないという気持ちもあるんだろうなぁ…とは思う。

自分みたいなライトな層はその辺り分からないのだけど、あのミネバ様とバナージが精神的にイチャイチャしてる図は「これガンダムなの?」って思ってしまう。時代の流れかもしれないけどスピリチュアル感が強すぎるのも分かる。
けど、自分みたいなライトな層は勢いで見れちゃうんですよね。
「ライトな層がガンダムを腐らせるんだ…」
と、思われちゃうのかもしれないけど、そういう層もいないとガンダムを続けていけないのかもしれないなぁ…とも思う。そういう意味では、どんな作品でも多くの人がみるように展開していくのは哀しい現実なのかもしれませんね。難しいなぁ。


最後にガンダムUCの自分なりの感想

久々にみた宇宙歴は逆襲のシャア以来の僕ですが、ガンダムUCはちょっと極端だけど見てよかったと思える作品でした。

以下、個人的な感想。

・全体的にニュータイプの扱いが強くて精神論的な描き方が強いのは気になる。主人公がやけに悩む人なのは変わらず。

・ジオン軍の貴族ザビ家の頭首である姫君、ミネバ様が大きくなってる(Zの頃は、シャアに甘えるお嬢さんだったのに)。高圧的なミネバは萌える

・主人公バナージとミネバの相思相愛感に割り込もうとした連邦のボンボン(リディ少尉)が振られた腹いせに暴れてる。彼がいなければもっとシンプルな話で終わってた(という意味では必要な人)

・シャアもどきが話の中心にからんでくるが、シャアほどの魅力がなくて残念(声は一緒なのだけども)。恰好つけまくりだけど薄い。一方で若者が熱すぎる。バランスが極端。

・若者をみまもるオッサン連中が格好いい。時代を託す、委ねるために全力を尽くしてる。制作側の「ここらへん好きだろ?」という感じに思いっきり乗ってしまいますわ。

・強化人間のプル(ZおよびZZで登場)がプル12になってた。プルはいつの時代も哀しい存在なんだな…と。でも、今まで少女キャラだったプルが大人の女性になってた。でも、その裏にプルの顔が見えるので胸アツ。信じたものを信じ続ける彼女の強さが涙なしで見られない。

・過去のガンダムの戦いが今描きなおされててメチャクチャ萌える。ブライトやララアや過去のキャラが繋がれていくのが嬉しい

と、久々に適度にボリュームのある作品に触れて良かったなぁ…て思ってます。さて、これを今日の英語のレッスンで言えるかなぁ・・・て思ったけど、そもそもガンダムを日本語で説明するのも難しいんだよね。

↑一応、書いてみた。ガンダムも難しいが、英語はもっと難しかった。



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