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VR写真展のお知らせ
いつも記事を読んでくださっている皆さまへ
この度「VR写真展」に出展させていただくことになりました。写真展は東京・表参道の『WONDER PHOTO SHOP』さんにて開催されます。期間は2024年1月26日(金)~同年2月7日(水)の約2週間です。
VR PHOTO EXHIBITION
— Miwonderful (@miwonderful) January 11, 2024
A NEW WORLD WITH SIX VR PHOTOGRAPHERS
2024年1月26日(金)〜 2月7日(水)
FUJIFILM直営のプリントショップ
表参道にあるWONDERPHOTOSHOP📷
店内に併設されているギャラリースペースにて、6人のVR PHOTOGRAPHERによるVR PHOTOの写真展が開催されます😊… pic.twitter.com/oEjsLD3L0u
VR写真展とあるように、作品はいずれもVRゲーム内で撮影したもの。それを富士フイルムさんの技術力で「銀塩プリント」していただけるので、どんな仕上がりになるか楽しみです。
5名の出展者さんは、VR界隈でも有名なフォトグラファーさんばかり。それぞれが違ったテーマや手法によって「写真表現」をされていますから、きっと素晴らしい作品に出逢えると思います。
もちろん僕が撮影させていただいたワールド=仮想空間も、本当に美しい世界観なので、VRには馴染みのない方にも、見てもらえると嬉しいです。お時間がありましたら、ぜひお越しください。
とらお
さて、ここからは自分の「写真観」について、お話ししたいと思います。もっとも、写真観を語れる程の写真歴はありませんから、興味のある方だけ読んでいただければ。
写真との出逢い
僕が「写真を撮る楽しさ」を知ったのは『VRゲーム』でした。そこには現実ではあり得ないような美しい風景や、かわいさを詰め込んだアバターが存在します。そういうものを見ているうちに「この瞬間を写真に残したい」「みんなにも見て欲しい」という気持ちが、自然と湧き上がってきました。
写真をSNS等にアップすると、沢山の人に見てもらうことができます。ときには「いいね」をもらえることがあり、それが僕にとっての「楽しさ」にもつながっています。
ただ、それだけを目的にすると、表現が過激になったり、元々の世界観を壊しかねませんから。自分が「撮りたい」と感じたものや「自然な表現」を大切にしたいと思っています。
VRから現実へ
そうしてVR写真にのめり込んだわけですが、当然のように「現実でも」写真を撮りたくなりました。
先日、カメラを買いました。購入のきっかけはVR。ゲーム内できれいな景色、かわいいアバターを撮るのが楽しくて。物理現実(⇔仮想現実)でも「撮りたくなった」というわけ。欲求の逆輸入とでも呼べるでしょうか。
VRゴーグルを外し、カメラといっしょに出かける。ファインダー越しに映る世界は、美しいものでいっぱいでした。それはそうですよね。解像度の高さ=情報量の多さで考えたら、VRとは比べ物になりませんから。
カメラ買ってから、僕の生活は変わりました。おかずが一品減ったとか、そんな話は置いといて。カメラを持っていると「外に出たくなる」のです。いつもの道を歩くだけで「この花きれいだな」「今日の空いい色だな」と、写真へ収めたい気持ちに駆られます。
あらためて、きれいなものを探してみると、花も木も、鳥も虫もきれい。空も土も、光も影も、人も建物も。きれいだ。そうして思い知るわけです。この世界はなんて美しいのだろうと。
ただ現実ならではの難しさもあって。例えば天気。カメラを買ってから、僕はくもりが嫌いになりました。やはり光の問題なのでしょうか、どうにも撮った写真がパッとしなくて(逆に、雨の日は好きです。水滴を撮ったり、水たまりを撮るもの楽しい)
その点VRなら天気は変わりませんし、天候や光量、色味まで変更できるワールドも存在します。そこがVRの便利なところであり、もしかすると、ちょっと面白みに欠けるところ、なのかもしれません。
お勉強しないでよ
ひとつ大事にしていることがあって。それは「勉強をしない」ことです。なんて、偉そうに言える話ではないのですが。本を読むとか、講習を受けるといった、積極的な写真の勉強はしていません。
その理由は「写真がつまらなくなる」から。構図の基礎だとか、撮り方のルールがあるのはわかります。どんな分野でも基本は大事ですよね。ただ、そういうものに囚われてしまうと、僕はどうにもやりずらくて、しまいには撮ること自体が、無味乾燥な作業になってしまう。これまでの人生経験上、そんな風に考えているのです。
もちろん、専門用語や、機材の仕組みなんかは、必要に応じて調べます。また、ひとの写真を見ては、素敵だな、すごいなとも思います。「守破離」という考え方もありますから、まず模倣から始めるのも大事なのでしょう。
でもそんなことよりも、自分が撮りたいと思ったものを、撮りたいように撮りたい。好きに撮らせてくれ。そう思って撮っています。だからいつまで経っても上達しないのですが、それでも構わないと思っていて。僕はただ、心の赴くままに表現したい。それだけなのです(これは文章もそうです)
写真の楽しさとは
こんな向上心のない奴が、写真展に出展するなんて不届きな話ですよね。もちろん将来的に、行き詰まりを感じるようになったら、そのときは素直に勉強しようと思います。だからそれまでは、自分の好きなように撮りたい。
別の言い方をするなら、失敗や試行錯誤も含めた、過程まで楽しみたい。そう思っているわけです。こう撮らなきゃいけない、写真はこうあるべき、みたいなものは、僕にとっては楽しみを邪魔する、雑音でしかありません。
自分の好きなもの、心が動いたものを、好きなように撮れること。それが写真の楽しさ、その本質じゃないかなって思います。
撮影ワールド:The Sanctuary Forest /wata23 さん
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